■2014年11月7日 (金)

リポビタンDチャレンジカップ2014マオリ・オールブラックス第2戦前日となった7日。試合前日練習の前にチームミーティングを行いました。
「2012年のフレンチ・バーバリアンズ第2戦では観客数は5,600人ほどだったけど、明日の試合は満員。ファンが期待してくれている」とエディー・ジョーンズヘッドコーチ。

その後はジャージープレゼンテーションが行われ、初めて先発として出場する稲垣選手、マフィ選手、ヘスケス選手に加え、約3年ぶりに日本代表ジャージーを着る山中選手へジョーンズHCからジャージーが手渡されました。
「もうこのジャージーを着れることはないと思っていたけど、今回出られるチャンスがあれば思い切りやりたい」と現在代表キャップ1を持つ山中選手がコメントしていました。

秋シーズンでは初めて、そして最後の秩父宮での試合となります。
最初は室内でアクティベーションを行いました。

その後はグラウンドに出て、キックオフディフェンスやシェイプの確認などを約20分ほど行いました。

全体練習が終わるとそれぞれ個人で居残り練習。
初先発となるヘスケス選手はハイパントキャッチの練習。

FW陣はスクラムのセットアップの確認を行いました。

いつもゴールキックを蹴っている五郎丸選手に加えて、ゴールキックの練習をしているのは、約1年ぶりの先発となる小野選手。久しぶりに10番をつけてのプレーです。

先週の対マオリ・オールブラックス第1戦では完敗となりましたが、
「とても良い準備ができた。これで良い試合ができなかったら逆に驚く」とジョーンズHCが言っているくらいチームの調子は良好です。

2014年、日本では最後となる試合になります。
スタジアムで、またスタジアムに応援に来れない方はぜひテレビで、応援をよろしくお願いします。
 ■日本テレビ(地上波・全国):11月8日(土)15:00-16:55(一部地域を除く)
 ■J SPORTS(衛星波):11月8日(土)13:30- J SPORTS1(生中継)

■2014年11月6日 (木)

とうとうリポビタンDチャレンジカップ2014マオリ・オールブラックス第2戦まであと2日となった6日。
午後は都心への移動となりましたが、午前中はコンディショニングを主に行いました。

BK陣はホテル内でのストレッチなどに時間をあてましたが、FW陣はジムで30分ほどウェイトトレーニング。
エディー・ジョーンズヘッドコーチも鋭いまなざしで練習を見つめます。

ゴムバンドは両端で1人ずつ持ち、スタートで引っ張り合います。
足が動いた方が負けです。瞬発力の勝負。

ウェイトトレーニング後はラインアウト練習を行うため、内田選手もFW陣に混ざっての練習。
リーチキャプテンとのゴムバンド対決、体の大きさやパワー的には不利に見えますが、瞬発力の競い合いなので、早い方が勝てるのです。JAPAN WAYのコンセプトと同じようですね。

グラウンドに出て、水が大量に入っているアクアバッグというウェイトを持って一列に整列。

誰が一番早くまっすぐあげられるかを競い合います。ここでもちょっとした競争です。

2グループそれぞれの勝者だった山下選手と稲垣選手はみんなに見守られての決勝戦。結果は稲垣選手の優勝でした。
日本代表ではこのように少しゲームのような勝負を取り入れて、楽しく、そして激しく練習を行っています。
ゲーム形式にすることで、より競争が生まれ、より高い強度にそれぞれが高め合うのが目的です。

練習後、雨でぬれたグラウンドだったためスパイクをエアーできれいにする選手たち。

今日は2日前ということで、メンバー発表記者会見も行われました。

メンバーは以下の通りです。初戦からは少し入れ替わっているメンバー。
初戦は残念ながら敗戦となりましたが、新しい陣営で良い試合を 見せたいと思います!

