リポビタンD ソシエテジェネラル カンタベリー サントリー

●4月21日(土) 東京・秩父宮ラグビー場

韓国戦を翌日に控えた21日、日本代表は試合会場となる秩父宮ラグビー場で練習を行いました。
今日も、韓国戦メンバーとメンバー外の選手たちが分かれ2チームで動きました。キャプテンズランに先立ち、メンバー外の選手たちのトレーニングが行われました。スキルドリルや、ディフェンスドリルの後、チームランとフィットネスを交互に行う非常にタフなメニューを行いました。しかし、選手たちは積極的に取り組み、韓国戦メンバーを鼓舞するように、そして次戦の香港戦へのアピールのために全力で取り組んでくれました。集中力が途切れず、短い時間でしたが非常に良い練習となりました。

メンバー外の選手たちも積極的に体を動かす メディカルチームの献身的なサポートも大きな力になる
メンバー外の選手たちも積極的に体を動かす メディカルチームの献身的なサポートも大きな力になる

フィットネスを織り交ぜながらのチームラン しっかりとした姿勢を保つ
フィットネスを織り交ぜながらのチームラン しっかりとした姿勢を保つ

韓国戦に臨むキャプテンランでは、カーワンヘッドコーチ体制になってはじめての非公開トレーニングとなりました。これは、戦術面と選手を集中させるための環境面を考慮してのものでした。それに応えるべく、選手たちはウォーミングアップから試合さながらの緊張感をもって最終練習を行いました。ディフェンスドリルでは、出足の早いディフェンスが、チームとしてのコミュニケーションも取れ、精度が高くなってきています。必ずやDFの出足が早いといわれる韓国代表を上回る世界を見据えたディフェンスをしてくれるでしょう。

最後のキャプテンズランでは、キャプテンを務める箕内選手がチームをリード。「短い時間だから集中して100%でやろう」と声を掛けてスタート。キックオフからラインアウト、スクラム等のセットプレーやラックシチュエーションからのリスタートなどを確認。FWのコミュニケーション、BKの連携も問題なく、しっかりとしたトレーニングができ、明日の韓国戦をいい形で迎えられる前日練習となりました。
練習後も、キックやラインアウトをあわせるなど、万全の状態で試合に臨むべく準備に余念がありません。

サポーターの皆さん、22日は秩父宮を真っ赤に染めて、共に戦いましょう。カーワンHCの初陣、そしてワールドカップへのスタートとなる試合をぜひ、スタジアムで御覧ください。応援をよろしくお願いいたします。

◎カーワン ヘッドコーチ
「私自身、少しナーバスになっていますが、楽しみにしています。今日の練習非公開については、戦術的な部分もそうですが、選手たちにとって試合前日は一番大切な日です。できるだけいい状態を作ってあげたいがために非公開としました。明日の韓国戦に向けては、選手たちに"オモイキッテ プレーシテクダサイ(日本語で)"と伝えました。
この2週間は頭も体もハードなトレーニングをしてきました。それに応えて選手たちは一生懸命取り組んでくれました。そして、この2日間はリーダー達に任せて練習を行いました。これを実践してくれた選手たちを誇りに思います。明日の試合では、我々が何をやってきたか、また、何が変わったかをわかってもらえると思います」

◎箕内キャプテン
「いよいよ始まるなという感じです。我々のラグビーをたくさんの人に見てもらいたいと思います。前回のW杯の前の年から日本代表に入って、W杯を経験してあれから4年たった。その中で多くの経験をしてきたのでそれを生かしていきたいと思います。日本らしいラグビーをできる楽しみがあります。チームとして集まって日にちが経っているので、雰囲気も非常にいいですし、選手同士のコミュニケーションも取れ、意思疎通はできています。練習でやっていることを試合で出せると思います。スコア面での目標は特にありませんが、11月よりも変わったと感じさせなければならないし、そうでないといけないと思います。11月は勝つことが目標でしたが、今はW杯に向けて日本がやるべきことをやらなければなりません。たくさんの新しいことに取り組んだこの2週間で頭も体も疲れていますが、"No Excuse"で勝たなければいけない相手だと思っています」

箕内キャプテンを中心にプレーをチェック 箕内キャプテンから初キャップのSH吉田選手へパスアウト
箕内キャプテンを中心にプレーをチェック 箕内キャプテンから初キャップのSH吉田選手へパスアウト

