2013年9月14日から16日まで開催された「太陽生命カップ2013 第4回全国中学生ラグビーフットボール大会」についてまとめました。

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【第1ブロック:中学校の部】

9/14 16:40KO中学校の部1回戦
高鍋町立高鍋西中学校(7) 対 茗溪学園中学校(15)

両チームとも初戦ということから動きが硬く、静かなゲームの入りとなった。ゲームが動いたのは、両チームがボールを動かし始めた9分過ぎ。茗溪中がフェイズを重ね、早いボール出しから右隅にトライ。この後流れをつかんだ茗溪中が、再三高鍋西中22m付近まで攻め込むが、高鍋西中も好タックルでトライを許さない。両チームのディフェンスが良く、引き締まった前半戦となった。

後半も茗溪中の早い出だしのディフェンスと高鍋西中の個の強さが、締まったゲームを作る。後半4分、茗溪中PKから高鍋西中がキックでゴール前へ。ラインアウトからFWが飛び込みトライ。茗溪中も直後のKOからすぐにトライを返す。

両チームとも展開を志向し、ボールを早く、大きく動かす、ジュニアらしい好ゲームとなった。茗溪中が鋭い出足のディフェンスで、高鍋西中のBKを自由に走らせなかったことが、ゲームを決めた。両チームとも反則の少ない、中学生らしい素晴らしい試合であった。

9/14 17:35KO 中学校の部1回戦
京都市立伏見中学校(38) 対 玉名市立玉名中学校(5)

夕暮れのナイター照明が、手入れの行きとどいた天然芝を青々と照らす、ケーズデンキスタジアムに於いて、赤のジャージ・伏見中、黒のジャージ・玉名中試合が、玉名中のキックオフにより開始。
前半5分・伏見中・敵陣10メートル付近でのオフサイド・反則をもらい、左オープンに展開しバックスが左隅にトライ・ゴール失敗(5点)。前半8分・伏見中・自軍20メートル付近のラインアウトからオープンに展開、バックスが約60メートルを走り切り、中央にトライ・ゴール成功(12点)。前半10分・伏見中・自軍20付近のモールよりオープンに展開デフェンスラインを突破し中央にトライ・ゴール成功(19点)。前半16分・伏見中・自軍10メートル付近のラックから持ち出しフォワードが繋ぎ中央にトライ・ゴール成功(26点)。前半終了・伏見中26点×玉名中0点。
後半・伏見中のキックオフにより開始。
後半5分・伏見中・敵陣20メートル付近のラックのボールを確保、スタンドオフのショーパントをウイングが取り左隅にトライ・ゴール成功(33点)。後半10分・玉名中・敵陣ゴール前10付近からオープンに展開、再度のラックから出たボールをブラインドに展開しトライ・ゴール不成功(5点)。後半14分・伏見中・敵陣ゴール前5メートルでペナルティーをもらい、ゴール前に押し込み、モールから出たボールを左ブラインドに展開しトライ・ゴール不成功(38点)。試合終了・伏見中38点×玉名中5点。
ラインの突破力・スピード及びスキルに勝る伏見中が終始優勢に試合を展開し、大差が付いたが、後半、玉名中も伏見中のゴール前へ攻め込みワントライを挙げ、なんとか九州代表の面目を保った。

9/14 17:55KO 中学校の部1回戦
大阪市立柴島中学校(45) 対 秋田市立秋田北中学校(7)

激しいタックルとフォワード、バックスの一体となった攻撃が持ち味である両チームの対戦は、柴島中学校のまさにフォワード、バックス一体となった攻撃による左中間への先制トライで幕を開けた。その後、両チームともグランドを大きく使った素早い攻撃でゲインライン突破を試みるものの、硬いディフェンスに阻まれ、一進一退の攻防が続いた。このまま前半終了かと思われた15分過ぎ、柴島中学校は相手ディフェンスの一瞬のほころびを見逃さず、中央にトライを決め、さらにひとつのトライを追加して19-0で前半を終えた。

後半に入り、秋田北中学校も果敢に反撃を試みるが、相手ゴール前でターンオーバーを許すなど、なかなかゴールラインを割ることができない。対する柴島中学校は、自陣からでも積極的にボールを回し、着実にトライを重ねた。終了間際に中央から抜け出し、パント攻撃でトライを決めて一矢報いた秋田北中学校であったが、45-7で柴島中学校が勝利を収めた。

9/14 17:55KO 中学校の部1回戦
天理中学校(29) 対 桐蔭学園中学校(19)