1 稲垣 啓太
2 木津 武士
3 畠山 健介
4 トンプソン ルーク
5 真壁 伸弥
6 ツイ ヘンドリック
7 リーチ マイケル(C)
8 アマナキ・レレイ・マフィ
9 日和佐 篤
10 小野 晃征
11 山田 章仁
12 マレ・サウ
13 松島 幸太朗
14 カーン・ヘスケス
15 五郎丸 歩
16 長江 有祐
17 湯原 祐希
18 垣永 真之介
19 大野 均
20 ヘイデン・ホップグッド
21 内田 啓介
22 立川 理道
23 山中 亮平

前売り券もすべて完売で、当日券販売予定はありません。
​​チケットを買えなかった方は、ぜひテレビで応援してください。
 ■日本テレビ(地上波・全国):11月8日(土)15:00-16:55(一部地域を除く)
 ■J SPORTS(衛星波):11月8日(土)13:30- J SPORTS1(生中継)

■2014年11月5日 (水)

「リポビタンDチャレンジカップ2014」対マオリ・オールブラックス 第2戦まであと3日となった今日5日は、午前中はホテルのジムでFWとBKにわかれてウェイトトレーニングを約1時間行いました。

昼食の前、ボーズウィックFWコーチと真壁選手がマンツーマンでラインアウトのおさらいをしていました。

午後の練習。日が落ちるとすっかり寒く感じる日々になりました。

藤田選手の負傷した肩の筋力がどのくらい戻って来ているかを確かめているのは三上選手。
寝転がった藤田選手にほぼ全体重をかけて、プッシュして両腕からの力が均等かどうかを見ています。

約1時間の全体練習。マオリ・オールブラックス第2戦を前に、強度の高い練習はこの日が最後となります。
明日6日、明後日7日は少し強度を落としての練習となる予定です。

練習の最後には10分間のスクラムセッション。またしてもバックスのヘスケス選手がいますが、これはシンビン対策。
通常はNo8に入るホップグッド選手もフランカーの位置に入ったりと、あらゆる場面を想定して練習しています。

別メニューで室内でのトレーニングを行っていた三上選手と藤田選手。やりきったようなすっきりした顔でした!

明日 6日はとうとう試合2日前。チケットも残りわずかなのでお早めにお求めください!

■2014年11月4日 (火)

本日の午前練習は色とりどりのビブスを着用し、約1時間の練習を行いました。
それぞれのポジションによってビブスを色をわけることで無駄に人数を割いていないか、または人数が少ないかを容易に判断するためです。

実戦形式の激しいメニューを行いました。ある選手は「1時間の練習でもチームの3時間の練習よりもハード」というほどの強度。
時間は短くても、強度が高く集中して練習を行います。

時々その中でも使用するラグビーボールより2回りほど小さいアメリカンフットボール。
今日はさらにそのアメリカンフットボールを石鹸水まみれにしてより滑りやすい状況での練習を行いました。

本日別メニューだった宇佐美選手と田村選手。それぞれに課された異なるメニューを行いました。

午後はFW陣、BK陣にわかれてウェイトトレーニング。FW陣、中でもプロップ陣と一緒にウェイトトレーニングを行っているのは内田選手。
必然的にプロップ陣と同じような重さをあげたりもします。

そしてスクラムに必要な体幹トレーニング。5kgの重さを背中に乗せ、片手、片足を床から離して体を上下に動かします。

その後はグラウンドに出てスクラム練習。

今日4日はキヤノンイーグルスさんとのライブスクラムセッション、ラインアウトからのモール練習を約15分間行いました。

ラインアウトといえば、欠かせないのはジャンパーにとってのテーピング。
リフターの指がかかって持ち上げやすいように、このようなものを太ももに巻いているのです。これは大野選手のテーピングでした。

■2014年11月3日 (月)

1日のリポビタンDチャレンジカップ2014のマオリ・オールブラックス戦の第1戦が終わり、2日に東京へ移動してきました。
第1戦では残念ながら負けてしまいましたが、気持ちを切り替え、初戦の敗戦で見えた課題を第2戦に向けて修正していきます。

東京に移動してきた翌3日は朝からおなじみの早朝練習。
タイト5、ミドル5、アウトサイド5のポジション別にわかれてそれぞれ時間差で練習を行いました。

アウトサイド5にはなぜか異なるポジションの面々も・・・。
誰が混ざっているかわかるでしょうか?

