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「IRBパシフィック・ネーションズカップ TOSHIBAジャパンラウンド 日本代表 vs サモア代表」

●6月23日(土) 東京

日本代表ジュニア・オールブラックス戦直前合宿7日目。ジュニア・オールブラックス戦を翌日に控え、日本代表は秩父宮で最後の練習を行いました。

2日間のリフレッシュ期間を経て、英気を養った日本代表は、ウォーミングアップから、非常に高い集中力を持ってトレーニングを行いました。
まずは、大小のグリッドを用い、細かなパスを繰り返し、集中力を高めテンションを上げていきました。その後、ディフェンススキルを養うドリルを行いラインディフェンスを意識しました。最後は、ディフェンスをつけた形でラインムーヴを確認してウォーミングアップメニューを終えました。

高い集中力を持ってスタートしたウォーミングアップ DFコミュニケーションも完璧
高い集中力を持ってスタートしたウォーミングアップ DFコミュニケーションも完璧

効果的なアタックがトライを生む 力強いスクラムがJr.ABを押し込む
効果的なアタックがトライを生む 力強いスクラムがJr.ABを押し込む

そして、大野キャプテンが中心となってキャプテンランを実施。キックオフから、ラインアウト、スクラムのセットプレーやペナルティーからアタックなど、様々な地域・ポジションからの攻撃を確認して最後の練習を終えました。

春シーズンの最終戦となる明日の試合を、何としてでも勝利という形で終え、ワールドカップに向けた最終準備に入りたいと思います。選手たちは、共に過ごしたこの5週間の取り組みをすべて出し切ってくれることでしょう。我々は、チーム一丸となって試合に臨みたいと思います。明日の選手入場時には、スタンドを真っ赤に染めて日本代表のサポートをお願いいたします。

そして、共に戦い、勝利の瞬間を共有しましょう。そして、試合後のファンファンクションで選手と共に美酒に酔いしれましょう。皆様、熱い応援をよろしくお願いします。


◎ジョン・カーワン ヘッドコーチ

「明日は、春シーズンの最終ゲームなので、しっかりとしたプレーをして良い形で終わりたい。それができれば、ワールドカップに向けていい土台を作れるでしょう。
明日は、勝ちたい。もし、それができなければ接戦を期待している。相手にどれだけプレッシャーを与えられるか、そしてディフェンスとアタックの切り替えの早さが重要になる。後は、チャンスを最後まで仕留めることができるかが大切になる。選手にはすべてを出し切ってほしい」


◎大野均キャプテン

「4月のスタートから2ヵ月半。JKのやりたいラグビーを選手は理解できている。明日は、一人一人が桜のジャージに誇りを持った試合をしたい。日本スタイルのラグビーを80分間やり通せば自ずと結果はついてくる。相手どうこうというより、自分たちのラグビーに集中したい」

スピード感溢れる日本スタイルのラグビーで挑む しっかりとボールキャリアをサポートする
スピード感溢れる日本スタイルのラグビーで挑む しっかりとボールキャリアをサポートする

一人一人が桜の誇りを胸に戦う
一人一人が桜の誇りを胸に戦う

●6月22日(金) 東京

日本代表ジュニア・オールブラックス戦直前合宿6日目。チームの活動はオフ。ゆっくり体を休めました。

そんな中でもウエイトトレーニングを行ったり、ケガの治療のために病院に通院したりという選手がいて、体の調整に余念がありません。

明日は、午後14時から秩父宮ラグビー場でキャプテンランを実施し、ジュニア・オールブラックス戦に向け最後の調整を行います。

●6月21日(木) 東京

日本代表ジュニア・オールブラックス戦直前合宿5日目は、午前中、ウエイトトレーニングを実施し、午後東京への移動となりました。

午前中は各ポジションごとにウエイトトレーニングを実施。それぞれのポジションにそった約45分間のメニューをこなしました。その後、キッカーはグラウンドでキックセッションを実施。蹴るたびにビデオでフォームや軌道をチェックしながら、しっかりと蹴り込みました。

そして、昼食後、チームは、東京に入りました。
明日は、チームの活動はオフ。各々、試合に向けて心も体もリフレッシュします。

●6月20日(水) 福島県・Jヴィレッジ

日本代表ジュニア・オールブラックス戦直前合宿4日目。この日は、午前中のみのトレーニングとなりました。

トレーニングの前には、FWが先にグラウンドに出て、ラインアウトをチェック。ジュニア・オールブラックスのラインアウトパターンを鑑みながら、これまでやってきたラインアウトオプションを確認しました。見守ったギブスFWコーチも、より精度が増したラインアウトに満足げな表情を浮かべていました。

その後、BKが合流し、トレーニングがスタート。ウォーミングアップでは、ディフェンススキルやディフェンスコミュニケーションを確認しました。タックルスキルでは、しっかりと踏み込んで相手に負けない力強いポジションで体を当てることを目的とし、DFコミュニケーションでは、より素早いラインメイクを目指しました。