FB立川が好機をつくる ボールを自在に操るSOアレジ選手
FB立川が好機をつくる ボールを自在に操るSOアレジ選手

すばやい球捌きがBKラインのスピードを上げる 最後はキャプテンを中心とした円陣で前日の練習を締めくくる
すばやい球捌きがBKラインのスピードを上げる 最後はキャプテンを中心とした円陣で前日の練習を締めくくる

●4月20日(金) 千葉県・日本エアロビクスセンター

韓国戦直前合宿6日目。やっと晴天に恵まれました。ここ数日と打って変わって日差しが差し込み、立っているだけでも暖かく感じられる中での練習となりました。

千葉での合宿最終日の今日は、韓国戦のメンバーとメンバー外の2チームに分けてトレーニングを実施しました。まずはメンバー外の選手たちがグラウンドでトレーニングを実施。バーンコーチリードのディシジョンメーキング、キャッチングスキルから、スペースとアングルを意識したカットドリルを行い、ドゥーリーコーチのディフェンスドリルでディフェンスラインを確認。最後は、グラウンド全体を使ってアタックオプションをチェックして終了しました。選手のモチベーションも高く、次戦を意識した練習となりました。

その後はジムでウェイトトレーニングに取り組みました。

ディシジョンメーキングで視野を広くする カーワンHCが実際にプレーしながら選手たちに伝える
ディシジョンメーキングで視野を広くする カーワンHCが実際にプレーしながら選手たちに伝える

韓国戦のメンバーは、最初にジムでのウェイトトレーニングを実施。その後、グラウンドでのトレーニングとなりました。グラウンドでは、メンバー外選手たちと同様のトレーニングを行って最後に箕内キャプテン主導のチームランを実施。スタート前には、カーワンヘッドコーチから「韓国戦は思い切ってやりましょう。迷わず思い切って闘いましょう。ここからは箕内に任せます」とチームへ語りかけました。そうしてはじまったチームランは、張り詰めた緊張感の中、様々な場面でのアタックを確認しました。

メンバーを見れば、箕内キャプテンがまとめるFW陣はコミュニケーションも良く取れており、強固でシャープなスクラム・ラインアウトで効果的なボールが供給されます。初キャップとなるSH吉田、SOアレジのHB団は非常に効果的にオプションを選択していました。特にアレジ選手のキックの正確さは日本代表の大きな武器になります。ボールを動かせば、決定力あるWTB小野澤、ロアマヌが外側で待ち構え、最後尾にはFB立川が立ちはだかります。このメンバーが、カーワンヘッドコーチの初陣を、そしてW杯イヤーのスタートを勝利で飾るべく、韓国戦を戦います。

練習後もキックや、ラインアウトを時間ぎりぎりまで行いました。

そして、千葉でのキャンプを打ち上げ、午後東京に入りました。明日、試合会場となる秩父宮でキャプテンズランを行い、韓国戦を迎えます。

4月22日(日)は、秩父宮ラグビー場を真っ赤に染めてください。応援をよろしくお願いします。


◎カーワンヘッドコーチ

「この2週間で多くの情報を選手たちに与えましたが、それが元でグラウンドで心配してプレーしている所をみたくありません。チームとして思い切りやってほしい。練習してきたものを出してほしいですし、それを見たいと思います。(キックの練習を多くしてきましたが)キックでDFを崩すことを目的としています。それが試合の中でできればいいですね。ただし、やみくもに蹴るのではなく、しっかりと考え有効に使うことが大切です。試合ですのでミスは起きます。やらないよりはチャレンジしてミスをしたほうがいい。そういう意味でも、選手たちには思い切ってやってほしいと思います」

相手を引き付け走り込む バーンコーチのパススキルドリル
相手を引き付け走り込む バーンコーチのパススキルドリル

激しく前にでるディフェンスで仕留める 様々なアタックオプションを確認した
激しく前にでるディフェンスで仕留める 様々なアタックオプションを確認した

箕内キャプテンを中心にまとまったFW陣 キックを有効に使う
箕内キャプテンを中心にまとまったFW陣 キックを有効に使う

練習後には、メディアの皆さんにカーワンHCが指導
練習後には、メディアの皆さんにカーワンHCが指導

●4月19日(木) 千葉県・日本エアロビクスセンター

韓国戦直前合宿5日目。今日も雨が降ったかと思えば、時折、青空がのぞくなど不安定な天候の中での練習となりました。

練習前には全体ミーティングを行いアタックの新たなオプションを確認しました。

グラウンドでは、気温が低かったため、太田正則ストレングス・コンディショニングコーチが筋温をあげるラダー等を使用し入念に体を温めました。また、手つなぎ鬼や長縄とびなどユニークなメニューも取り入れられ楽しみながらアップを行いました。

