現地9月19日にイングランド・ブライトンコミュニティースタジアムで行われた日本代表の対南アフリカ代表戦の試合後ヘッドコーチ、キャプテンらのコメントをお知らせします。
試合結果はこちら


 

 

■エディー・ジョーンズヘッドコーチ

「ペナルティーゴールの3点を取って引き分けという選択肢もあったが、リーチキャプテンを筆頭に選手たちは勇気を持ってトライを狙ってくれた。20年間コーチングをしてきて、これほどのハードワークをしたことはない。我々の目標は決勝トーナメントに残りベスト8になることと、大会でベストのチームと言われること。これからの試合もまた今日のように観客が味方をしてくれることを祈る」

■リーチ マイケルキャプテン

「4年間この日のためにやってきた。91年大会以来の初めての勝利で素直に嬉しいが、次のスコットランド戦が控えている。南アフリカがペナルティーキックをモールではなく、ペナルティーゴールを狙ってくるなど、とても焦っていることが伝わってきた。最後はペナルティーゴールではなくスクラムを選んだのは、相手が1人少なかったことと、勝ちに行くという気持ちから。今までやってきたことを信じてプレーした」

■堀江翔太選手

「最後は会場全部が日本の応援をしてくれているように感じた。ハードなトレーニングをしてきて、チームが一つになってきたと感じる。次のスコットランド戦に向けて、修正点はたくさんあると思うので決して過信せずに、勝ちたいという強い気持ちと、さらに成長できるかどうかが大切だと思う」

■畠山健介選手

「(スクラムで)こちらも低いところで勝負しようとしたが、相手が低いところで組み慣れている感じもしたので、正直かなりプレッシャーは受けた。日本が低く組んでくると向こうも理解していたと思う。しかし、相手のメンバーも変わる中、堀江を中心にしっかり話し合いながら組み立てることができた。仲間、スタッフ、応援してくれた多くの方々のおかげで得られた結果。勝った後に負けてしまっては意味がないので、次も勝てるように頑張りたい」

■田中史朗選手

「必ず相手の方が疲れると思っていた。これまで厳しい練習をしてきた甲斐があった。練習でもみな集中力があり、今日の試合もいいコミュニケーションができていた。日本のラグビーのためにという気持ちが出ていた。残りプール戦3試合もしっかり準備をするだけ。マン・オブ・ザ・マッチはチーム全員でもらったようなもの。みんなで喜びを分かち合いたい」

■カーン・ヘスケス選手

「とても嬉しい。南アフリカのチームに勝ったのは個人的にも初めての経験。スペースが見えたので、そこにいかなくてはいけないと思って走った。トライ直後は、本当に信じられなかった。マフィが一番最初に寄ってきてくれて、そのあとは全員が自分のところに来てくれた。みんなに祝福されて、トライ後にこんなに疲れたのは初めて」

■松島幸太朗選手

「ディフェンスでところどころ一対一で抜かれてしまったところはあったが、それにリアクションできたことがチームとしても成長した部分。ミスの後、トライをされる場面がよくあるが、それを練習から変えようという意識を持ち、その練習の成果が試合にも出た。自分自身は多少の緊張を感じたが、その緊張感を楽しめたのはとてもよかった。応援してくれるお客さんの声、『ニッポン』というコールもよく聞こえた。3日後に次のゲームがあるということで、準備としては自分たちが得意としているスピードラグビーを80分間やり続けるというだけ」

■五郎丸歩選手

「精神的にも肉体的にも、ハードトレーニングを4年間やってきた結果だと思う。選手自身で南アフリカの全選手を一人ずつ分析をしていたので、分析通りできたと思う。仲間を信じて戦えた。最後の方は余裕もなかったが、後半入ってきた選手がしっかり仕事をしてくれて、本当にチーム一丸となって勝った試合。勝つならこのシナリオ、というのがあったが、その通りにできた。スコットランドは日本代表を警戒してくると思うし、簡単に勝てる試合はないと思うので、しっかり、リカバリーして備えたい」