試合後初めてのグラウンド練習。初戦からの修正点はチームミーティングで試合後も何度も話してきました。

リハビリメニューをしていた藤田選手は、バックスのシェイプの確認にも合流。
「久しぶりにやれました」と藤田選手。早く試合に戻って来てほしいところですが、焦りも禁物です。

全体での練習後、リー・ジョーンズDFコーチの下、一人居残りでクリーンアウトの練習をするリーチマイケルキャプテン。

本日3日は祭日だったので、多くの方が練習を見に来てくださいました。
練習後はサインや写真撮影に選手たちも対応しています。

午後の練習はFWとBKにわかれて、それぞれウェイトトレーニングを1時間ほど行いました。
ジョン・プライヤーS&Cコーディネーターとペアを組んでウェイトを持ちながらの腹筋を行う山中選手。

五郎丸選手と松島選手はベンチプレス。五郎丸選手があげているのは115kg。
松島選手も同様に115kgにチャレンジしていました。

田村選手は別メニューで調整。ソフトボールをすねのあたりにしてぐりぐり。
ソフトボールに書いてある「TOSHI」というのは、廣瀬選手。廣瀬選手のソフトボールを拝借中でした。

FWはウェイトトレーニング後はラインアウトの練習を30分ほど行いました。

明日4日も早朝から3回の練習を行う予定です!

■2014年10月31日 (金)

リポビタンDチャレンジカップ2014マオリ・オールブラックス戦をとうとう翌日に控え、今日31日はチームミーティングでジャージープレゼンテーションが行われました。
マオリ・オールブラックス戦はテストマッチ(国代表の 真剣勝負)の対象試合ではないですが、初めて桜がついた日本代表ジャージーを着る選手も今回は多くいます。それぞれ初めての選手は前に出て、エディー・ジョーンズ ヘッドコーチからジャージーを手渡しされました。

決戦の場所となるノエビアスタジアム神戸では、約40分の短い練習。冒頭はウォーミングアップ。
いろいろな種目を数十秒単位で順番に 行って行きます。

少しでも誰かが遅れると、全員(ジョン・プライヤーS&Cコーディネーター含めて) で腕立て伏せ10回です!

練習の最後にはポジション別にそれぞれ必要なスキルを練習。
ウィング組はハイパントキャッチ。

五郎丸選手と立川選手はそろってゴールキックの練習。

木津選手はリーチキャプテン相手にスローイングの練習です。

今回の​​​試合では残念ながらベンチ外となってしまった選手たちはフィットネスの強度が高いメニューを行いました。

練習後、リーチキャプテンをはじめに選手数名、エディー・ジョーンズHCの足形を取りました。
ノエビアスタジアム神戸の入り口に飾られる足形になるので、今度ぜひ探してみてくださいね。

​とうとう明日は秋シーズンの初戦。ラグビーワールドカップ2015まで1年を切り、自分たちの位置がわかる大事な試合でもあります。
ノエビアスタジアム神戸までぜひ応援へお越し下さい!​

■2014年10月30日 (木)

リポビタンDチャレンジカップ2014マオリ・オールブラックスとの第1戦まであと2日となりました。約10日間にわたって合宿を行ってきた宮崎から、神戸へ移動する日にもあたります。
今朝のチームミーティングでは、それぞれのポジションのリーダーがマオリ・オールブラックス戦においてのゲームプラン、特に気をつけることなどについてそれぞれ発表しました。

2日前、また移動日ということもあり、BKの練習は約30分ほど。身体をほぐしたりする程度のものとなりました。

ストレッチ効果の高いヨガを取り入れています。

FW陣はウェイトトレーニングを約30分。

その後はグラウンドに出てラインアウトの練習を行いました。
ラインアウトの練習をより効果的にするために、ラインアウトの練習の前にはラインアウトの動きに特化したアクティベーションを行っています。
ジャンパー役はグローブをはめて約4kgのメディシンボールをキャッチ。

リフターは約10kg、そして両端におもりをつけられていることで体幹をしっかり保たないと上にあげるのが難しいウェイトをリフト。

その後はそれぞれがチームを組んで、ジョン・プライヤーS&Cコーディネーターが指示した色のマーカーがおかれた場所へメディシンボールを投げる競争。
速さ、そして黄色・オレンジ・緑のマーカーがおかれた場所へ、正確に投げることが求められます。

そして最後にラインアウトの練習。それまでの練習が生かされて、早く正確なラインアウトへ繋がるのです。

本日、マオリ・オールブラックス初戦へ向けたメンバーも発表されました。
1 三上 正貴
2 木津 武士
3 畠山 健介
4 トンプソン ルーク
5 伊藤 鐘史
6 ツイ ヘンドリック
7 リーチ マイケル(C)
8 ヘイデン・ホップグッド
9 日和佐 篤
10 田村 優
11 山田 章仁
12 マレ・サウ
13 立川 理道
14 松島 幸太朗
15 五郎丸 歩
16 稲垣 啓太
17 湯原 祐希
18 垣永 真之介
19 真壁 伸弥
20 アマナキ・レレイ・マフィ
21 内田 啓介
22 小野 晃征
23 カーン・ヘスケス