その後は、新たな攻撃オプションを確認。オプションを遂行し、ディフェンスラインを突破することはもちろんですが、そこに判断が要求されます。もし、ディフェンスラインが対応してくるようであれば、逆目や自ら突破という判断があります。ディフェンスラインの動き、自分たちのオプションを総合的に判断してプレーをしなければなりません。これについては、カーワンヘッドコーチも判断が良いプレー、ディフェンスラインを見極めスペースを突くことができれば「良いプレー」として評価しています。逆に、ギャップがあったのにそこを攻めることができないときには、プレーヤー全員になぜそのオプションを選択したのかを問い、クリアにしていきます。選手たちは、プレーをしながら状況判断の能力が培われていきます。

続いて、2チームに分かれ、ラックとタックルのドリルを実施。ラックはカーワンヘッドコーチ、バーンコーチが担当し、4つのラックシチュエーションでの対応を行いました。よりコンパクトに低く・鋭く・激しく入り、ラックを制し、良いボールを供給できるようFW・BK関係なく行われました。

タックルドリルは、ドゥーリーアシスタントコーチが担当。強く激しくヒットすることを集中したドリルを実施。細かなステップから力強いタックルを随所に見せてくれました。

練習の最後は、15対15のアタック・ディフェンスを実施。短い時間ではありましたが、キックオフから制空権を争う激しさで、特にゴール前の攻防では、お互いの意地の張り合いで熱くなる場面もあるなど、世界と戦う日本代表に相応しい緊迫したセッションでした。

午前の練習後は、FW陣がラインアウトをチェック。より高い獲得率を目指して、細かな部分まで突き詰めました。

本日の午後は、オフ。面談などを実施しましたが、ゆっくりと体を休めたようです。

いよいよ明日は、韓国戦のメンバー発表です。そして、千葉での練習も最後となります。緒戦となる韓国戦に向け、臨戦態勢は整いました。しっかりと調整して東京に戻りたいと思います。

入念にストレッチ 細かなパスを正確に放る
入念にストレッチ 細かなパスを正確に放る

狭いスペースでしっかりボールをコントロールする 新たなオプションの確認
狭いスペースでしっかりボールをコントロールする 新たなオプションの確認

スペースがあれば自分で判断し仕掛ける 強い姿勢で体を当てる
スペースがあれば自分で判断し仕掛ける 強い姿勢で体を当てる

一糸乱れぬディフェンスライン ラックを制するために
一糸乱れぬディフェンスライン ラックを制するために

激しい攻防が行われた ディフェンスは思い切って前に出る
激しい攻防が行われた ディフェンスは思い切って前に出る

プレーのたびにカーワンヘッドコーチの指示が
プレーのたびにカーワンヘッドコーチの指示が

●4月18日(水) 千葉県・日本エアロビクスセンター

日本代表韓国戦直前合宿4日目。あいにくの天気でしたが、予定通り午前・午後と練習が行われました。

午前中は、FWとBKがウエイトとグラウンドを交互に使う形で練習が行われました。まずは、BKがウエイトを行いFWがグラウンドでラインアウトを実施しました。ウォーミングアップでは、BK同様バーンコーチのパスドリルを実施。パスの重要性を認識し更なるスキル向上を目指しました。ラインアウトでは、これまで実施してきたものをより正確で確実なものにするべくドリルに取り組みました。求められるのは“速さ”。セットの速さ、投げ入れるボールの速さなど様々な速さを追求していきます。昨夜、合流した青木選手も早速練習に合流。トップリーグで見せた正確なスローイングを見せてくれました。

その後、FWがウエイト。BKがグラウンド練習となりました。BKは、ディシジョンメーキングを実施。ディフェンスをいかに引き付け、スペースを攻めるかということを念頭に置き、ステップの踏み方や走り込む角度などに注意しながらのトレーニングとなりました。午前最後のドリルでは、アタック・ディフェンス形式となり、ゲームシチュエーションの中で感覚を養いました。

午後は、時折強い雨が降りましたが、ウォーミングアップから意欲的にトレーニングが行われました。ムーヴの確認では、3種類のムーヴを順に確認。より確実なものにすべくより細かな部分に掘り下げて実施しました。

その後、15対15のアタック・ディフェンスを実施。日本代表が目指す、スピード溢れるアタックと世界一上がりの早いディフェンスラインをゲームで起こりうる様々な局面で対応するために行われました。ディフェンスはタックルなしのタッチだったのですが、時折激しいプレーも見られ、緊張感の漂う気迫のこもったトレーニングとなりました。

