左から浜本剛志常務理事、エリサルド ヘッドコーチ、太田治ジェネラルマネージャー
左から浜本剛志常務理事、エリサルド ヘッドコーチ、太田治ジェネラルマネージャー

(財)日本ラグビーフットボール協会(会長:森 喜朗)は、ラグビー日本代表のヘッドコーチとして、ジャン・ピエール・エリサルド氏と契約を締結しました。

私共、日本ラグビーフットボール協会は、日本代表の強化を最重点事業として位置付け、より代表の強化活動に特化するため、「代表チーム事業部」を設立しました。
この代表チーム事業部は、マネジメント部門を統括するジェネラルマネージャー(以下=GM)と、グラウンドで実際に指揮をとるヘッドコーチを中心に、多岐に渡る代表チームの活動をよりスピーディに展開していく組織となります。この事業部のGMには、8月6日付けで太田治氏の就任が決定しております。そして、この程、ヘッドコーチとして9月15日付けでジャン・ピエール・エリサルド氏と契約しました。

ヘッドコーチについては、国内外問わず、日本独自のラグビースタイルを構築し、日本ラグビーを世界にアピールするために必要な指導力を持った人材を選考してまいりました。その中で、今春から日本代表チームに帯同し、『扉を開ける』という新たな発想をチームに浸透させ、日本ラグビーに新風を吹き込んだ。ジャン・ピエール・エリサルド氏が適切であると判断し今回の就任となりました。
エリサルド ヘッドコーチは就任にあたり、日本代表のチームスローガンを「Adaptabilite―適応―」と定めました。このスローガンには、

  1. 状況分析
  2. 判断
  3. 行動

という3つの要素を瞬時に行うという意味が含まれています。この春から日本代表が取り組んできたものをさらに深く掘り下げ、ゲーム中に起こるさまざまな状況に応じ、選手がいかなるプレーにも適応できるチームとなり、さらにパスや有効なキックを使いグラウンドすべての部分を使えるようなラグビースタイルを構築していきます。

代表チーム事業部のターゲットは、まずは2007年のワールドカップ州条件を獲得。そして、本大会での2勝を目指します。さらには、世界ランキングにおいては10位以内を目標に、サポーターに夢と感動を与えることができるチームをつくります。
世界を相手に勝利を追及する日本代表の姿を通して、日本ラグビーを世界にアピールし、日本ラグビーの素晴らしさを発信していきたいと思っています。また、日本代表はもちろんのこと、ラグビーというスポーツが広く認知され、さらに多くのファンの方々にご覧いただけますよう、一層の努力と研鑚を重ねていく所存です。

写真は、9月16日に開かれた、就任記者会見から。代表チーム事業部スタッフ(11月5日スペイン戦)も発表になりました。会見の要旨については、追って掲載いたします。