■2015年5月22日(金)

昨日21日に東京から香港に移動してきた日本代表。
夕方に練習を予定していましたが、前日20日の宮崎から東京への移動を含めてほぼ1日がかりの練習となったため夕方の練習はキャンセルして、休養に務めました。
本日22日は早朝からFWはウェイトトレーニングで汗を流しました。
今回初先発となる垣永選手。

ゲームキャプテンを務める五郎丸選手を支えるのは2人のバイスキャプテン。
ホラニ龍コリニアシ選手と伊藤選手。

試合前日練習の前には恒例のチームミーティング。

ジャージープレゼンテーションは出場すれば初キャップを獲得するホラニ龍シオアペラトゥー選手。
ご家族も香港入りして、初キャップ獲得の瞬間を見守るようです!

そして垣永選手と、47キャップ目の獲得で日本ラグビー史上10位タイとなる五郎丸選手。

前日練習は試合会場となる香港仔運動場で約1時間ほど行いました。
キックオフや、スクラムやラインアウトのセットピースからのアタック、ディフェンスなどを確認しました。

また、ブレイクダウンやラインアウトの確認も行いました。

グラウンドは少し小さめで、インゴールも狭いですが、キッカーの五郎丸選手は「やることは変わらないので、いつも通りやるだけ」と淡々。
自信があるからこその落ち着きを見せていました。

明日23日、香港仔運動場で16時(日本時間17時)キックオフです!
7月に行うパシフィックネーションズカップまで、最後の試合となります。
みなさんの応援をよろしくお願いします!

■2015年5月20日(水)

今日20日の早朝練習は5つのグループにわかれて、それぞれのコンディションにあわせたメニューを行いました。
最大の10名ほどのグループはジョン・プライヤーS&Cコーディネーターと一緒に近くのビーチでのトレーニング。
リフレッシュしながら良い汗をながせたようでした。

 

午前練習はFWはスクラムを意識した筋力トレーニングをジム内で行い、その後グラウンドでスクラムの練習を行いました。

ラインアウトからのモールや、キックオフキャッチなどセットピースの練習も入念に行いました。

その後はさらにジムに戻り、ウェイトトレーニング。
お腹の上にウェイトを乗せてウェイトを行う堀江選手。

BK陣はラグビーボールを網にパスしてどこに跳ね返ってくるかわからない中キャッチ&パスのゲーム感覚の練習でスタート。
次々に選手がまわり、20回ノーバウンドでキャッチして続けることができたら終わり。
ただ、どこに跳ね返るのかわからないのもあって、終わるまでになかなか時間がかかりました。

その後もスキルトレーニング、シェイプの確認などを行いました。
写真は23日の香港代表戦でゲームキャプテンを務める五郎丸選手。

最後まで残ってハイパントキャッチの練習を行う藤田選手。
昨日19日にロンドンセブンズから帰国してチームに合流したばかりですが、時差ボケも感じさせず、元気に練習に合流しています。
23日の香港代表戦も先発出場予定です!

畠山選手、堀江選手、木津選手の3選手はジョン・プライヤーS&Cコーディネーターとフラン・ボッシュスポーツサイエンスコンサルタントによる特別メニューを今週は実施していました。
「リコンディショニングをする必要がある(ジョーンズヘッドコーチ)」という3選手は、23日の香港代表戦は出場せず、このまま宮崎で残って練習を続けます。

23日のアジアラグビーチャンピオンシップ2015最終戦の香港代表戦のメンバーも発表となりました。

1 平島 久照
2 有田 隆平
3 垣永 真之介
4 トンプソン ルーク
5 伊藤 鐘史
6 アイブス ジャスティン
7 ヘイデン・ホップグッド
8 ホラニ 龍コリニアシ
9 矢富 勇毅
10 立川 理道
11 福岡 堅樹
12 田村 優
13 カーン・ヘスケス
14 藤田 慶和
15 五郎丸 歩
16 三上 正貴
17 湯原 祐希
18 ホラニ 龍シオアペラトゥー
19 大野 均
20 マイケル・ブロードハースト
21 内田 啓介
22 山中 亮平
23 廣瀬 俊朗

畠山選手に代わり、ゲームキャプテンを五郎丸選手が務め、垣永選手は初先発出場。
ホラニ龍シオアペラトゥー選手は出場すれば初キャップ獲得となります。

午後には東京に移動し、明日21日には香港に移動。
23日の試合に備えます!