とうとう決戦までもう少し!
ノエビアスタジアム神戸へぜひ応援にお越し下さい!​

■2014年10月29日 (水)

宮崎での合宿も残すところあと2日。明日30日には神戸へ移動となります。
午前練習はFWとBKに分かれてウェイトトレーニングからスタートです。

合宿中別メニューの藤田選手は、高阪(*高は正しくは「はしご高」)スポットコーチとマンツーマンでのトレーニング。
背中をピンと伸ばし、強いポジションをしっかり教わります。

その後は高阪(*高は正しくは「はしご高」)スポットコーチとのセッション。相手の脇の内側から相手の首の後ろに手をまわすのができれば勝ち。
藤田選手も大健闘でしたがやはり世界のTKこと高阪スポットコーチにはなかなか歯が立ちません。
高阪スポットコーチは「春よりずっと強くなっている」と藤田選手の状態を褒めていました。

宮崎合宿では同じ部屋の松島選手とマレ・サウ選手。いつも一緒に練習会場にやってきます。

ラインアウト練習の前にはアクアバッグを使ったアクティベーションで身体の芯をきちっと使えるように意識を高めます。

BK陣はFW陣がグラウンドに出ると同時にジムでのウェイトトレーニングを開始。

FW陣はキックオフキャッチの練習も行いましたが、BK陣がちょうどウェイトトレーニング中だったこともあって、練習見学でチームに帯同しているトニー・ブラウンさんがキッカー役を務めていました。

午後の練習の最後には約10分間のスクラムセッション。
なぜかいつもは見ない選手がスクラムマシーンの周りに・・・。

カーン・ヘスケス選手と山田選手。ウィングの2人がなぜかスクラムに入って練習。
これは、FWがシンビンになったときの想定をしてそのようなことがあっても対応できるようにという練習でした。

明日30日で宮崎での合宿を打ち上げ、神戸へ向かいます。
リポビタンDチャレンジカップ2014マオリ・オールブラックスとの初戦まであと残すところ2日になりました。
みなさん応援よろしくお願いします。

■2014年10月28日(火)

21日に宮崎で合宿を開始してから、暖かい日が続いていましたが、28日は急に冷え込み、早朝の練習に来たマレ・サウ選手はニット帽を着用していました。

今朝の早朝練習は高坂(*高は正しくは「はしご高」)スポットコーチによるセッション。
いつも通り高いところから低いところへ、身体のポジションの変化を確認しながら行います。

午前中の練習のウォーミングアップも高阪スポットコーチが行いました。

宮崎合宿からグラウンドには大きな時計がセットされています。
これはそれぞれの練習の時間をセットして、カウントダウン。
通常は1セッションがほとんど1時間以内の短い練習のためそれぞれのメニューも細かく分単位で決められているためです。

午前練習は約40分間の短い全体練習でしたが、コンタクトスーツを着用してとてもハードな実戦形式の練習が行われました。
最大3フェーズまででターンオーバーになり、いろいろな場所にエディー・ジョーンズヘッドコーチがボールを投げ入れます。
ボールも様々でアメリカン・フットボールを使用したり、強度も高く、難易度も高い集中が必要な練習です。
「アメリカン・フットボールは滑りやすくて小さいし、重さも違う」とパスに定評がある立川選手でさえも難易度を認めていました。

午前練習後は小野選手がゴールキックの練習。
11月1日のリポビタンDチャレンジカップ2014 マオリ・オールブラックス第1戦のキッカーは誰が担うのでしょうか。

午後の練習はFW、BKにわかれてそれぞれウェイトトレーニングを行いました。
FW陣はウェイトトレーニングの最後に2人1組が組んでスクラムのような姿勢での体幹を鍛えるプランクの姿勢。

それはなぜかというと、その後には約30分間のスクラムセッションが行われたからでした。

今日のスクラムセッションにはボーズウィックFWコーチもフランカー役として参加。
「もう現役じゃないから、全然パワーが違う」と嘆いていました。

明日29日はもう初戦の3日前。もうまもなく神戸へも移動となります!

