7月19日(火)、日本協会で行われた理事会において、(財)日本ラグビーフットボール協会 強化新体制について、下記のとおり決定いたしました。

世界8強進出対策会議において、現在の強化方針を継続させることを前提に理事会に以下の答申がなされました。これを受け、理事会で決定いたしました。

【萩本光威監督の評価について】
初期目標のすべてを達成することはできなかったが、ランキング上位国からの勝利及びランキングを22位から16位に上げた点は大いに評価できる。引き続き監督の候補者の1人としてノミネートしていたが、本人より次期ワールドカップも考慮し、今後につなげるため、一区切りつけたいとの申し出があった。これを受け、世界8強進出対策会議は最終的に以下の答申といたしました。
また、今後は、新体制への万全な引継ぎを行う期間を設けるとともに、ユースの強化に尽力をすることを同氏にお願いしました。

■代表チーム事業部


常務理事
浜本剛志(日本協会理事)

ヘッドコーチ
ジャンピエール・エリサルド/Jean-Pierre Elissalde

【プロフィール】1953年12月31日生(51歳)

競技歴) フランス代表(CAP5)、フレンチバーバリアンズキャプテン(1982)
スタッド・ロシェレ(フランス1部リーグ1973-77、1980-89)
アビオン・バイオンヌ(フランス1部リーグ1978-79)
指導実績) フランスB代表コーチ(1988)
スタッド・ロシェルヘッドコーチ(1995-2003)
ASベジエヘッドコーチ(フランス1部リーグ2003-2005)
日本代表チームテクニカルアドバイザー(2005.4~6)
指導資格及び講師実績) コーチ資格:フランス協会コーチ養成コース講師
シャロント・ポワトゥー地区協会コーチ養成コース講師(1990-95)

アドバイザー:ピエール・ヴィルプルー(現IRBヨーロッパ地域ディレクター)

 

【プロフィール】1943年7月5日生

競技歴) フランスリーグのスタット・トゥルージャンにてプレー

代表キャップ37、ポジションFB

1971年には世界選抜に選出される

指導実績) 1981年からフランスリーグ、イタリアリーグでコーチ・監督を歴任。
1999年フランス代表コーチ、準決勝にて優勝候補筆のNZを破り、準優勝を果たす。

前フランスラグビー協会テクニカルディレクター

ビルプルー氏には、彼の私的な時間の中で、ボランティアとして、ジャンピエール・エリサルド氏及び日本協会に対しテクニカル面のアドバイスをいただく予定です。

 

※GMにつきましては、現段階では本人及び所属先に打診中のため、正式決定次第改めてお知らせいたします。

※その他、スタッフ等につきましては、浜本常務理事、GM、ヘッドコーチ三者で今後検討して、人選を進めます。

◎真下昇副会長・専務理事

「萩本氏に大変ご苦労様でしたと慰労と感謝を申し上げたい。本人からの申し出もあり、今後は彼の持っているノウハウを若手の指導に注入してもらいたい。将来のスコッド育成に彼の手腕に大いに期待している。

エリサルド氏については、春シーズンの指導力をみて最適な人材であると判断した。経験豊な指導力に多くを期待したい。」
◎浜本剛志 常務理事代表チーム事業部担当

「新しい体制でファンの皆様の期待に答えられるよう、努力いたします。

新ヘッドコーチについては、ラグビーのオープン化以降の世界の流れを受け、選出にあたっては、外国人であるとか日本人であるとかの問題ではなく、またどこの国流のラグビーという国で規定するのではなく、プロフェッショナルとしてその人のノウハウで評価する必要があると考えている。萩本ジャパンの良いところを継続し、日本ラグビーの新境地を開拓するためには最適の人材である」

◎ジャンピエール・エリサルド ヘッドコーチ

「3ヶ月間、日本代表チームに係わってきました。そのため、ある程度は日本ラグビーについて理解しているつもりです。その経験、及びこれまで自分がフランスにおいて積み重ねた経験を踏まえ、日本独自のラグビーを構築したいと考えます」

◎ピエール・ヴィルプルー アドバイザー

「ジャンピエール・エリサルド氏を日本代表チームヘッドコーチとして招聘されたことは、大変よい選択だと思われます。私も彼及び日本代表を支援していきます」