前年度の優勝チームの天理と今年度の関東大会優勝チームの桐蔭学園が対戦。天理ボールのキックオフで試合開始。序盤から天理ペースで試合が進み、13分程の間に3トライを挙げ17-0とリード。天理のポイントへの集散の速さや、BKのランニングスキルの高さが目立つ。15分に桐蔭が1トライを返し、ゴールも決まり17-7。天理の早い動きに桐蔭が対応し始め、流れを引き寄せられるかと思われたが、前半終了間際に天理が1トライを追加し22-7で前半終了。

後半に入り、桐蔭がペースをつかみ自陣からボールをつないで前進するが、天理のタックルやラックへの働きかけなどでトライに至らずウォーターブレイク。残り時間が10分を切ったところで桐蔭の攻撃がつながり、6番がトライを挙げ5点を返す。その後両チームともに1トライずつ加え、29-19で試合終了。中学生の全国大会にふさわしいハイレベルな試合だった。試合全体としては、天理が攻守にわたって強さと巧みさを発揮し、桐蔭の強みを封じた。桐蔭は後半はリードしたが、前半のビハインドが響いた。

9/15 9:00KO 中学校の部敗者戦
高鍋町立高鍋西中学校(17) 対 玉名市立玉名中学校(26)

九州予選決勝と同じ顔合わせとなったこの対戦、リベンジに燃える玉名中が開始早々に先制した。勢いにのった玉名中は、鋭い出足のディフェンスからテンポ良くボールを動かし、トライを重ねた。高鍋西中も玉名中ゴール前ラインアウトからバックスに展開しトライを返すが、接点の攻防で玉名の激しさが上回り、波に乗れず前半を終了した。

後半は、高鍋西中が本来の動きを取り戻し徐々にボールを支配するが、玉名中の粘り強いディフェンスになかなかゲインすることができない。対する玉名中も、前に出だした高鍋西中のディフェンスにペースをつかめず、一進一退の攻防が続いた。終盤に高鍋西中が2トライを返すが、そこでノーサイド。玉名中の気持ちが前面に出たプレイが勝利を呼び込んだ好ゲームであった。

9/15 9:00KO 中学校の部敗者戦
秋田市立秋田北中学校(7) 対 桐蔭学園中学校(65)

台風が接近しているものの、雨が上がった状態の中、桐蔭ボールのキックオフで試合開始。試合開始後から桐蔭の攻撃がつながり、10程の間に4トライを挙げ24-0とリードした。秋田北も良いタックルをするが、桐蔭のサポートが早くて厚いため、勢いを止めることが難しい。その後も桐蔭は3トライを加え、前半を43-0で終えた。後半に入り、秋田北は粘り強いディフェンスを見せるが、桐蔭は2トライを取り、53-0とリードを広げる。その後雨が降り始め、ボールが滑りやすくなるが、両チームともボールを良く動かしていく。秋田北が自陣から展開し大きくゲインする場面が再三見られるようになったが、桐蔭のカバーディフェンスに阻まれ、なかなか得点することができない。残り時間が少なくなったところで秋田北の攻撃が実を結び9番がトライを挙げ、ゴールも決まり7点を返す。しかし、終了間際に桐蔭がトライを取ったところでノーサイド。65-7で桐蔭が東日本対決を制した。両チームとも果敢に攻めていたが、桐蔭の分厚い攻めを止めるのは容易ではなかった。

9/15 9:55KO 中学校の部準決勝
大阪市立柴島中学校(5) 対 天理中学校(19)

雷のため45分遅れの試合開始となり、両チームコンディションの調整がうまくいかないままのキックオフとなった。前半、あらゆるプレーにおいて天理の個々の体幹の強さが感じられた。まず柴島陣内で天理がペナルティを得るとスクラムを選択、ハーフからセンターへつなぎ、そのまま大きく相手を抜き去り先制トライ。
柴島は天理の固いディフェンスの中思うようにボールが出せず、連続したアタックをさせてもらえない。また天理は再三ラックからターンオーバーで反撃し、天理ペースの試合が続く。天理は柴島陣内でハーフ団のパスミスで後退するも、相手のすきまを抜き去って2本目のトライ、ゴールが決まり柴島を突き放した。