■2014年10月27日(月)

とうとうリポビタンDチャレンジカップ2014マオリ・オールブラックスとの第1戦を迎える週に突入しました。初戦へ向けての準備も残り数日となります。
早朝練習はいつも通りウェイトトレーニングやブレイクダウンなどのスキルトレーニングを行いました。
「加速度は素晴らしい(エディー・ジョーンズヘッドコーチ)」と評されるマフィ選手。

カーン・ヘスケス選手はディーン・ベントンスポットコーチによるスペシャルストレッチ。
ブリッジのようになり、肩甲骨のあたりをぐいぐい引っ張って、胸骨をストレッチしています。

午前中の練習は11時から約1時間。BK陣は縄跳びでウォーミングアップしましたがなんだか動きがおかしな選手が1名・・・。
笑いながらごまかしているヘスケス選手ですが、うまく手と下半身が連動せず、まったく縄跳びができませんでした。

いろいろなボールのセットアップがされています。
ラインアウトや、パスキャッチなどのスキルトレーニングで日本代表はよく使用しています。

今週末の試合で使用する試合球で練習しています。

約1時間の練習後、FWは約10分間のスクラムのセットアップを確認しました。

午後の練習はFW、BKともに1時間のウェイトトレーニングで汗を流しました。

FWはその後は約40分ほどラインアウトの練習。
すっかり辺りは暗くなってナイター照明でのラインアウトの練習です。
これは2つの組にわかれて、どちらが早くあげられるかの競争。
ジャンパーが持っているのはボールではなく、水が入っているアクアボールというもの。水の不規則な移動により、身体の芯がしっかりしていないとぶれてしまいます。

この日はFW陣と一緒に練習していた内田選手。
この競争ゲームのときにはジャンパーが不足して、なぜか内田選手がジャンパー役に。
練習も何もなくいきなり本番だったので、少しバランスを崩してしまっていました。

今日からスーパーラグビー、ハイランダーズのジェイミー・ジョセフヘッドコーチとトニー・ブラウンアシスタントコーチが見学に来ています。
特に2人によるセッションなどは予定されていませんが、数日を一緒に過ごす予定です。

■2014年10月26日(日)

宮崎合宿6日目となった日本代表ですが、残念なお知らせです。
有田選手が負傷のため、チームを離脱することになりました。
朝のチームミーティングで挨拶をする有田選手。

ヨーロッパへのリポビタンDツアー2014にも帯同できなくなったため、今まで合宿参加選手として帯同していた長江選手がヨーロッパ遠征終了後まで帯同する事になりました。

昨日25日の練習は早朝、午前、午後と1日に3回練習を行い、中でも午後の練習は非常に強度の高い練習でしたが、本日26日の練習は午前練習のみの1回だけ。
早朝練習もなかったのは宮崎合宿で初めてです。
午前練習は軽めの約30分間のみ。ウォークスルーという、それぞれのポジションの動きを歩きながらコマ送りで確認する練習のみ行われました。

ウォークスルーではスクラムもこのような形でしっかり組む事はありません。

30分間のウォークスルーを終えた後は、それぞれポジション別に居残り練習。
ロック陣はキャッチングの練習、

フロントロー陣はスクラムセッティング、

五郎丸選手と田村選手はキックの練習を行っていました。

居残り練習は最大10分までとされており、その後はリカバリーのためにプールへ向かう選手も多い中、数選手は自らウェイトトレーニング。
宇佐美選手、稲垣選手、長江選手などが自主的に行っていました。

午後は宮崎県、熊本県のラグビースクールに通う子供達約90名に向けてラグビークリニックを行いました。

参加したのは廣瀬選手、稲垣選手、宇佐美選手、山中選手、藤田選手とボーズウィックFWコーチ、ジョーンズDFコーチ、沢木コーチングコーディネーターたち。約1時間、子供達とラグビーを楽しみました。

■2014年10月25日(土)

21日に宮崎に集合してから24日の練習まではウェイトトレーニングやコンディショニングを中心としたメニューでしたが、本日25日からはラグビーのスキルや戦術などを行いました。

早朝練習はいつも通り。ポジション別に分かれて、それぞれ必要なメニューを行います。
ウェイトトレーニングの前にはそれぞれ選手個人で準備運動を行っています。
キャプテンのリーチ選手はいつも誰よりも早く来て準備を入念にしています。

タイト5は上半身のメニュー中心でした。

その後フッカーのみグラウンドに出てスローイングの練習。
まだ太陽があがってきた7時前で、朝日に照らされながら、ボーズウィックFWコーチの持つ輪の中を通すようにコールに合わせてそれぞれのスローイングを行いました。