練習後は、冷え切った体を温めるために施設内のスパ施設でアフターケアを実施し1日を終えました。

こちらでの練習も残すところ後2回。韓国戦を見据えしっかりと準備して行きたいと思います。

パンチをする要領でコンパクトにパス カーワンヘッドコーチとバーンコーチがスペースの作り方、攻め方について説明
パンチをする要領でコンパクトにパス カーワンヘッドコーチとバーンコーチがスペースの作り方、攻め方について説明

ディフェンスを引き付けスペースに走り込む スペースに走り込む
ディフェンスを引き付けスペースに走り込む スペースに走り込む

タックルドリルで体を温める 激しい攻防が繰り広げられた
タックルドリルで体を温める 激しい攻防が繰り広げられた

プレーの合間に箕内キャプテンを中心にコミュニケーションをとる ボールキャリアーを的確にサポート
プレーの合間に箕内キャプテンを中心にコミュニケーションをとる ボールキャリアーを的確にサポート

アタック・ディフェンスが入れ替わる激しい練習
アタック・ディフェンスが入れ替わる激しい練習


●4月17日(火) 千葉県・日本エアロビクスセンター

韓国戦に向けた日本代表合宿も3日目。今日は午前中のみの練習となりました。風が強く気温が低い上に雨が降ったり止んだりで非常に寒い中でのトレーニングになりました。

全体ミーティング、FWのスクラムミーティング後、練習をスタート。体を温めるために入念なストレッチを行いました。ウォーミングアップで、カーワンヘッドコーチのディシジョンメーキング、ドゥーリーアシスタントコーチのラインディフェンス、バーンスキルコーチのパススキル、廣瀬スキルコーチのキャッチングスキルの4つのドリルを実施。

キャッチングドリルを行うマキリ選手と大野選手 キック練習。写真はアレジ選手
キャッチングドリルを行うマキリ選手と大野選手 キック練習。写真はアレジ選手

1対1で姿勢を整える スクイーズコールで意思統一
1対1で姿勢を整える スクイーズコールで意思統一

その後、FW・BKユニットに分かれ、FWはスクラムを実施しました。スクラムは、永田FWコーチとトニー・フィルプコーチがセッションをリード。1対1で低く、力強い姿勢を作った後、スクラムマシーンを相手に、8人で組む実践的なものに移っていきました。8人でしっかり組み世界を押し込むためには、全員の意志統一が必要になります。組んでいく中でコミュニケーションが上手く取れていないときは、全員で円陣を組みスクイーズコールが揃うまで声を出し続けるなど、槍(スペアー)のように8人で組むことを意識して組み込みました。

BKはキックスキルとラインディフェンスドリルを実施。キックは、10m→15m→30m→50mと徐々に距離を伸ばしていきながら、より正確なキックを目指し行いました。しっかりと膝を伸ばし、どんな距離でもフォームを一定に保ちながら行うことが重要になります。キッキングゲームを支配するためにも正確なキックは非常に有効な手段となります。キックの練習は引き続き、取り入れていきます。

その後は、ラインディフェンスを行い、プレーの流れの中でのディフェンスシステムの確認をしました。

アタック側をカーワンヘッドコーチとバーンコーチが、ディフェンス側をドゥーリーコーチが担当し、それぞれに指示を与えながらのドリルとなりました。選手たちは、日本代表の目指す世界一早いディフェンスを吸収しようと貪欲な姿勢を見せています。一歩一歩着実に次のステージに進んでいます。

練習の最後には先週に引き続き、20分間フィットネスを実施。「Crazy6」と言われる6分間で3つの有酸素系・無酸素系のドリルを消化する非常に厳しい内容でしたが、選手たちは最初から100%で取り組んでくれました。

本日の練習はこれで終了しました。非常に寒い一日でしたが、選手たちの熱気がグラウンドに溢れました。明日は、午前・午後と練習を行います。

PS.