後半になって柴島もようやくラックから連続した攻撃ができるようになり、再度も差し込めるようになるが、天理の圧力の中テンポが生まれない。ようやくスクラムから転開を繰り返し、隅にトライを返すがゴール不成立。その後天理が柴島陣で得たペナルティで再びスクラムを選択、スクラムハーフが持ち出しそのままダメ押しのトライ。柴島も天理陣内ラインアウトモールで反撃の糸口をつかみたいところではあったが、押し切れずノーサイド。

柴島の持ち味はFWとBKが一体となり、テンポ良くボールを動かし、グランドを幅いっぱい使うこと。だが天理の強力なディフェンスの前にそれを崩すことはできなかった。

9/15 12:30KO 中学校の部準決勝
茗溪学園中学校(22) 対 京都市立伏見中学校(19)

一時は激しく降っていた雨も上り、青空が除く蒸し暑いコンディションのもと、伏見中学校のキックオフで試合が開始された。前半は、得意のランニングラグビーで茗溪学園中学校が再三敵陣に攻め込むも、ハンドリングミスやペナルティでチャンスをつぶす場面が多く見られた。このまま両チーム無得点でハーフタイムに入るかと思われた前半15分、ショートパントでゴール前に転がしたボールをバックスが拾い、そのままインゴールに飛び込んで茗溪学園中学校が先制トライを挙げた。さらに前半終了間際にも、バックスでパスをつないだ茗溪学園中学校が1トライを追加して、10対0で前半を終えた。

再度が変わった後半2分、相手のミスキックをキャッチした伏見中学校のバックスが約50mを走り切り、中央にトライ。ゴールも決まって3点差に迫ると、6分には相手ゴール前のペナルティから素早いリスタートでそのままトライを決め逆転に成功した。その後両チームとも1トライずつを挙げ、伏見中学校がそのまま逃げ切るかと思われた後半19分、茗溪学園中学校が中央付近から大きく展開し、右隅に劇的な逆転トライを決め、勝利を収めた。

 

太陽生命カップ2013 第4回全国中学生ラグビーフットボール大会
高鍋町立高鍋西中学校 対 茗溪学園中学校

 

太陽生命カップ2013 第4回全国中学生ラグビーフットボール大会
京都市立伏見中学校 対 玉名市立玉名中学校

 

太陽生命カップ2013 第4回全国中学生ラグビーフットボール大会
大阪市立柴島中学校 対 天理中学校

 

太陽生命カップ2013 第4回全国中学生ラグビーフットボール大会
茗溪学園中学校 対 京都市立伏見中学校
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【第2ブロック:ラグビースクールの部】

9/14 16:40KO ラグビースクールの部1回戦
芦屋ラグビースクール(33) 対 世田谷区ラグビースクール(26)

開会式直後のゲームとあって、両チームともやや緊張が見られる中、芦屋RSのキックオフでゲームが開始された。前半2分、芦屋RSは敵陣に入り、ラックから出たボールをSOが判断良くWTBにキックパス。これを上手くキャッチし左中間にトライ、ゴールも成功し幸先の良いスタートを切った。一方世田谷区RSは前半12分敵陣ゴール前から左へ展開、タックルを受けながらもしぶとく前進しそのままトライ、ゴールも成功し反撃を開始。しかし、展開力に勝る芦屋RSは着々と得点を重ね、前半を26-7で折り返した。
後半に入ると世田谷区RSは芦屋RSの甘くなったディフェンスをつき、序盤は一進一退を繰り返した。しかしゲームの主導権を握る芦屋RSは、世田谷区RSの追撃を振り切り33-26で逃げ切った。このゲームで勝利した芦屋RSは正確なパスとハンドリングの良さ、またバックスへの展開力にも優れ、よく鍛えられたチームという印象を受けた。

9/14 17:00KO ラグビースクールの部1回戦
伊丹ラグビースクール(21) 対 草ヶ江ヤングラガーズ(36)

薄暮の中、伊丹ラグビースクールのキックオフで始まったゲームは、開始早々、伊丹ラグビースクールが中央付近のスクラムからスタンドオフの絶妙なキックで攻め込み、右中間に鮮やかな先制トライを挙げた。対する草ヶ江ヤングラガーズは、落ち着いて敵陣でゲームを進め、前半10分に相手ゴール前ペナルティキックから左に展開し、左中間にトライを決め、ゴールも成功し同点に追いついた。その後もゲームの主導権を握った草ヶ江ヤングラガーズが2つのトライを重ね、17対7で前半を終えた。

