●1月20日(日)

本日は帰国日となり、昨日までの戦いで疲労が残っていますが、昼のフライトに合わせて早朝より食事を取り部屋の片づけ等を行った後、空港へ移動しました。宿舎を出る際には同じ宿舎であったトンガの選手たちとお別れの握手をして、バスに乗り込みました。
空港ではそれぞれ、家族や友人へお土産を買い日本へ向けて帰国しました。

今回の遠征を通して、オリンピックに関わる総合大会へ参加できたことは、選手・スタッフ一同大変貴重な経験となっております。この経験をここで終わらせることなく、それぞれで自チームや次の活動へ繋げていきたいと思っています。
最後になりましたが、今回の大会の参加にあたり、ご支援いただきました、保護者や所属チーム、関係者の方々、そして応援して下さった皆様に感謝申し上げます。

無事に帰国しました
●1月19日(土)

大会2日目の本日は、プレーオフトーナメントから始まり、女子は南アフリカ、男子はトンガと試合が行われました。女子は接戦の末、最後に山本選手の逆転トライで南アフリカを下しましたが、男子も接戦となりましたが、あと一歩及ばずトンガに敗れております。続いての準決勝では、男子はプレーオフの得失点差で敗者復活をすることができ、プール1位の南アフリカと対戦し、女子は中国との対戦となりました。この試合は男女ともに力の差が出てしまい、勝つことができませんでした。両チームとも3位決定戦となり、男子はトンガ、女子は南アフリカという、プレーオフと同じ組み合わせとなりました。

前日の試合のチェック 試合に向けて最後の調整
南アフリカ戦(女子) 南アフリカ戦(女子)

男子は、試合前の整列でハカを行ってくるなど、凄まじい気合の入ったトンガに押される流れとなり、ジャパンもしつこいタックルで守りましたが、主導権を握れないまま、試合は流れてしまい0-26で残念ながら敗れております。

女子は、開始早々に山本選手がトライをとると、その後も積極的に早くボールを動かすことで、相手を疲れさせ、トライを重ね27-0で南アフリカに勝利いたしました。
最終順位は男子4位、女子3位となり、女子は銅メダルを獲得しております。

一つのファミリーとして(男子) 準々決勝、トンガ戦(男子)
準々決勝、トンガ戦2(男子) 準決勝、中国戦(女子)
準決勝、中国戦(女子) 準決勝、中国戦(女子)
準決勝、中国戦(女子) 準決勝、南アフリカ戦(男子)
準決勝、南アフリカ戦(男子) 3位決定戦、南アフリカ戦(女子)
3位決定戦、南アフリカ戦(女子) 3位決定戦、南アフリカ戦(女子)
3位決定戦、トンガ戦(男子) 3位決定戦、トンガ戦(男子)
3位決定戦、トンガ戦(男子)
◎男子・淵上コーチ

「オリンピックの競技としてラグビーが入っていくことの大きさをこの大会を通して感じた。このようなオリンピックと関わる総合大会から、今までとは違った代表の目標が見えた。
Australian Youth Olympic Festival の参加はオリンピックを目指す若い世代、スタッフにとって非常に良い経験の場となった。この経験をベースにさらなるチャレンジをしていかなければならない。最後に選手を送り出してくれた保護者、チームの方に感謝するとともに、会場や日本で応援してくださった方々に感謝を申し上げます」

◎男子キャプテン 本田晋太郎選手

「望んでいた結果は出せなかったが、初めての国際試合での緊張や、試合、試合スケジュールなど多くのことを経験することができた。同年代の外国人選手との差も体感でき非常に良い経験となった。ただ、金メダルは欲しかったし、それに届かなかった悔しさは残る。
チームは大会期間中、日を重ねるごとにファミリーとしてまとまって、成長していた。これからもアカデミー等の活動を通して今以上に成長していきたい」

◎女子・吉岡コーチ

「目標にしていた金メダルには届かなかったが、銅メダルを取ることができた選手たちをまずは褒めてあげたい。アカデミーとして香港、カナダと遠征を行い、外国人選手を相手に試合ができ、海外を経験できたことが、今回のこの成果につながっているのだと思う。また、アカデミー開始時から通して取り組んできた、運動量で相手より勝る為のフィットネスの取り組みが、今回のユース代表の戦いの成果として出ていた。今後もさらなる向上を目指して取り組んで行きたい。最後に選手を送り出してくださったご両親や学校、そして応援してくださった方々にお礼申し上げます」

◎女子キャプテン 小出深冬選手

「今回のような国際大会で世界の力を感じられたことは非常によかった。試合を重ねるにつれて、それぞれが自身の強さを活かしてプレーできていた。また、チームが一つになって戦えたことが、銅メダルという結果につながったのだと思う。これで終わりではなく、金メダルを取る為にもっとトレーニングを重ねていきたい。

