■2012年11月25日(日)フランス・ルアーブル

ルアーブルに着いてからずっと雨模様でしたが、試合のこの日は快晴!
とてもいい天気でした。
試合会場のオセアンスタジアムはとても近代的なスタジアムで、全面ブルーなのがとても印象的です。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

試合前には、地元の子供たちなどを対象にしたスクラムを組むイベントが行われていました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」 日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

初めての晴天の下、ウオーミングアップも入念に行いました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」 日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

スタジアム内の電光掲示板には選手紹介で、日本代表のメンバーも一人一人顔写真入りで紹介されました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

試合直前には鼓笛隊が入場し、選手入場の音楽を奏でました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

遠征最後の試合に、選手たちの表情もより引き締まって見えます。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」
日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

前回のバスク選抜戦では国歌斉唱はありませんでしたが、この日は鼓笛隊の演奏での君が代斉唱となりました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

最後まで諦めずにJAPAN WAYを貫き通しましたが、残念ながらフレンチ・バーバリアンズ相手に敗北
試合直後、ピッチ上では全員で円陣を組み、この試合についての振り返りがジョーンズヘッドコーチと廣瀬キャプテンからありました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

最後はフレンチ・バーバリアンズの選手へ花道を作り、両者健闘をたたえました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

試合後は日本協会の森会長がロッカールームを訪れ、選手たちの労をねぎらいました。
フレンチ・バーバリアンズのゴール正面からのコンバージョンキックをチャージした田中選手には「長いことラグビーを見ているが、コンバージョンをああやって止めたのは初めてみた」と声をかけました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

約1ヶ月間に及んだヨーロッパ遠征を勝利で締めくくることはできませんでしたが、成長が着実に見えてきたジャパンでした。

26日の夜、フランス・パリを発ち、27日に日本に帰国します。
長い期間にわたり、日本からの応援、ありがとうございました。

■2012年11月24日(土)フランス・ルアーブル

ヨーロッパ遠征最後となるフレンチ・バーバリアンズ戦の前日。
親善試合ではなく、テストマッチという位置づけで臨む一戦を前に、日本代表、この日も朝から始動です。
ただ、残念ながら天気はあまりよくなく、ヨーロッパの冬特有のどんよりした曇りに雨がぱらついているため、ホテル内の吹き抜けを使ってFW陣はラインアウトのウオークスルーを行いました。
早朝のためまだホテル内も暗く、声も小さめにしての練習です。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」 日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

前日練習前のチームミーティングでは、明日のフレンチ・バーバリアンズ戦へのスターティングメンバーがアナウンスされました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

そして廣瀬キャプテンからもチームへコメント。
「日本でやったフレンチ・バーバリアンズ戦では大差で負けているので、フランスの地でリベンジできるチャンスがある。みんなやってきたことに自信を持っていこう」。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

前日練習は試合の開催されるオセアンスタジアムにて行いました。
周りはブルーで美しい弧が描かれているようなとても美しいスタジアムです。
スタジアム内も整備されていて、観客のみなさんもとても観戦しやすそうです。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」 日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

スタジアム内には日の丸も掲げられていました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

前日練習は雨の降る中行われました。まずはいつもの円陣からスタート。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

スタジアムは人工芝で天然芝を補強した「ハイブリッド芝」で、通常のものよりボールが転がったときなどは速いそうです。
ジャパンの素早いラグビーにぴったりと合うかもしれませんね。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」 日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

フレンチ・バーバリアンズ戦は、明日15時(日本時間23時)キックオフです。
応援よろしくお願いします!

■2012年11月23日(金)フランス・ルアーブル

昨日はビアリッツからルアーブルまで約半日をかけての大移動だったため、選手たちは朝からプール、ジャグジーでのリカバリーを行いました。ホテルから車で5分ほどのところにあるスパ施設です。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」 日本代表「11月ヨーロッパ遠征」
日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

スパ施設での約40分間は選手も完全にリラックスモードでしたが、すぐにホテルに戻りチームミーティング。もう2日後に迫るヨーロッパ遠征最後の試合となるフレンチ・バーバリアンズ戦へ向け心身ともにリセットです。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

ホテルにはその試合のポスターも掲出されていました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

前日から降り続く雨の中、グラウンドも足をとられがちでところどころがぬかるんでいました。

練習を始める頃には雨が止んだのが何よりですが、昼間は17-18度あったビアリッツと違い、同じ海沿いでもフランス北部に位置するルアーブルは10度以下と、かなり寒いです。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」 日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