後半に入っても、フォワードとバックスが一体となった攻撃で草ヶ江ヤングラガーズはゲームを優位に進め、着実にトライを重ねた。伊丹ラグビースクールもフォワードの体格を活かした力強い縦攻撃で2つのトライを奪ったが、点差を縮めることができず、36対21で草ヶ江ヤングラガーズが勝利を収めた。
両チームともパスワークの巧みさや接点の強さなど持ち味を存分に発揮した、見応えのあるゲームであった。

9/14 17:00KO ラグビースクールの部1回戦
田園ラグビースクール(31) 対 吹田ラグビースクール(12)

まだ明るいながらもナイター照明のついた中、田園RSのキックで試合がスタート。吹田RSは、キックオフレシーブでできた自陣22m付近のモールから、大きくBKに展開し10番がノーホイッスルトライ。ゴールも決まり7点先制。その後田園RSは相手陣ゴール前のスクラムから6番がサイドアタックし、反撃のトライを挙げ5点を返す。両チームとも初出場ながらも厳しい予選を勝ち抜いただけあり、堂々としたプレーが続く。田園RSはキックでエリアを確保してから、狭いスペースを有効に突き、パスをつなぐ。吹田RSは自陣深くからでもワイドに展開して、広いスペースを突きにいく。そのような試合展開の中、田園RSが2トライを挙げ、19-7と12点リードして前半終了。

後半戦開始後、吹田RSは1人少ない状況でも果敢に展開してトライ。5点を返して19-12と7点差に詰め寄る。しかしその後は田園RSが試合の主導権を握り、2トライを重ねて31-12とリードを広げる。残り時間10分程は一進一退の攻防が続くが、得点は入らずノーサイド。お互いのチームが、自分たちのラグビースタイルを貫き通した好ゲームとなった。

9/14 18:30KO ラグビースクールの部1回戦
高崎ラグビークラブ(17) 対 長崎ラグビースクール(22)

長崎ラグビースクール対高崎ラグビークラブの試合は両チームの実力が拮抗する激しい試合になった。試合開始早々の前半3分、高崎RCは敵陣25m付近のラックから左へ展開、BKがキックしたボールを長崎RSがファンブル。これを抑え左中間にトライ、高崎RCが幸先良いスタートを切った。その後高崎RCは6分にも相手のパスミスを上手くカバーし中央にトライ、12-0と差を広げた。一方長崎RSも前半15分と19分に立て続けに得点し、12-12のまま前半を終えた。後半に入り長崎RSはテンポの良い攻撃を見せ6分と13分にトライを奪い22-12と差を広げた。なかなか敵陣に入ることができない高崎RCも終了間際にゴール前のラックを連取、最後は左中間にトライ。その後も反撃をしたが惜しくもノーサイド、22-17で長崎RSが勝ちあがった。対戦した両チームはお互いにスキの無いしっかりとしたディフェンスとテンポの良い攻撃を見せる、良く似たチーム同士の戦いであったが、やや判断力に勝る長崎RSが勝利した。

9/15 9:00KO ラグビースクールの部敗者戦
吹田ラグビースクール(10) 対 高崎ラグビークラブ(7)

朝方の激しい雨のため、グランドの芝が水を多く含む悪コンディションでの試合となった。前半は天気は持ちこたえたが、後半から降り始め、終わるころには大雨となっていた。

前半、吹田がBK、FWを使いテンポ良くボールを動かして攻めるが、ハンドリングエラーなどで取り切れなかった。高崎陣内でライン裏にキックを使ったりもしたが、守り切られた。対する高崎は、自陣ではエリアを取るが、吹田の固いディフェンスに阻まれていた。終盤にスクラムサイドをオープン側に攻めて抜け出し、その後の転開で両チーム初めてのトライを生む。

後半、高崎がキックを使って吹田陣で試合を進め、主導権をにぎっていたが取り切れず。対する吹田は自陣からもBKへ転開して応戦、センターからのキックで一気に高崎陣に入る。その後のスクラムからの転開でトライを返すが、ゴールは成らず。

その後雨が激しくなったが、吹田の勢いが続き、ラックサイドを突いた吹田が逆転のトライ。高崎もディフェンスから吹田のこぼしたボールをドリブル、大きく吹田陣に入るが、そのラックでPKを取られチャンスを摘み、ノーサイド。吹田は前半からのテンポ良いアタックが後半には実った。高崎は後半初めに追加点が取れず、反則数も多く、悔いの残るゲームになったのではと思われる。

9/15 11:45KO ラグビースクールの部敗者戦
世田谷区ラグビースクール(25) 対 伊丹ラグビースクール(17)