■2015年5月19日(火)

本日19日の早朝練習も、アイマスクをした状態でのコミュニケーションスキルの向上を目的とした練習を行いました。
アイマスクをしていない見えている選手がアイマスクをしている選手の目となって、声をかけて指示をすることが重要です。

フッカー陣は早朝のウェイトトレーニングセッションの後に居残りでさらにボーズウィックFWコーチとスローイングの練習。
相手に見立てた障害物も近くに設定されているので、ここしかないというポイントに投げる正確性が必要があります。

午前練習はFW陣はウェイトトレーニングとラインアウトをジム内で行いました。
垣永選手はプランクをしている状態で上に100kgのウェイトを置いて、1分間プランクの姿勢を保っていました。
しっかりした体幹が必要になります。

早朝練習でも練習してたスローイングですが、再度練習。
有田選手はストレッチポールの上に立って、バランスを保ちながらスローイング。

マフィ選手はグラウンドでジョギングをしていましたが、それを見つけたダルマゾスクラムコーチが一緒に並走していました。
リハビリも順調そうです!

午後の練習前には藤田選手が合流しました。
先日までセブンズワールドシリーズの最終戦、ロンドンセブンズに出場していた藤田選手。
先月のイングランド視察に続いての1ヶ月で2回目のイングランド往復でした。

午後の練習の最初は4グループにわかれて、競争でスタート。
それぞれ水がたっぷり入ったアクアバッグ、4kgのメディスンボールを運ぶ競争です。
メディスンボールはその中で4回以上のパスが求められていました。
優勝チームにはジョン・プライヤーS&Cコーディネーターからチョコレートのご褒美が渡されました。

その後はコンタクトスーツという分厚いウェアを着用して、フルコンタクトでの実戦形式の練習。

その合間には3グループにわかれてディフェンス練習を行いました。

午後は約1時間半に渡る激しいセッションでしたが、明日の早朝練習、午前練習を行い、アジアラグビーチャンピオンシップ2015の最終戦となる23日の香港代表戦へ向け、午後に移動となります。

■2015年5月18日(月)

本日18日の早朝練習は、なぜか何人かアイマスクをした目隠し状態。
2組にわかれて、片方はアタック、アイマスクをした数人かがディフェンスに入り、しっかり名前を呼びながらコミュニケーションをする習慣付けの練習を行いました。

また高阪スポットコーチ(*高は正しくは「はしご高」)によるS&Cセッション。
高阪スポットコーチのかけ声に合わせて、マウントポジションを即座に変えて強いポジションをしっかり取るような練習です。

午前練習は強い雨が降っていた中での練習となりました。
グラウンドでの練習はBK陣のみ。豪雨の中でのパス&キャッチやポジショニングの確認など軽いメニューとなりました。

FW陣は午前練習はジムの中でウェイトトレーニング。
宇佐美選手が思いきり4kgあるメディスンボールを投げ、それをしっかりキャッチしてさらに投げ返す全身の筋肉が必要となるメニュー。
足は片足のみ台に乗せて、さらに負荷がかかります。

その後は、スクラムに特化したウェイトトレーニング。
ジョン・プライヤーS&Cコーディネーターが示す位置まで背中をスクラム同様にまっすぐにし、ウェイトをコントロールしながら行って戻るメニュー。

選手によってどこまで伸ばすかが変わりますが、畠山選手は170cmまで遠くに持って行って戻せていました。

その後はジムの中でスクラムのセットアップで、スクラムに特化した筋力トレーニングを生かせるような順番で練習メニューが組まれています。

午後の練習は全体でラインアウトからのアタックのポジショニングなどを確認するセッションからスタート。

その後は激しい実戦形式のディフェンス練習。
ぱっと見ると人数がビブスを着ていないディフェンス側が異常に少ない数。

わざと人数が少ない状態でのディフェンス練習で、常に全員が仕事量を増やし、ポジショニングを気をつけなければいけなくなります。

現在、フラン・ボッシュスポーツサイエンスコンサルタントによるスペシャルメニューを組まれているのは、畠山選手、堀江選手、木津選手。
しっかり膝をあげて、重心を高く意識することがスピード強化への秘訣のようです。

また、リハビリ中で別メニューなのは真壁選手。
ジム内で黙々と筋力トレーニングに励んでいますが、なぜかローイングマシーンが地面ではなく、ウェイトマシーンの上に設置され、角度がついている状態。
しかもローイングするのに軸足は片足のみ。常に汗びっしょりで筋力アップに取り組んでいます。

