報告: 九州ラグビー協会 普及育成委員会・布卷浩二

「西九州ミニラグビー交流大会」も12回を数え、今年は福岡県協会主管により、平成23年9月11日(日)・福岡県営春日公園春日球技場において開催されました。
春日球技場は、春日公園という素晴しい環境の公園敷地内にあり、レベルファイブスタジアム及び舞鶴球技場と並ぶ歴史を有し、福岡県における各カテゴリーのラグビー試合が数多く開催されております。

第12回 西九州ミニラグビー交流大会 第12回 西九州ミニラグビー交流大会

交流大会の試合開始に先立つ開会式では、福岡県のブランビーヤングラガーズ主将・緒方雄臣君の力強く素晴らしい選手宣誓の後、スタジアム内の人工芝グラウンドでは小学3年生から6年生が、スタジアム外の芝生広場では幼稚園生から小学2年生までの試合が行われました。
当日は秋の9月にも関わらず、夏を思わせる暑さの中、福岡県から13チーム、佐賀県から3チーム、長崎県から2チーム、総勢18チーム・796名の選手・子供達が参加し、各学年で熱戦が繰り広げられました。

本交流大会の大きな特色は、人数が少なく単独チームの編成が困難なチーム同士が多くの合同チームを編成し、誰もがプレー・試合に参加でき、フレンドリーシップを体感し試合を楽しむ事ができると同時に、指導者同士の交流も生まれることです。

低学年の試合では、泣いたり笑ったりの珍プレーに加え、ギャラリーが驚くような好プレーも沢山見られ、子供達もとても楽しそうにボールを追いかけておりました。

中・高学年の試合では、人工芝という素晴しいフィールドでスピード感の有るスキルフルな好プレーが沢山見られ、スタンドからは保護者等の熱い声援が飛んでおりました。
また、男子のプレーヤーに加え、オリンピックの正式種目に7人制の女子ラグビーが採用された影響等から、女子プレーヤーの数が一段と増えた印象を受け、将来の日本ラグビーの普及・強化の一翼を担っている事を確信させられる素晴らしい交流大会となりました。

第12回 西九州ミニラグビー交流大会 第12回 西九州ミニラグビー交流大会
第12回 西九州ミニラグビー交流大会 第12回 西九州ミニラグビー交流大会

協会・スクール等の関係者全員が、今回参加した子供達が将来、中学・高校・大学・社会人といつまでもプレーを続けると共に、生涯何らかの形でラグビーに携わりたいと思えるように、ラグビーの楽しさを子供達に伝えていければと強く感じると共に、ラグビーワールドカップ2019日本大会及びオリンピック等の世界舞台で活躍する選手へと育ってくれることを祈念し・想像し、わくわくさせられた次第です。

試合運営においては、熱中症等の対策にも十二分に配慮した結果、大きな怪我も無く全日程を終えた事に、関係者一同ホッと胸を撫で下ろしました。

報告の最後に、福岡県協会少年委員をはじめ、春日リトルラガーズ・筑紫丘ラグビークラブ・つくしヤングラガーズには大会運営全般に渡りご協力をいただき、加えて、参加いただいた各チームの関係者にもご協力いただいたことに対して、この場を借りて感謝とお礼を申し上げ報告の結びと致します。

第12回 西九州ミニラグビー交流大会