しっかりと肩を当てる コミュニケーションを取って素早くポジショニング
しっかりと肩を当てる コミュニケーションを取って素早くポジショニング

内側からしっかり押し出す ラックボールは素早くアプローチ
内側からしっかり押し出す ラックボールは素早くアプローチ

ウォーミングアップ後は、グラウンドに配置された3つのステーションからのアタック・ディフェンスを実施。様々な状況における攻撃選択を確認しました。

そして、チームランを行い、さらに試合に近い状況でアタック・ディフェンスを行いました。AT・DF共に、試合に向け非常に集中力の高い中でのプレーを披露してくれました。先般ミーティングで行ったジュニア・オールブラックスの攻撃パターンにも十分対応できる力を見せてくれました。

チームラン後は、タックルドリルを実施。1対1のタックル局面から4対4のコンテストに移行するというドリルを実施。僅か6本でしたが、気持ちの入った激しいタックルの応酬となりました。実質、試合前の最後の練習日に相応しい内容となりました。

トレーニングの最後には、オーストラリアでも行ったBK全員が見守る中でのスクラムを実施。BKが鼓舞し、盛り上げる中でマシーンを相手に5本の素晴らしいスクラムを組みました。チーム一体となって組んだ最高のスクラムでした。

練習後に選手を集めたヘッドコーチは、「今週はホームでの試合。秩父宮を真っ赤に染めてくれるサポーターのためにもしっかりとした試合をしよう」と語りかけトレーニングを終えました。

明日は、午前中にウエイトトレーニングを行い、午後東京へ移動します。

自分のマークはずらさずしっかりとみる 密集周辺のディフェンスに備える
自分のマークはずらさずしっかりとみる 密集周辺のディフェンスに備える

数的優位を作りマイボールへ 骨軋む激しいタックル
数的優位をつくりマイボールへ 骨軋む激しいタックル

一歩も下がらないディフェンス 全員が見守る中でのスクラムセッション
一歩も下がらないディフェンス 全員が見守る中でのスクラムセッション

午後、大野選手を中心に、6名の選手が、臨時コーチとして平工業高校を訪問しました。参加したのは、大野選手、佐藤選手、木曽選手、熊谷選手、大西選手、山本選手の6名です。平工業高校・磐城農業高校のラグビー部の皆さんへ、ラグビー講習会を実施しました。FWの大野・佐藤・山本・熊谷選手が、スクラム・ラインアウトを担当し、大西選手が、BKのスキルを担当しました。2時間弱の時間でしたが、高校生たちは、目を輝かせながら食い入るように選手たちの指導に耳を傾けていました。

平工業高校・磐城農業高校ラグビー部の皆さん、楽しい時間をありがとうございました。また、貴重な機会をご提供いただきました福島県ラグビー協会の皆様ありがとうございました。

自らコンタクトバッグを持って指導にあたる熊谷選手 大西選手のアドバイスに耳を傾ける生徒たち
自らコンタクトバッグを持って指導にあたる熊谷選手 大西選手のアドバイスに耳を傾ける生徒たち

平工業・磐城農業の皆さん、ありがとうございました
平工業・磐城農業の皆さん、ありがとうございました

●6月19日(火) 福島県・Jヴィレッジ

日本代表ジュニア・オールブラックス戦直前合宿3日目。本日も晴天に恵まれ、強い日差しの中でのトレーニングになりました。午前中にウエイトトレーニングを実施、各ポジションごとに世界と戦うために必要な筋力アップを目指し、各々、黙々と厳しく自分を追い込みました。

その合間には、コーチ陣との個人ミーティングも行われ、個人個人の技術力アップに必要なアドバイスがなされました。

ウォーミングアップを終えて しっかりとクリーンアウトする
ウォーミングアップを終えて しっかりとクリーンアウトする

低く・激しいラックを目指す アングルをつけて
低く・激しいラックを目指す アングルをつけて

午後からは、ジュニア・オールブラックス戦を見据えたミーティングを行った後、グラウンドでのトレーニングを行いました。ディシジョンメーキングやハンドリングスキルを養うウォーミングアップを行い、ラックテクニックを実施。ドリルの前にカーワンヘッドコーチが「日本レベルを見たい。低く・激しく行こう」と檄を飛ばし、練習をスタート。低さを意識するために、腰の位置に設定されたゴムバンドの下を通り抜けるステーション、相手がラックのボールに絡んでくるステーション、自分たちがボールを持ち込むステーション、そして最後は、1対1局面の判断を養うステーションという、様々なラックに必要なスキルが詰まったドリルを実施しました。

すべてのステーションにおいて、低く・激しいプレーが見られました。試合さながらの激しい攻防に見学に来ていた高校生たちも固唾を飲んで真剣なまなざしで見つめていました。

その後は、チームランを実施。ジュニア・オールブラックス戦を見据え、戦い方の確認を行いました。相手に合わせるのではなく、我々の強みを前面に押し出し、それを80分間やり続けるということを全員が意識することが重要となります。ミーティングでも、出し惜しみせずに最初から激しく行くことを確認しました。それを行ったうえで、ジュニア・オールブラックス戦に見合った戦い方をしたいと思います。

