「IRBセブンズ オーストラリア大会」
4月5日(日)

アデレード大会最終日は朝から雨模様で気温も低く難しい状況が予想されましたが、第一試合が始まるころには晴れ上がり気温も上がり、セブンズ日和となりました。

日本は最終日1試合目、トンガ代表との戦い。前半に3トライと2ゴールを奪われ、日本は苦しい状況となりましたが、終了間際に徐吉嶺(ヤマハ発動機ジュビロ)がトライを決め、アリシ・トゥプアイレイ(ホンダヒート)がゴールを決め前半終了(7-19)。
後半になると日本の動きもよくなりましたが、トンガ代表の勢いのあるアタックで、2トライ2ゴールを取られ7-26と離されました。しかし、後半6分すぎ途中出場したキャプテンの築城昌拓(コカ・コーラウエストレッドスパークス)がチームの力を一身に背負い懸命のトライを奪う。7分過ぎにもレプハ・ラトゥイラ(大東文化大学)が相手を引きずりながらトライを決め、トゥプアイレイのゴールが成功(19-33)。が、日本の攻撃もここまでで、試合が終了。日本は最後の最後まで諦めず健闘しましたが、敗戦を喫しました。

日本代表は、シールドトーナメントにまわり、スコットランド代表との対戦。アメリカ・サンディエゴセブンズで敗戦を喫した相手だけにチームの士気もあがり、今度こそはという意気込みで試合に臨みました。
前半先制トライを許した後、日本もすぐに徐吉嶺がトライを返しトゥプアイレイがゴールを成功させ逆転。しかし前半にスコットランド代表に2トライ1ゴールを決められてしまい7-17で前半終了。

しかし、後半はほぼ日本のペースで試合が展開され2分過ぎに徐吉嶺が持ち込んだボールをパスを受けた山本秀文(NECグリーンロケッツ)がそのまま中央にトライ。山本がゴールも決め、14-17と追い上げてきました。ここからも日本優位のまま試合が動きますが、後一歩のところでトライを奪うことができず。終了間際の瞬間までチーム全体がひとつになり得点を狙いましたがノーサイドの笛が吹かれ14-17で敗戦。
試合の主導権を握り、日本の良い形を出すことができましたが、このあと一歩が世界への壁と、痛感した試合でした。

本遠征を通じ、香港でもアデレードでも多くの日本の方にお会いし、熱いご声援をかけていただきました。海外遠征に来てファンの方々と直接お話しできることはとても心強いことです。チーム全員が、皆さんの暖かいご声援に後押しされ、心強く戦うことができました。また日本やその他の地域から応援をしてくださっていたファンの皆さんにも感謝いたします。ありがとうございました。
今後とも7人制日本代表ならびにセブンズラグビーをよろしくお願い致します。

最終日の決勝トーナメントに備えて 最終日の決勝トーナメントに備えて

7人制トンガ代表戦前の調整 7人制トンガ代表戦前の調整

7人制トンガ代表戦後、再度気持ちを切り替えて 7人制トンガ代表戦後、再度気持ちを切り替えて

シールドトーナメントでスコットランド代表と対戦 シールドトーナメントでスコットランド代表と対戦

4月4日(土)

アデレード大会2日目は午後2時半前から南アフリカ代表との試合。南アフリカ代表のキックオフを日本がキャッチするもパスミスしてしまい、そのまま拾われて先制トライを奪われました。その後も南アフリカ代表のスピードある攻撃とディフェンスで一方的な試合展開となりました。後半に小林順也(ヤマハ発動機ジュビロ)を投入するが、前後半とも日本代表は良さを発揮できず、0-43で敗戦。

日本代表は南アフリカ戦の敗北から立て直しをはかり、ウェリントンセブンズでボウル優勝しているクック諸島代表と2試合目を戦いました。前半開始1分、ラインアウトから佐藤貴志(ヤマハ発動機ジュビロ)が抜け出しレプハ・ラトゥイラ(大東文化大学)が相手選手をかわし、ワールドシリーズ、初トライを奪いました。トライを取られる際にも佐藤貴志がインゴールでも諦めず中央へのトライを阻止し、粘り強いディフェンスをみせ、チームの士気も高まりました。
長友泰憲(サントリーサンゴリアス)に対する反則でシンビンを科せられたクック諸島代表が一人減ったところで、スクラムからマイケル・リーチ(東海大学)が抜け出しそのままトライして前半終了(10-5)。

後半もスクラムからパスをつなぎ、最後はアリシ・トゥプアイレイ(ホンダヒート)が中央近くにトライ。日本の一方的な攻撃により、相手のミスを誘ったフリーキックからトゥプアイレイがサインプレーでゴールラインまで持ち込み連続トライを決めました。その後クック諸島にスキをつかれ、トライを奪われましたが、落ち着いたアタックとディフェンスに終始した日本は20-12とクック諸島を下し勝利。
明日はボウルトーナメントでトンガ代表と戦います。

予選プール、対南アフリカ戦 予選プール、対南アフリカ戦

予選プール、最後のクック諸島代表戦を前に 予選プール、最後のクック諸島代表戦を前に

クック諸島代表戦キックオフ前 クック諸島代表戦キックオフ前

クック諸島代表戦 クック諸島代表戦

クック諸島代表戦 クック諸島代表戦

4月3日(金)

