ISUZU Premiership Challenge GTF CUP 2005

◎ニューカッスル・ファルコンズ
○ROB ANDREW ディレクター・オブ・ラグビー

「プレシーズンマッチ第1戦に勝つことができ、満足しています。今日は立ってつなぐラグビーを心がけました。速くつないでいくラグビーは、この試合のためだけでなく、プレミアシップを通じて今シーズンも続けていきます。NECの攻撃も素晴らしかったのですが、こちらのディフェンスもよくそろっていたので、相手のSOがドロップゴールを狙うという選択しかなかったのだと捉えています。NECの選手では7番と15番の選手に苦しめられました。
この後は、火曜日にトヨタと試合、水曜日に帰国し、日曜日に試合をするという確かにフィジカル的には厳しいスケジュールですが、選手には良い経験になると思います。日本では、施設も練習場も申し分なく、ファンタスティックで良い待遇を受けています。選手たちも皇居見学、ショッピング、相撲の朝稽古への参加など日本での滞在を満喫しています。
ジョニー・ウィルキンソン選手の盲腸による欠場については、彼のプレーを日本の皆様に見せるのがこの遠征の大きな目的でしたので、非常に残念ですし、多くのファンが失望していることと思います。それ以上に彼自身も失望しています。ぜひ、もう一度、来年、彼のプレーをお見せしたいと願っています」

○COLIN CHARVIS キャプテン
「ここ(記者会見場)に来る前にロッカーに寄って来ましたが、キャプテンとしてフィフティーン全員がハッピーなプレーができたことに満足しています。スピーディーでタフなゲームができました。確かに暑かったですが、それを言い訳にせずやり抜こうと選手を鼓舞しました。
イギリス、ヨーロッパのチームはなかなか日本に遠征する機会がありませんが、帰ったらスムースな日本の待遇を伝え、遠征を勧めたいと思います」

◎NECグリーンロケッツ
○高岩映善ヘッドコーチ

「めったに経験できない試合をさせていただき、関係の皆様に感謝しています。結果は非常に残念でしたが、選手にとっては良い経験でいろいろな意味でプラスになったと思います。我々がやろうとしていたのは、相手より低く、走り勝つということでしたが、ファルコンズの厳しいプレッシャーに何もできずに終わったという感じです。前半はかなり精度の高いディフェンスができたと思いますが、継続やほんのちょっとしたミスをなくすことが課題です。アタックもセットプレーの精度をもっと上げる必要があります。
トップリーグ開幕まであと1ヶ月、決して充分ではない部分が明らかになりましたので、しっかり反省して備えたいと思います。(トヨタには)チャンスはあると思います。うちは後半完全に切れて自滅しましたが、チームワークとプレーの精度を上げてチャンスをつかんでほしいと思います」

○浅野良太キャプテン
「この試合を企画していただいた関係の皆様、ファルコンズの選手に感謝しています。単独チームとして海外のクラブと試合できたのは良い経験となりました。
ただ、低く、速くというゲームプランだったのですが、相手のプレッシャーの前に自分たちのリズムを作り出すことができず、チャンスを自分たちでつぶしてしまったかなと思います。春からこの試合をターゲットにしてきたので残念です。前半はFWで来るというのは予想通りで、ブレークダウン、チャンネル0のところを攻めてきました。もう少し良いファイトをして少しでも球出しを遅らせることができれば良かったのですが。
一人目がボールをつながれるとどうしても弱く、一度オフロードパスをつながれると追いつけなくなってしまいます。また、ファルコンズは反則ぎりぎりのところ、ブレークダウンになる前のレッドゾーンの意識が一人一人非常に高かったと思います。ラインアウトでは、早くセット、早く投げることが肝心でしたが、やや遅れたことと、風の影響もあってフッカーとのタイミングが合いませんでした。後半途中からムーブや後ろからのオプションを入れて修正を図ったのですが。1ヵ月後トップリーグでこの反省を生かしていきたいと思います」