アウトサイド5はウェイトトレーニング後はブレイクダウンの練習。
コーチ達も練習要員として参加します。

すべての早朝練習が終わるのは、ようやく8時頃。
その後朝食をとり、ミーティングなどを行って、再び練習は11時から始まりました。
午前練習は約1時間の技術や戦術面のトレーニングを主に行いました。

練習後は、すぐにリカバリー。水分補給や必要なエネルギーを終了直後に摂取するのも大事なリカバリーの一つです。

午後の練習は17時から行われました。
この日は実戦を意識した混沌とする中での練習を目的に行われ、体力やフィジカルも求められるきつい練習となりました。

終わる頃にはすっかり日が暮れ、ナイター照明が照らす中での円陣。

その後はFW陣はスクラム練習を30分行い、終わったのは19時。
朝6時からトレーニングが始まり、12時間で3回の練習を行いました。

明日26日は今回の合宿で初めて早朝練習がなく、午前練習のみ。
疲労がピークに達している選手たちも、心身ともに休む1日となりそうです。

■2014年10月24日(金)

24日も早朝練習からスタートしました。通常はFW陣が行い、その後BK陣が行いますが、この日は珍しくBK陣からのスタート。
ブレイクダウンの練習をメインに行いました。

その後集合したFW陣はラインアウトに特化した動きの練習です。
それぞれが自由に動き回り、ラグビーボールや約4kgのメディシンボールを頭の上でキャッチ。

キャッチする数名はグローブをつけて取りにくい状態にしているのがわかるでしょうか。

ジャンパーを持ち上げるリフター役の選手たちはウェイトをあげ、

フッカーは足元が不安定なところでスローイングの練習。

ジャンパーはジョン・プライヤーS&Cコーディネーターが指した方向に素早く動く動作の確認。

その後はグラウンドに出て、それぞれのポジション別に練習したことをすべて組み合わせてラインアウトの練習です。

午前中の練習でも日本代表の早いアタックや展開に必要なラインアウトを入念に練習しました。
この時はいろいろなボールを使ってのキャッチング。
アメリカンフットボールやバレーボール、サッカーボールなど様々なボールでキャッチングです。

キックオフからのアタックの練習なども行いました。
今回、日本代表のメンバーに初めて名を連ねたヘスケス選手や、久しぶりの招集となった山中選手も躍動しています。

練習後になぜかジャンパー役を務めているのは・・・。
ジャパンでは不動のフルバック、五郎丸選手。
持ち上げたリフターの伊藤選手と畠山選手によると、「悪くないけど足がちょっと開きすぎ」と注意を受けていました。

また、リーチキャプテンを中心としたラインアウトセッションを日本テレビの徳島アナウンサーが取材に訪れてくれました。
放送日がわかり次第、お知らせいたしますので楽しみにしていてください!

■2014年10月23日(木)

合宿3日目となった23日も、早朝からのウェイトトレーニングで幕を明けます。
FW陣とBK陣でそれぞれわかれて1時間ずつのトレーニングを行いました。
フッカーの3選手はその後も残ってスティーブ・ボーズウィックFWコーチとスローイングの練習を行います。

BK陣はディーン・ベントンスポットコーチの下、しっかり関節や筋肉などをほぐして可動域をあげるようにストレッチを行い、ウェイトトレーニングに臨みます。
自己流でやっていた選手たちも身体の隅々まで伸ばされていました。

午前練習はフィットネスメニュー。今回の合宿では初めてしっかりとしたグラウンドでの練習となりました。
インターバル走では選手の息づかいが遠くまで聞こえてくるほど。インターバル走の合間には強度高めのエアロバイクメニューも待っています。

BK陣はFW陣に比べると長い距離でのインターバル走ではないですが、よりスピード重視のもの。
それぞれ選手によって、走る距離が決められています。
水が入っているアクアバッグを担いで、重心がぶれる中でスピードを出さなくてはいけない五郎丸選手たちは、短めの距離。
山中選手と廣瀬選手は手を腰にしたり、胸に固定しながら。
一番距離が長い山田選手は何も持たなかったり、時にはボールを持ってのランニングです。

最後はユニット練習で、この合宿初めてラグビーらしい練習を行いました。

午後は再びウェイトトレーニング。この日はFWはウェイトトレーニング後に40分間のスクラム練習となりました。
そのため、ウェイトトレーニングではスクラムに特化した筋力の向上をはかりました。
カメラが設置されていますが、これは横からの姿勢を撮影しているもの。