バスク選抜戦では少し体調が優れなかったため、メンバーから外れた田中選手。

この日は元気に合流です。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

練習が行われたビアリッツラグビークラブには多くの地元のラグビーファンの方が見学にいらしてました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

ブロードハースト選手と有賀選手はこの日は別メニューでの調整となりました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

そして再びダルマゾ氏がスポットコーチとしてこの日1日だけですが、スクラムを指導してくれました。

スクラムだけで40分間にも及ぶ練習を行いました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」
日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

グラウンドのコンディションが良くなかったため、練習後はシューズを洗う選手の姿も。

日和佐選手の靴は丸ごと水洗いできるんだそうです。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」
日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

練習終わりまで待っていてくれた地元ファンの方々との記念撮影も。

練習時の厳しい表情から一転、満面の笑みで応えていた選手たちでした。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

夕方にはルアーブルの市役所を表敬訪問しました。前の広場では楽器隊が日本代表を出迎えてくれました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

ジョーンズヘッドコーチと廣瀬キャプテンによるスピーチがあり、廣瀬キャプテンは流暢な英語と時折フランス語を織り交ぜてのスピーチ。「日曜日に試合できることをとても楽しみにしています。今年日本で行っている試合には2回負けているので、今回は勝ちたいと思います」。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

明日は最後の試合、前日練習です。

■2012年11月22日(木)フランス・ビアリッツ→パリ→ルアーブル

21日に行われたJAPAN XV対バスク選抜では、残念ながら負けてしまいましたが、試合を通して戦う姿勢が前面に出ていた試合でした。応援ありがとうございました。

試合が19時からのナイターだったこともあり、異例ではありますが午前中にスタジアムにてゲームを想定しながらのウォークスルーを行いました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」 日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

この日の試合では、先日のグルジア戦から多くのメンバーを入れ替え、若い選手たちでの構成となりました。
ノンメンバーには大野選手、菊谷選手ら、そして小野澤選手はコーチングスタッフのウェアを着て試合中のコーチ陣に代わって、リザーブ選手たちのウォーミングアップを先導していました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」 日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

試合翌日の22日。
午後からルアーブルへの移動に備え、朝からストレッチで身体をほぐしました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」 日本代表「11月ヨーロッパ遠征」
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前日の試合とうってかわり、朝から晴天。
出発前にビアリッツの街に出て、海を見ながらブランチをとりました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」 日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

そして移動。ビアリッツを後にし、パリまで飛行機で行ったあと、ヨーロッパ遠征最後の試合となる25日のフレンチ・バーバリアンズ戦が行われるルアーブルまではバスでの移動でした。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

パリ市内からルアーブルまでは交通渋滞もあり、予想以上に移動に時間を要してしまいましたが、22時前にホテルに到着。明日からはフレンチ・バーバリアンズ戦へ向け、再始動です!

■2012年11月20日(火)フランス・ビアリッツ

ビアリッツでの試合前日。
日が昇りはじめてすぐの7時30分過ぎからラインアウトの練習を行いました。
日が出ると暖かく、日中は半袖でも平気なほどですが、朝と夜はかなり冷え込み、気温も一桁台まで落ち込みます。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

会場のアギレラスタジアムでの前日練習の前に、チームミーティングが行われました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

ミーティングでは今回初めて試合に出場する5選手へのジャージープレゼンテーションが行われました。
一人一人、明日のバスク選抜戦へ懸ける思いを語りました。
明日の試合ではキャプテンを務めるリーチ選手からも「今まで出れなかった選手たちもいるし、その中で一緒にやれるのは本当に楽しみ。チャレンジしていきましょう」との言葉。
テストマッチ2連勝で得た勢いを、明日の試合でも期待したいところです!

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」 日本代表「11月ヨーロッパ遠征」
日本代表「11月ヨーロッパ遠征」 日本代表「11月ヨーロッパ遠征」
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試合会場のアギレラスタジアムには明日の試合のポスターが掲出されていました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

午前11時から、太陽が燦々と照る中での前日練習となりました。
ただ、天気予報では明日の天気はあまり良くないとの予報。今回の遠征で初めてのナイター試合ということもあり、環境の変化だけが気になるところです。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」
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日本代表「11月ヨーロッパ遠征」
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練習の最後には明日メンバーの田邉選手がジョーンズヘッドコーチの見つめる中、キックの練習を入念に行っていました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」
日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

明日のバスク選抜戦は日本時間22日未明の3時キックオフという時間ですが、応援よろしくお願いします!

