スケジュール・メンバー

8月29日

今日は最終日。日本に帰国します。

バスで長沙空港に向かい、空港の入り口で周さんとお別れ。

トランジットに時間がかかる過密スケジュールのなか、13時間の移動を経て羽田空港に到着しました。

帰国後、解団式をおこない、安藤団長の総括、ツアースタッフからのスピーチ、佐藤キャプテン・安田バイスキャプテンからのスピーチがあり全員でこのツアーを振り返りました。

そして、最後は選手からスタッフへの感謝のプレゼント。一人一人の感謝コメントが書かれたTシャツはスタッフの宝物です。

それぞれが名残を惜しみつつ解散し、2019U17日本代表チームの活動は完了いたしました。

結びに、この交流競技会を主催いただきました日本スポーツ協会の皆様、競技会を運営されました中国ならびに長沙市のラグビーフットボール協会・関係者の皆様、このチームに関係いただいたすべての皆様に感謝申し上げ、遠征レポートを終わります。ありがとうございました。


8月28日

試合は昨日で終了し、今日は中国・長沙市の歴史と文化に触れる文化探訪が予定されています。

6:15に集まった選手たちは久しぶりのフィジカルトレーニングで汗を流します。

朝食後バスで移動し、中国四大書院の一つ「岳麓書院」を見学しました。

その後はホテルに戻り昼食を食べ、午後はショッピングモールで買い物を楽しみました。

この遠征中は、ほぼホテルと試合会場の往復のみの日程だったため、選手はとてもリラックスして楽しんでいました。

 

夕方ホテルに戻ってこのツアーのクロージングミーティングを行いました。今田リソースコーチからは昨日の試合のレビューがあり、映像を使いながら、「このプレーをもっとよくするには?」と次につながるヒントを多くいただきました。

橋本監督からはチームテーマの一つであった「圧勝・圧笑・圧翔」の「圧翔」についてお話があり、ここがゴールではなくここから羽ばたいていってほしいとの願いを込めたお話をいただきました。

最後に、早朝にチームを離れる今田リソースコーチと劉さん、明日空港でお別れする周さんとのお別れセレモニーがありました。お一人ずつスピーチをいただいた後、選手から全員の感謝のコメントが書かれたTシャツがプレゼントされました。選手たちがキャプテンを中心に考えた一品。HEARTを伝えるプレゼントとなりました。

明日も朝は忙しいため、今日のうちに荷造り・計量を済ませなくてはいけません。選手たちはこのチームでの最後の夜を楽しむとともに、明日に向けてしっかり準備します。


8月27日

流通経済大学に集合して始まったこのチームの戦いも、いよいよ今日の中国戦を残すのみとなりました。

目標の一つである「全勝」を成し遂げるために、選手・スタッフともにしっかり準備してきました。その準備してきたものを今日すべて出し切ります!

午後の中国戦に向け、ストレッチングにより徐々に体を起こしていきます。

ミーティングでは、今日のチームのゲームテーマ「全て2秒以内」が掲げられました。2秒以内にボールを出す。2秒以内に動き出す。SPACE MACHINE-GUNの集大成として、すべて2秒以内に挑戦します。

その後行われたジャージプレゼンテーションでは、安藤団長よりお話をいただき、橋本監督からは熱い想いをいただきました。全員が一つの「HEART」でまとまりました。

気温が高く、コンディションを考え、セルフアップは屋内練習場で行い、分単位で計画されたウォーミングアップへと移ります。ロッカーアウト前の橋本監督の話を聞く表情は今までで一番良い顔をしていました。

試合では、気温が高く、思うようにいかない場面もある中、やってきたことをすべて出し切ろうと、自分たちにベクトルを向け落ち着いて戦いました。その結果徐々にペースをつかみ得点を重ね、ディフェンスのセットスピードが上がり、最後まで「全て2秒以内」を合言葉に戦うことができました。

試合後は記念撮影をした後、選手からスタッフへ感謝の胴上げがあり、橋本監督からお世話になっている周さん・劉さんまで全員胴上げをしてもらいました。

試合後は、疲労回復に向けてリカバリーをします。今回の遠征でも株式会社 明治様にサポートをいただきました。食事に苦労する選手もコンディショニングを保つことができました。ありがとうございました。

今日も自主的にグラウンド、ロッカー、スタンドのごみ拾いを行って、選手は会場を後にしました。

夜は参加国の全選手が集まる閉会式があり、全員とても楽しむことができました。

明日は、長沙市の文化財などを見学します。


8月26日

今朝も中国式庭園内の散歩からスタートします。

午後の韓国戦に向けコンディショニングを最優先に考えます。

ミーティングの前に、狩野トレーナーによるストレッチングにより徐々に体をほぐしていきます。

今日は雨が予想されていたためミーティングでは、雨天時のリスクマネジメントを話し合いました。

橋本監督から、ゲームスタートのイメージ「最初からクライマックス」の話があり、最初から気持ちを込めてやるべき事をしっかりやろうというお話がありました。

 