ゲーム直前までの大雨で、たっぷりと水を含んだグランド状態の中、世田谷区ラグビースクールのキックオフでゲームが始まった。序盤はお互いに厳しいディフェンスで相手の攻撃をしのぎ、一進一退の攻防が続いた。均衡を破ったのは伊丹ラグビースクール。前半9分、敵陣ゴール前のラックからフォワードで押し込み、左中間にトライを挙げた。一方の世田谷区ラグビースクールは、14分に敵陣ゴール前スクラムから右に展開し、1トライを返した。さらに、17分、世田谷区ラグビースクールが連続攻撃でボールをつなぎ逆転のトライ。前半終了間際にゴール正面のペナルティゴールを決め、8点をリードしてハーフタイムを迎えた。

後半は、世田谷区ラグビースクールが7分にトライを挙げて突き放すかに見えたが、伊丹ラグビースクールもトライを返し、追いすがる展開となった。その後、両チームとも1トライずつを重ねたが、世田谷区ラグビースクールが前半のリードを守り切り、25対17でノーサイドとなった。

9/15 9:55KO ラグビースクールの部準決勝
芦屋ラグビースクール(19) 対 草ヶ江ヤングラガーズ(12)

台風接近の影響による生憎のグランドコンディションの中、芦屋RSのキックオフで試合は開始された。この対戦は前評判の高いチーム同士の試合とあって互いに一歩も譲れない好ゲームが期待された。まず先手を取ったのは芦屋RSで、前半6分と9分にトライを奪い、幸先良いスタートを切った。しかし草ヶ江YRも19分にトライ、5点を返し12-5で前半を終えた。

後半4分、草ヶ江YRは敵陣深くまで攻め込み、ラックから上手くボールを持ち込みトライ、ゴールも成功しついに同点とした。しかし直後の後半7分、芦屋RSは中央付近のスクラムからバックスラインの中央を突破、約40m走り中央にトライ。ゴールも成功し19-12と再びリードした。草ヶ江YRも再三ボールを獲得する場面もあったが、芦屋RSの早い出足と激しいタックルにより、なかなかチャンスを広げることができないままノーサイドの笛が鳴った。勝利した芦屋RSは、いかなる場面においても、終始ファイトを怠ることのないプレーや中学生らしいキビキビした動きが印象的であった。

9/15 9:55KO ラグビースクールの部準決勝
田園ラグビースクール(12) 対 長崎ラグビースクール(24)

 台風18号の本土上陸・関東地方襲来を控え、時折激しい雨と突風の吹く水戸市ツインフィールドナイターに於いて、紺・白縞のジャージ・田園RS、黄色のジャージ・長崎RSの試合が、田園RSのキックオフにより開始。

前半1分・長崎RS・敵陣ゴール5メートル付近でのオフサイド・反則をもらい、中央に持ち込みトライ・ゴール成功(7点)。前半8分・長崎RS・敵陣ゴール前右サイド5メートル付近のスクラムから展開、バックスが右隅にトライ・ゴール不成功(12点)。前半13分・田園RS・敵陣ゴール前10メートル付近でのオフサイド・反則をもらい、そのまま持ち込み中央にトライ・ゴール成功(7点)。前半19分・長崎RS・中央付近からのタッチを、田園RSがクイックスローイン、長崎RS・敵陣ゴール前10メートル付近のラックからオープンに展開し、右隅にトライ・ゴール不成功(19点)。前半終了・長崎RS19点×田園RS7点。
後半・長崎RSのキックオフにより開始。
後半10分・田園RS・中央付近よりスクラム、オープンに展開しバックスが右隅にトライ・ゴール不成功(12点)。後半17分・長崎RS・中央付近でオーバーザトップの反則をもらい、オープンに回し左隅にトライ・ゴール不成功(24点)。試合終了・長崎RS24点×田園RS12点。
激しい雨の降る中、両チーム共に果敢にライン攻撃をしかけ突破を試みるも、素晴らしいタックルで阻止される等、拮抗した試合展開となり・好試合が展開され、点差程離れた試合展開には観えなかった。

 

太陽生命カップ2013 第4回全国中学生ラグビーフットボール大会
芦屋ラグビースクール 対 世田谷区ラグビースクール

 

太陽生命カップ2013 第4回全国中学生ラグビーフットボール大会
高崎ラグビークラブ 対 長崎ラグビースクール

 

太陽生命カップ2013 第4回全国中学生ラグビーフットボール大会
吹田ラグビースクール 対 高崎ラグビークラブ
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