■2012年11月19日(月)トルコ・イスタンブール→スペイン・ビルバオ→フランス・ビアリッツ

トルコ・イスタンブールで一泊し、19日は早朝からスペイン・ビルバオへ向けて出発しました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

ビルバオまでは約4時間のフライトのため、フライト前にしっかりとストレッチを行い、搭乗しました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」 日本代表「11月ヨーロッパ遠征」
日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

ビルバオからは陸路でフランス・ビアリッツに入りました。
ビアリッツでの宿泊施設は、湖を望む大自然豊かな場所で、非常にリラックスできる環境です。
試合、移動疲れも多くありますが、大自然に癒され、21日のバスク選抜戦には万全の体調で臨んでもらいたいですね。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」
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到着してからすぐ、リカバリーでのプールです。
ただ、グルジアでのプールとは違い、ここのプールは屋外。
そのため、水温もかなり低く、選手たちも震え上がりながらの入水でした。なんとなくプールを遠巻きに見つめる選手たちが多いですね。。。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

そして午後の練習前のチームミーティングでは、村田選手と吉田選手が合流しました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

これで日本代表も30名となり、全員そろっての初めてのミーティングです。
バスク選抜戦ではキャプテンを務めるリーチ選手からは「みんなでできるのが楽しみ」という言葉がありました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」 日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

ビアリッツでの練習場は21日の試合で使用するアギレラスタジアムのすぐ横にあるビアリッツラグビークラブ。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

この日は移動で多くの時間を要したため、暗い時間の練習となりましたが、約1時間ほど汗を流しました。17日のグルジア戦に出場したメンバーは、室内でのウェイトトレーニングを行いました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」 日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

明日はバスク選抜戦の前日練習です!

■2012年11月17日(土)-18日(日)グルジア・トビリシ→トルコ ・イスタンブール

17日のグルジア戦では、ご存じの通り、ロスタイムの小野選手によるDGで25-22という劇的な勝利を収めた日本代表。今回のヨーロッパ遠征で最大の目標であったテストマッチ2試合で勝利をつかみました。みなさまの応援、ありがとうございました。

17日。試合前の会場はおびただしい警察、セキュリティーの数により、とても物々しい雰囲気でした。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」 日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

試合中、特に五郎丸選手によるPGやコンバージョンキックの際には、激しいブーイングが発生し、アウェーならではの雰囲気の中でしたが、今後ジャパンが強豪国と戦っていくには避けては通れない経験です。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

試合前日、チームミーティングを利用して行った国歌斉唱の練習の成果を存分に出し、広いスタジアムに君が代が響き渡りました。選手はもちろんのことですが、サポートするノンメンバーの選手やスタッフたちも肩を組み、一丸となって戦いにのぞみました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」
日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

試合後のアフターマッチファンクションでは、元ニュージーランド代表、オールブラックスキャプテンのタナ・ウマガ氏がグルジア代表の臨時テクニカルコーチを務めていたため、選手たちも次から次へと記念撮影大会でした。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」
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試合翌日の18日は午後からトルコ・イスタンブールへの移動もあるため、ホテル内でリカバリーを行いました。このホテルでは恒例となったジャグジーとプール、またサウナとアイスバスのリカバリーです。ジャグジーはいつもの通り大人気で、お風呂隊長の小野澤選手を筆頭にみんなリラックスしていました。

日本代表「11月ヨーロッパ遠征」
日本代表「11月ヨーロッパ遠征」

そして、グルジアでの約1週間の滞在をサポートし続けてくれ、ときには無茶な要望も笑顔で受けてくれていたリエゾンのノノ(左:青ジャージー)とイラ(右:ジャパンTシャツ)の2人です。母国グルジアにジャパンが勝っても、笑顔で「おめでとう!」と声をかけてくれました。「一週間一緒に過ごせてとても楽しかった。グルジアを楽しんでもらえたのなら本当にうれしいし、日本の人たちにももっと知ってもらいたい」とノノ。最後まで温かい言葉に見送られ、トルコ・イスタンブールに一泊し、次の地であるフランス・ビアリッツへ移動します。

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