今日は、小野晃征選手の誕生日でした。なんと、20歳です。夕食時にチームからケーキが贈られ、お祝いしました。

力強いスクラムを組んだFW陣 アタックラインの指示を仰ぐBK陣
力強いスクラムを組んだFW陣 アタックラインの指示を仰ぐBK陣

激しい攻防もみられた 最後は、フィットネスで終了
激しい攻防もみられた 最後は、フィットネスで終了

ラグビーに大切な寝て・起きるを入れたメニュー 今日は小野選手の20歳の誕生日でした
ラグビーに大切な寝て・起きるを入れたメニュー 今日は小野選手の20歳の誕生日でした

●4月16日(月) 千葉県・日本エアロビクスセンター

韓国戦直前合宿2日目は、冷たい雨の降りしきる中、午前・午後と2回の練習が行われました。

午前中は、FW・BKに分かれ、グラウンドとウエイトを交互に実施し、グラウンドでは、FWはラインアウト、BKはパススキルを行いました。
FWのラインアウトでは、先週に引き続き、パワーポジションを中心にタックルダミーやラダーを使ったドリルから、実践的なところまでを実施。途中、ミスが続く場面もありましたが、カーワンヘッドコーチが全員を集め、「今何の練習をやっているのか、何のためにこの練習をしているのか、今は笑う時間じゃない。集中して練習をしよう」と語りかけ気を引き締めました。

BKのパススキルでは、マイケル・バーン インディビジュアルスキルコーチが中心となり、パスの放り方等を指導。今まで使ってきたパスとは異なる放り方ではありますが、筋肉の使い方やパスの軌道等より理想的な形であるため選手たちは積極的に取り組んでいました。

午前練習終了直前には、グラント・ドゥーリー アシスタントコーチが合流。これでスタッフが全員揃いました。

スローイングスキルも向上中 リハビリ中だった北川(智)選手は17日から合流
スローイングスキルも向上中 リハビリ中だった北川(智)選手は17日から合流

BKのパススキルトレーニング グラント・ドゥーリー アシスタントコーチが合流
BKのパススキルトレーニング グラント・ドゥーリー アシスタントコーチが合流

午後は、チーム全員グラウンドでトレーニングを開始。フォーカスはディフェンスでした。世界一上がりの早いディフェンスラインを作り上げることを目標にしています。まずは、昨年のワールドカップ予選でも実施したディフェンスシステムを導入段階として取り入れました。セッションはドゥーリーアシスタントコーチがリード。同氏の的確なコーチングに耳を傾け、セッションに取り組む選手たちの表情も非常に充実しています。最終的にはフルコンタクトのセッションとなりましたが、前に出る意識の非常に強いディフェンスラインが構築できつつあります。随所でアタックが困惑するくらいの激しいディフェンスが見られました。

練習終了後は、いつもの通り、疲労を軽減するためにプールセッションを実施し、一日のトレーニングメニューを終えました。

◎ジョン・カーワンヘッドコーチ

「韓国戦に向けていいスタートをきれた。(集中するよう促す場面もあったがという報道陣の質問に対し)今日は月曜日、皆さん月曜日はどんな気持ちですか?誰もが月曜日は好きではないでしょう。そう言う意味では、今日の練習でウェイクアップコールをした段階。まだまだ。今後、もっと高めていく」

◎グラント・ドゥーリー アシスタントコーチ

「日本代表のディフェンスシステムは必ず世界に通用する。まだまだ導入段階であるが、いいスタートを切ることができた」

PS.

本日は、ルーク・トンプソン選手と廣瀬佳司アシスタントコーチの誕生日でした。チーム全員でケーキを贈り、お祝いしました。トンプソン選手、廣瀬コーチおめでとうございます。

立ち位置や足の向きなどを意識する 相互のコミュニケーションを図る
立ち位置や足の向きなどを意識する 相互のコミュニケーションを図る

世界一上がりの早いディフェンスへ 激しい攻防が行われた
世界一上がりの早いディフェンスへ 激しい攻防が行われた

チームの意志統一を図り、世界を目指す 激しくコミットする
チームの意志統一を図り、世界を目指す 激しくコミットする

厳しいタックルも随所に見られた 練習後も個人練習を行う選手たち
厳しいタックルも随所に見られた 練習後も個人練習を行う選手たち

今日は、トンプソン選手と廣瀬コーチの誕生日
今日は、トンプソン選手と廣瀬コーチの誕生日

●4月15日(日) 千葉県・日本エアロビクスセンター

4月22日(日)に行われる「リポビタンDチャレンジ2007 アジア三カ国対抗兼第9回日韓定期戦 日本代表 vs 韓国代表」戦に向け、日本代表が15日、再集合しました。(13日までの合宿リポートはこちら

13日の解散後、中1日でしたが、選手たちはしっかりと休養しリラックスしてくれたようです。明日から、韓国戦へ向けまずは千葉でトレーニングを開始します。

カーワンヘッドコーチの初陣となる韓国戦、多くのファンの皆様の応援をよろしくお願いいたします。