今日のチームランは、FW・BK共に自分たちの役割を全うし、一体感ある非常にいいトレーニングとなりました。短い期間ですが、しっかりとした準備をして試合を迎えたいと思います。

引き続き、応援をよろしくお願いいたします。

明日は、午前中にトレーニングを行い、午後はオフとなります。この時間を利用して地元福島出身の大野選手を中心に数名の選手は、平工業高校のラグビー部を訪問します。

ボールキャリアーへ素早いサポート コンビネーションを話し合う
ボールキャリアーへ素早いサポート コンビネーションを話し合う

テンポあるアタックがリズムをよくする 高い確率を誇るラインアウトを目指して
テンポあるアタックがリズムをよくする 高い確率を誇るラインアウトを目指して

8人1体のスクラムが生きたボール出しにつながる この日、誕生日を迎えた青木選手
8人1体のスクラムが生きたボール出しにつながる この日、誕生日を迎えた青木選手

●6月18日(月) 福島県・Jヴィレッジ

日本代表ジュニア・オールブラックス戦直前合宿2日目。晴天に恵まれた今日は、午前中に軽くストレッチで体を動かし、FW・BKに分かれてのミーティングを行い先日のサモア戦のレビューを行い修正点を洗い出しました。このミーティングによって課題が明確となりました。今後のトレーニングでさらなるチーム力の向上を目指します。

また、午後の練習前には、チーム全体でミーティングを実施し、チームとしての課題を確認しました。

ミーティング後は、グラウンドにてトレーニングを行いました。ディシジョンメーキングや、ハンドリングスキルなどでウォーミングアップを行いました。その後、FW・BKに分かれてトレーニング。

FWは、スクラムとラインアウトを実施。スクラムでは、コンビネーションの確認と、相手ボールへの対応を確認しました。スクラムマシーンを相手に組み込みながら、細かな部分を確認していきました。ラインアウトでは、より正確で高いラインアウトを目指し、実戦に近い形で練習を行いました。

BKは、パススキルを養った後、ディシジョンメーキングドリルを実施し、さらに視野を広げるトレーニングを行いました。その後、セットピースからのアタック・ディフェンスをチェック。新たなオプションも確認しつつ、サモア戦でのBKラインのディフェンスをさらに強固なものにするべく、プレーの合間にVTRを見て、修正を図りながら実施していきました。

練習後は、多くの選手が個人練習を行い自身のレベルアップに努めました。

なお、本日の練習には、ATQプロジェクトコーチングダイレクターの薫田真広氏が、代表チームとATQの連携を図るために視察に訪れました。今後は、カーワンHCらとミーティングを行いながら、より強固な組織構築を目指していきます。

明日は、午前中にウエイトトレーニング、午後にグラウンドでトレーニングを行います。

最終戦まで、後6日。残り少ない貴重な時間を有効に活用し、ジュニア・オールブラックス戦を迎えたいと思います。

引き続き、応援をよろしくお願いいたします。

◎カーワンHC

「サモア戦のプレーをし続けることが大切。あのレベルをキープして、さらにレベルアップしていかなければならない。さらに、重要な局面でのディシジョンメーキングを伸ばしていく必要がある。

ワールドカップに向けて30人のいい選手たちを作ることが重要。我々は、まだ旅の途中。もちろん、このパシフィックネーションズ・カップも重要だが、今年はワールドカップの年なので、ワールドカップに向けたビルドアップが必要となります。今週に向けては、何人かのメンバーの変更を考えています」

ストレッチで体を解す しっかりとストレッチを
ディシジョンメーキングで視野を広げる しっかりとストレッチを

動きの中で判断する スクラムのウォーミングアップ
動きのなかで判断する スクラムのウォーミングアップ

より激しく、シャープなスクラムを セットピースからのAT・DFを確認
より激しく、シャープなスクラムを セットピースからのAT・DFを確認

プレーの合間にVTRをチェック 今日は、ATQより薫田コーチングダイレクターが視察に
プレーの合間にVTRをチェック 今日は、ATQより薫田コーチングダイレクターが視察に

●6月17日(日) 福島県・Jヴィレッジ

昨日のサモア戦では、多くのサポーターの皆さんに、温かく大きな声援をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。

残念ながら、勝利という形で声援にお応えすることはできませんでしたが、日本代表のレベルアップしている姿をお見せすることができたと思っています。

引き続き、応援をよろしくお願いいたします。

サモア戦を終えた日本代表は、本日、仙台より福島・Jヴィレッジに移動しました。

到着後すぐに、プールリカバリー、ストレッチ、ウエイトトレーニングをこなしました。5週間の遠征もいよいよ最終週を迎えました。今週の相手は、既にこの2007パシフィックネーションズ・カップで優勝を決めているジュニア・オールブラックス。

春シーズンの最終戦として、ワールドカップへ向けた国内最後の真剣勝負(壮行試合を除く)として、しっかりとした試合をしたいと思います。

明日から、グラウンドでのトレーニングを開始します。