日本代表、JAPAN XVとして、ノースハーバー州代表と対戦

ノースハーバー州代表のマイク・リード キャプテンをはさんで、日本代表の菊谷キャプテン(左)と大野選手
ノースハーバー州代表のマイク・リード キャプテンを中心に、日本代表の菊谷キャプテン(左)と大野選手

HSBCアジア五カ国対抗2010優勝、そして、ラグビーワールドカップ2011大会出場権を獲得した日本代表は、次なる大会、「ANZパシフィック・ネーションズカップ2010(以下PNC)」にて、3戦全勝を目指し、5月29日より、ニュージーランド・ノースハーバーにて強化合宿、そして、4日(金)に、来年の本大会でフランス代表と戦う地となる「ノースハーバースタジアム」で、地元のノースハーバー州代表と強化試合を行う。

アジアでNo.1となった日本代表は、次は世界に向け、世界ランキング上位国と対戦し、一歩ずつ、上位を目指していきたい。

NZ入りして最初のチームミーティングで、ジョン・カーワンヘッドコーチは、「これからはもっとハードな戦いとなる。今までのアジアでの戦いと違うのは、パワー、スピード、そしてプレッシャー。これからの練習では、自分たちでプレッシャーをかけながら、トレーニングし、メンタル面も鍛えなくてはいけない」と、意識統一を訴え、気を引き締め直すコメントが。まずは、4日に行われる強化試合で、今までとは違ったパワー・スピード・プレッシャーを体感し、PNCに向け、精度を上げ、3戦全勝を目指したい。

強化試合の対戦相手となるノースハーバー州代表には、NZ代表、オールブラックスを経験した、WTBルディ・ウルフ(オールブラックスCAP4)が参加。また、スーパー14に参加している選手や、昨年日本で行われた「IRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP 2009(U20世界ラグビー選手権)」で、U20ニュージーランド代表として参加した、SHナル・ツイガマラ、CTBナフィ・ツイタバキ、WTBケン・ピシの3名がメンバー入りしているなど、JAPAN XVにとって、PNCに向けた強化として、不足ないチームとなった。
そして2009年度日本代表で活躍した、CTBジャック・タラント選手が元気な姿を見せてくれるようだ。

また、ノースハーバー州代表で参加している選手たちにとっては、次回のオールブラックス入りに向けた、セレクションも兼ねているとの情報もあり、テストマッチ以上の気持ちで、JAPAN XVに向かってくることは間違いないだろう。

一方の日本代表は、主将のFL菊谷選手が出場停止明けから復帰。さらにはトライゲッター、WTB小野澤選手が満を持して登場。さっそくの快走、そしてトライシーンが見られるか。チーム最年長となった小野澤選手の活躍にも、注目です。

アジアNo.1となった日本代表。続いては、世界とどこまで闘えるか、そして、来年、NZで行われるラグビーワールドカップで史上最高の結果を残すため、新たな戦いが始まっている。