日本代表、アイルランド代表と19日に最終戦

日本代表が強豪アイルランド代表に挑む国際親善ラグビー「リポビタンDチャレンジ2005」最終戦が、19日午後2時から、東京・秩父宮ラグビー場で行われる。第1戦ではノートライの12-44で完敗した日本だが、課題を修復してどこまで食い下がるか。タイトル通りチャレンジ精神にあふれた積極的な試合運びを期待したい。

アイルランドは基本に忠実だった。第1戦はベテランSOハンフリーズ主将を中心に手堅い攻め。スクラム、ラインアウトなどセットプレーで日本に圧力をかけると、速い球出しからハーフ団が好リード。一瞬のスキをついてバックスが快走し、計4トライを奪った。後半は暑さのせいかスタミナ切れでミスも相次いだが、日本にゴールを割らせなかった。

この世界の壁をどう突き破るか。日本はバックス陣を経験豊富なベテラン勢で固めた。ハーフ団を組む37歳SH村田(ヤマハ発動機ジュビロ)と、32歳SO廣瀬(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)の判断力も試合のカギを握る。アイルランドは第1戦に続いて、スクラムなどで圧力をかけ、そつなく着実に得点を狙うだろう。最終戦も劣勢が予想されるなか、日本は数少ないチャンスで大畑(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)、小野澤(サントリーサンゴリアス)らの決定力を生かせるか。