FW陣は全体練習後にスクラム練習を約40分。
まずは3対3で組んだ練習のあとに、8人対8人でのライブスクラムの練習を行いました。

BK陣は全体練習後はジム内でウェイトトレーニング。
ダルマゾスクラムコーチが直立不動で立っているのは、矢富選手がプランクしている上。
100kg以上のコーチが乗っても動じず、しっかりした体幹で支えていました。

■2015年5月17日(日)

昨日16日に宮崎で再集合した日本代表は、2日目は早朝練習がないスタート。
前日、集合直後に激しいハードな練習を終えたのもあり、本日17日は午前練習のみの軽いメニューとなりました。

FWはウェイトトレーニングでスタート。

そしてジョン・プライヤーS&Cコーディネーターの周りに選手たちが集まり、プライヤーS&Cコーディネーターがこれからやることを説明します。

ウェイトトレーニングを45分ほどやった後にもかかわらず、激しいフィットネス練習がスタート!
3組にわかれて、タイムトライアルでの競争です。

まずはローイング。

その後は4kgのメディスンボールを何回か壁に打ち付けて、水が入ったアクアバッグを担いで台の上へステップを数回。

さらに腕立てと起き上がるというのを繰り返して行い、最後は寝て立って反復横跳びのような動きをさらに繰り返しました。
これを大体1人3分程度で行いました。

その後はBK陣がグラウンドで合流し、シェイプの確認などを歩きながらゆっくりとポジションを確認するウォークスルーを行いました。

今季になって昨日初めて合流したマフィ選手もジョギングをしながらチームの練習を目で追っていました。

BK陣はウォークスルーの後にウェイトトレーニングを30分ほど行いました。

​​グラウンドでさらに居残り練習をしていたのはフッカー陣。
​ボーズウィックFWコーチが脚立の上に立ってジャンパーの役目をし、リー・ジョーンズDFコーチが障害物を持って相手ジャンパーのように邪魔をする中、スローイングの練習を行いました。

■2015年5月16日(土)

5月9日のアジアラグビーチャンピオンシップ2015リポビタンDジャパンシリーズ香港代表戦の翌10日に一度解散していた日本代表ですが、本日16日、再び宮崎県宮崎市での合宿をスタートさせました。
集合となった午前中は残念ながら雨でしたが、練習の行われた夕方には雨もストップ。
約1週間ぶりの練習の前に、チームミーティングが行われこの日から一時合流となったアマナキ・レレイ・マフィ選手が挨拶をしました。
前日に入籍をしたという報告も兼ねて挨拶したマフィ選手は拍手で久しぶりの合流を迎えられました。

グラウンドでの練習を前にFW陣はジム内での負荷をかけたトレーニング。
スクラムを押すようなウェイトが乗っているものを押したり、
体に強力なゴムをつけて低い姿勢を保って前進をしたり。

BK陣はグラウンドで2人1組になって強力なバンドで固定された中でランニングをしながらパス&キャッチ。

その後はグラウンドでFWとBKが合流して全体練習が始まりました。
この全体練習が始まるまでに、すでに選手たちは汗びっしょりでした。

再集合初日でしたが、非常に強度の高い練習が行われました。
早速実戦形式のトレーニング。
最初こそハンドリングミスが目立ちましたが、すぐにこの高い強度のトレーニングに選手たちも順応。
一時解散後とは思えない練習でした。

コンタクトスーツと呼ばれる少し厚みのあるボディースーツを着用後はコンタクトの強度も最大にあげ、試合と同じような激しいぶつかり合いが繰り返される中での実戦形式のトレーニング。

快足の福岡選手を田村選手が低いタックルで止める場面も見られました。

約1時間の全体練習の後はポジション別にスキルトレーニングを20分ほど行い、その後はグラウンド脇で氷がたっぷり入ったアイスバスでリカバリーを行いました。
2分ほどアイスバスに浸かって、疲労を取り除きます。
ハードなトレーニングの後で汗だくの選手たちにとっては氷たっぷりのアイスバスも冷たく感じないかのような笑顔でした。

明日17日は午前中のウェイトトレーニングのみの軽い練習となりますが、18日からは23日のアジアラグビーチャンピオンシップ最終戦の香港代表戦へ向けて、再度ギアをあげていきます!