初めの24時間から48時間で問題が起こりえるので、受傷した選手はその日一人にしないこと。
そして 次の状態がみられたすぐに病院に行くこと。

1. 頭痛が強くなる。
2. 眠気が強くなる、目覚めた状態でいられなくなる。
3. 周りにいる人や自分が今いる場所がわからなくなる。
4. 嘔吐を繰り返す。
5. いつもと違う、混乱している、イライラしている様子がみられる。
6. 痙攣が起こる。
7. 手足に力が入りにくくなる。
8. しっかり立てなくなる。話す言葉が不明瞭になる。
9. 首の痛みが続く、または増してくる。(特に小学生の場合)

プレーへの復帰
脳振盪ガイドラインの段階的復帰プロトコール (GRTP) に従ってください。

その他の注意点として

  • 飲酒は禁止。(症状が改善するまで禁止)
  • 医学的に必要とされている以外の薬は飲まないこと
    特に、睡眠薬は禁止。(意識障害と区別しにくくなるため)
    アスピリン、痛み止めなども使用しないこと。(出血を悪化させる事があるため)

  • 運転はしないこと。(運転は医師の診察を受けてから)

小学生の場合の注意点

  • コンピューターゲーム、インターネットゲーム、その他のテレビゲームなどは症状が悪化したらやらないようにすること。
  • 診察した医師が処方した薬以外は、例え痛み止めでも親の勝手な判断で薬は飲ませないこと。
  • 受傷後少なくとも24時間は休息をとる様にしますが、学校で勉強に集中できないようなら1-2日は休んで様子をみることも理にかなっています。但しこれ以上長引くとなると普通ではありません。
(以上 SCAT3、child SCAT3 より)

(安全対策委員会)
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2014年6月
(公財)日本ラグビーフットボール協会
安全対策委員会

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