■大会結果

表彰式(女子)
男子ユース日本代表
女子ユース日本代表
女子ユース日本代表、銅メダル獲得
●1月18日(金)

本日より、大会が始まりました。初日である本日は、男女それぞれにオーストラリア、南アフリカ、トンガ、中国、日本の5か国でプール戦が行われました。今日は、オーストラリアでも記録的な猛暑日となり、選手、スタッフともに、1日4試合を行うということだけでなく、そこに暑さも加わった中でのコンディショニングが非常に求められる大会となりました。コーチ、トレーナーの指導の下、アイスバス、プール、休息等をうまくとりながら選手たちは4試合という厳しい日程を戦い抜きました。

試合は、男女ともに初戦を勝利で飾りましたが、男子は南アフリカ、オーストラリア、トンガ、女子はオーストラリア、中国に敗れ、男子は4位、女子は3位でプール戦を終えました。選手は初めて着る代表ジャージの重みを感じながら、この暑さの中、全力でプレーしていました。

明日は本日の順位を基に準決勝への出場をかけたプレーオフから、試合が始まります。

早朝に軽く体を動かしました 試合直前に選手で集中とリラックス
入場直前(女子)
ゲーム(女子) ゲーム(女子)
ゲーム(女子) 対中国戦(女子)
入場前の選手(男子)
ゲーム(男子)
●1月17日(木)

いよいよ明日が試合日となりました。
午前中のトレーニングでは男女ともにコンタクトを入れたトレーニングを行い、明日の試合に向けた体の準備を行いました。コンタクトトレーニングの後は、アタックとディフェンスの動きを再度確認し、午前中のトレーニングは終了となりました。

午後はそれぞれ、セットプレーやユニット、今までやってきたことの最終確認を行いました。トレーニング後はプールセッションが行われ、暑さで疲れた体をリラックスさせていました。

その後、男女別でミーティングが行われ、それぞれ淵上コーチ、吉岡コーチから選手へ試合ジャージが手渡されました。
女子は吉岡コーチから、アカデミーでずっとやってきたフィットネスの向上を基に、「走り勝つ」が今回の大会のテーマであることが選手へ再確認され、「今までやってきたことでシンプルに明日は挑んでいきましょう」との話がありました。
男子は淵上コーチから、今回取り組んできた、アタック、ディフェンスのテーマが再度確認され、最後に、「7人制のチームはファミリーなのだから、グラウンドの上ではお互いに助け合い、支え合って戦っていこう」との話がありました。男女ともに初めて受け取るジャージの重さにそれぞれ緊張が感じられましたが、明日の試合に向けて、代表という責任感と強い意気込みを皆感じさせていました。

DFラインの確認 コンタクトトレーニング
しっかりと体をぶつけ合う タックル練習
ブレイクダウンのトレーニング スクラムの確認
ラインアウトトレーニング 今までの確認
選手同士での確認 トンガの選手との交流
淵上コーチより選手たちへ
ジャージ授与 本田キャプテンから仲間へ明日からの試合に向けて
吉岡コーチより選手たちへ
ジャージ授与
●1月16日(水)

男女日本7人制ユース代表が1月14日(月)より、オーストラリアで行われるAYOFに参加するため出発しております。14日の東京は大雪となり、各種交通機関が止まる中、出発が心配されましたが、深夜のフライトにて無事に出発しております。
会場であるオーストラリア・シドニーへはシンガポール経由で向かい、15日の夜に無事に大会会場へ到着しております。海外が初めてという選手もおり、移動も一つの学びと経験の場となっています。

16日は朝食の前に男女ともにストレッチを行い、食事へと向かいました。午前中は暑さに体を慣らすため、フィットネストレーニングを行ったあと、トンガ代表とタッチ形式で練習試合をそれぞれ行いました。練習試合は男女ともに行い、大会前に少しでも海外の選手のプレーに慣れることができました。

午後はシドニーのコンベンションセンターにて、オープニングセレモニーが行われ、入場行進を行うなど、セレモニーを通して選手たちは大会の大きさと、それに挑む自身の立場を改めて感じているようでした。

明日は午前、午後ともにトレーニングを行い、明後日試合に臨みます。

早朝セレモニー フィットネス
トンガとの練習試合 淵上コーチからプレーの甘さを指摘
女子 練習試合 女子 練習試合
女子 フィットネストレーニング オープニングセレモニー会場へ移動
大会に参加した他競技の日本選手と一緒に
オープニングセレモニー オープニングセレモニー
オープニングセレモニー オープニングセレモニー
入場行進直前 入場行進