自身でその姿勢を見ながら、しっかりウェイトをあげます。背中はスクラム同様でまっすぐで地面の平行。

画面上にある線に合わせて背中の高さを維持。

そうしてこのまっすぐな背中の、低いスクラムが生まれるのです。

スクラム練習は日が暮れるまでの40分間、みっちりと行われました。

宮崎での合宿も残り1週間。
リポビタンDチャレンジカップ2014、マオリ・オールブラックス戦へ向けてしっかりと準備を行って行きます。

■2014年10月22日(水)

代表合宿2日目の22日。日本代表合宿では恒例の早朝練習が6時から始まりました。
FWとBKに分かれてのスタート。FW陣が始める6時からの練習はまだ外は真っ暗です。

BK陣が集まり始めた7時前になるとようやく明るくなってきました。
ただ、宮崎は非常に温かく、到着した昨日は27℃、今朝も20℃はある温かい気候の中で合宿を行っています。

春の遠征で負傷した藤田選手はいまだ別メニューでの調整。
ディーン・ベントンスポットコーチとマンツーマンでのトレーニングを行っています。

選手たちは春シーズンの日本代表合宿や遠征、そしてトップリーグなどほぼ休みのない中ラグビーを続けているので、この日の午前中はリフレッシュを兼ねてビーチに赴き、ビーチバレーなどを行いました。
4チームに分かれて競り合い、白熱した戦いが繰り広げられました。
ビーチバレーではさすがと思わせるブロックやアタックも連発でした。

ビーチでリフレッシュした後はその場で海産物をいただきました。
選手それぞれで作る海鮮丼やまぐろバーガー。おいしくいただきました!

午後はそれぞれのポジションにわかれてのウェイトトレーニング。
合宿参加の予定のみだった宇佐美選手は追加招集となって初の日本代表メンバー入り。午後に合流しました。

前日もBK陣にはサイクリング部が発足されていましたが、この日もエアロバイクをこよなく愛する選手たちが。

明日23日もコンディショニングを最重視するメニュー予定なのでまだグラウンドでの練習予定はありませんが、週末くらいからはグラウンドでの練習になる予定です。

■2014年10月21日(火)

11月1日にリポビタンDチャレンジカップのマオリ・オールブラックス戦を控え、日本代表は宮崎での合宿をスタートしました。
21日の集合日、宮崎空港で日本の各地から集まった日本代表は歓迎セレモニーで出迎えられました。
宮崎のブランドポーク20kg、みかん太陽の雫20kgをいただき、リーチキャプテンは「4月の宮崎合宿の後は良い成績を収めることができたので、今回の合宿の後も良い成績を収められるようにがんばりたい」と話しました。

日本代表が使用するグラウンドにも横断幕が掲げられています。

午後は早速ジムでのウェイトトレーニングなどを中心としたメニューを行いました。
今回スポットコーチで参加しているディーン・ベントンコーチからの指導を受けるFW陣。柔軟な股関節はスクラムを組むためにも必要です。

膝をつけ、後ろに身体をまっすぐにしながらどのくらい倒れられるか、真壁選手はきつそうな顔ですね。

FW陣が行っている間、時間差での集合となったBK陣は、続々と集合してはエアロバイク。なんだかサイクリング部のような光景です。

2009年カナダ代表戦以来の日本代表戦の出場を目指す矢富選手。約4kgのメディシンボールをラグビーボールのようにパス交換。身体のコアを鍛えます。

午後の練習終了後はチームミーティング。でもいつもとどこかが違います。
今回のチームミーティングは各所属チームのシャツを着用してくるようにとの連絡で、それぞれの所属チームのトレーニングシャツを着用しているのです。
「まだみんなトップリーグや大学のチームが抜けていない感じだけど、あと2日間できちんと代表のジャージーを着ていられるようにプレーやメンタルを代表モードにしっかり切り替えてほしい」とエディー・ジョーンズヘッドコーチ。
視覚で選手たちがまだ切り替わっていないということを示し、代表モードへの変化を期待していました。

日本代表の宮崎合宿は30日まで。最初の数日はジムなどでのコンディショニングのメニューが多いため、非公開練習が続きますが、25日以降はグラウンドでの練習も多くなりますので、ぜひお越し下さい。