アデレード大会第一日開幕戦で日本代表はケニア代表と対戦し、両代表ともに速い展開の攻防を繰り広げます。日本も徐吉嶺と築城昌拓キャプテンが最後まで必死にディフェンスしましたが、ケニア代表に1トライ1ゴールを奪われ前半を折り返しました。
後半も日本はスターティングメンバーのまま連携の取れたディフェンスと攻撃をしていましたが小さなミスでチャンスにつなげられません。中盤に成田秀悦、末松勇喜、桑水流裕策が入り流れを変えたいところですが、ケニアにトライを許してしまいます。途中出場の末松がゴールライン近くまでボールを運びますがタックルを受けトライにはなりませんでした。しかし後半終了直前にラックから佐藤貴志が22メートル付近まで走り相手選手を集めアリシ・トゥプアイレイにパスしトライにつなげました。ここでノーサイドとなり5対12という結果でした。

明日は香港大会でカップファイナルまでいった南アフリカと、ポリネシアの強豪国クックアイランドとの対戦です。
築城昌拓キャプテンのコメントです。
「素直に負けて悔しいです。しかしベスト4の強豪国ケニアに対して2トライしか許さない粘りのディフェンスが次につながると確信しています。アタック面では連続攻撃で相手を崩しているが、最後まで持っていけないなどまだ改善点があるが、セットプレーも安定してきているので、崩した後の判断とイージーなミスを修正していきたいです。ひとつのミスで流れが変わるのがセブンズなので強豪国に対してもチャレンジ精神で頑張ります」

4月3日(金)

4月3日(金)

4月3日(金)

4月2日(木)

アデレード入りして3日目となった今日も強い日差しと高い気温で何もしなくても水分が奪われていきます。
午前中はフィジーとオーストラリアとの練習セッションが行われました。大会前日ということもあり各代表とホールドゲームをハーフで実施しました。
フィジー代表との10分ハーフでは中盤までどちらもトライを奪えずにいましたが5分過ぎにフィジーがトライ、その後すぐに日本もパスをつなぎ長友がトライを返しました。キックオフからフィジーがパスをつなぎ、日本はよくディフェンスをしていましたが裏をつかれそのままトライを許し1対2という結果になりました。

オーストラリア代表とは7分ハーフのゲームでした。攻め込まれていたものの出足の速いコミュニケーションの取れたディフェンスでチャンスをつかみます。小さなミスのためチャンスを生かしきれずオーストラリアの速い攻撃に振り切られトライを奪われました。次も日本チャンスの場面でしたがフォローが出遅れ相手にトライされました。ここから日本代表は崩れ出しトライを奪えぬまま逆にオーストラリアにチャンスを与えてしまい0トライ対3トライという結果で終了しました。

練習後はアイスバスとストレッチでクールダウンし、大会会場のAdelaide Ovalへ行きピッチやウォーミングアップエリア等を見学しました。
明日からセブンズワールドシリーズアデレード大会が始まります。日本は開幕試合でケニアと戦います。
強豪国ですが勝利できるよう全力を尽くしますのでご声援をお願いします。

4月2日(木)

4月2日(木)

4月2日(木)

4月2日(木)

4月2日(木)

4月2日(木)

4月2日(木)

4月1日(水)

アデレード2日目は午前にフランス代表と3×7分のホールドゲームを行いました。第1ハーフの前半はフランスペースでしたが、日本は良くディフェンスをし、スクラムからチャンスを作ります。パスをつなぎ日本が攻め続け小林順也(ヤマハ発動機ジュビロ)が密集から抜け、フォローについていた長友泰憲(サントリーサンゴリアス)がパスを受けそのまま独走トライ。日本のコンパクトディフェンスのプレッシャーからフランス代表がパスミスしたボールを末松勇喜(ホンダヒート)が拾い桑水流裕策(コカコーラウエスト)がトライ。このまま2対0で前半を終わりました。

第2ハーフは両チームの攻防が続きますがフランスのライン攻撃から抜け出た選手にそのままゴールラインまで持ち込まれトライされました。フランスのキックオフボールを日本がキープし、成田秀悦(サントリーサンゴリアス)が抜け出しトライチャンスでしたがパスが通りませんでした。そこからフランス代表がボールをキープし続け連続攻撃からトライされ終了しました。

第3ハーフはフランス代表の攻撃を日本が良い形でディフェンスしていましたが隙をつかれ先制のトライを奪われました。フランスがパスミスしたボールを、いい位置にいた末松がドリブルしゴールに持ち込んでトライ。また第3ハーフから入った岩渕コーチがチーム全体にスムーズな動きを与え、反応の良い徐吉嶺(ヤマハ発動機ジュビロ)がゴール間際まで持ち込んで逆サイドにいた末松にロングパスを通しトライ。最後にフランス代表に独走トライをとられ5対5の同トライ数で練習試合がノーサイド。

全体的に日本代表は声が出ていたためコミュニケーションが良く、攻守共に連携のとれた試合となりました。明日はオーストラリアとフィジーとの3代表による練習セッションを予定しています。
アデレードでは香港よりも良い成績を残せるように練習に励んでおります。応援よろしくお願いいたします。

3月31日(火)

香港大会が終了し30日は移動日となりました。航空会社のストライキの影響で大幅に出発が遅れ真夜中に香港からオーストラリアへ出発しました。途中シドニーで国内線に乗り換えて大会が行われるアデレードには午後5時に到着しました。空港ではドバイでもリエゾンをしてくれていたメリッサと去年もメリッサと一緒にリエゾンをしてくれていたローランドが出迎えてくれました。ホテル到着後は近くの公園で軽いトレーニングを行いホテルでプールリカバリーをしました。

練習
練習