ワールドラグビーは2019年3月14日にアイルランド・ダブリンでプロ・ゲーム委員会(Professional Games Committee)を開催し、新たな代表同士の対抗の枠組みとして「ネーションズ・チャンピオンシップ(Nations Championship)」が各協会に提案されました。

提案内容は、シックス・ネーションズ(欧州6カ国対抗)を中心とするカンファレンスと、ザ・ラグビーチャンピオンシップ(南半球4カ国対抗)を主催するSANZAARを中心とするカンファレンス、2つのカンファレンスから計12チームの構成となり、開催期間は7月から11月で、各協会が最低11試合を行い、最終的には上位2チームによる決勝戦を行って優勝チームを決める、というものです。ワールドラグビーは、2022年からの開始を提案しています。

この12チームはワールドラグビー世界ランキングによって決められるもので、現在ランキング11位の日本はSANZAARを中心とするカンファレンスに含まれており、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会は本委員会の場においてこの提案に賛成するとともに、参加に向けた前向きな意志を表明しました。また、今後もこの提案の実現に向けて、継続的且つ前向きにワールドラグビーや各協会と調整していく予定です。


■日本ラグビーフットボール協会 坂本典幸専務理事コメント

「今回の委員会でネーションズ・チャンピオンシップの開催に向けて具体的な提案がありました。日本ラグビーフットボール協会としましては、世界ランキング上位国との対戦が毎年11試合出来ることは日本代表の強化に直結すると考え、賛同しました。今後、経済効果や様々なメリット、デメリットを勘案しながら、ワールドラグビーや各協会と調整し、日本がこの新しい大会に参加出来るように努力して参ります」