昼食後、試合会場に向かいますが、安藤団長・今田リソースコーチはお手伝いいただいている劉さんとともに一足先に会場入りし準備します。

初戦から氷をリクエストし続けた結果、大量の氷を用意していただけました。

今日のウォーミングアップは100%よりも100点を目指し、動きをチェック。

ロッカーに戻りスタイルを整え、準備万端な状態で橋本監督の話を聞きます。

国歌斉唱では気持ちを込めて歌います。昨日今田リソースコーチに話していただいたように重みを感じるとても良い国歌斉唱でした。

試合では午前の橋本監督のお話を体現するように最初から気持ちが入っていました。ルーズボールへのセービングや、前に出続けるディフェンスなど体を張り続けるプレーが随所にみられました。途中逆転されたときはありましたが、集中が途切れそうなときも事前に決めておいたリフレッシュワード「JAPAN!JAPAN!」と声を掛け合い、気持ちを切らさずに60分戦い切りました。

試合後は韓国チームと記念撮影。交流を深めます。

試合後素晴らしいことがありました。ロッカールームをきちんと清掃した選手たち。帰り間際二人がスタンドに走り出します。その先にあったものは、前の試合の選手や観客が放置していったペットボトルやごみでした。「来た時よりも美しく」スポーツマンらしいすがすがしい行動ができるチームを誇りに思います。

ホテルに帰って明日対戦する中国チームとレフリーとの打ち合わせをしました。

夜のミーティングでは、ご厚意でこのチームをすっとサポートしてくださっている劉さんからお話をいただきました。

様々な方にサポートいただき、U17日本代表は中国で戦っております。


8月25日

今日は時間に余裕のある朝を迎えました。

ホテルの敷地内にある中国式庭園の散歩からスタートしました。

朝食後、昨日のゲームのレビューミーティングを行いました。橋本監督から「SPACE MACHINE-GUN」の再確認があり、韓国戦ではもっと積極的に空いたスペースに、目にも留まらぬアタックを、逃げ道のないディフェンスをしようとの話がありました。

選手からもポイントとなるプレーの確認の希望があり、映像をみて全員で共有しました。

その後バスで練習に向かいました。練習会場は試合会場と同じ南雅中学校。今日も厳重なセキュリティーチェックをくぐりグラウンドに入ります。

気温37℃以上の予報の中、気持ちを切らさず集中力を高めて練習がスタートしました。

60分の練習でしたが、選手は明日に向けた確認ができました。

午後は韓国戦に向けたジャージープレゼンテーションを行いました。

冒頭、今田リソースコーチより「国歌を歌うこと」についてのお話をいただきました。「スポーツをやっている人が一生に何回国歌を歌えるか?」の問いかけに、初めはピンとこなかった選手も「1回も歌えない選手の方が圧倒的に多い」との答えを聞き、背筋が伸びました。今まで以上に国歌を歌うことの重みを感じながら歌います。

夕方スタッフは韓国スタッフとの会議を行い、選手は気分転換の散歩(買い物)とプールリカバリーを行いました。

心に熱い想いを持ち、頭をクリアにし、体をリフレッシュさせ、明日は韓国戦です。


8月24日

いよいよ今日は、U17日本代表が令和最初の国際試合をする記念すべき日です。

緊張した面持ちの選手を乗せたバスは、約15分で会場の「南雅中学校」に到着しました。

「南雅中学校」は立派な正門や大きな教室棟、体育館や今回試合をするスタンド付きのグラウンドがある素晴らしい施設です。大きな電光掲示板は「ハイテクの長沙市」を象徴しているようでした。

グラウンドに着くとすぐに着替えを済ませ、ウォーミングアップを始めます。ウォーミングアップの内容は今までどおり。やってきたことがどれだけ出せるかが課題となる試合です。

立ち上がり、緊張のせいか動きが硬かった様子でしたが、開始2分に佐藤キャプテンのトライで先制すると、一気に動きを取り戻し、キックカウンターやラインブレイクなどでその後も得点を重ねていきます。途中シンビンで1名少なくなりましたが、落ち着いてプレーし、失点はPGの3点のみに抑え97-3で勝利しました。長沙選抜も気迫あふれるプレーが随所に見られましたが、組織プレーという面で我々に分があったようです。

中国対韓国の試合を見た後、昼食を食べにホテルに戻ると、次は開会式に参加するためバスで会場である長沙人民会堂へ移動します。会場までは警察が車両を規制し、バスの車列が優先で走行します。

開会式ではダンスや書のパフォーマンス、楽器演奏など充実したパフォーマンスで歓迎してくれました。

ホテルに戻り夕食の後、今日の試合の振り返りを選手主導で行いました。SATはまだ「50点」など、自分たちに厳しい意見が多く、チームが伸びる部分を全員で共有しています。

明日は午前中のみ短い練習をします。プールリカバリーも用意されているので、次戦に向けてしっかり準備したいと思います。


8月23日

本日は「日・韓・中ジュニア交流競技会」が行われる中国湖南省長沙市に出発します。
選手団は朝5:30にチーム荷物をバスに積み込み、長い移動の一日をスタートしました。
北京空港行きの飛行機に乗り、北京空港で乗り換え、長沙空港行きの飛行機に乗ります。

停車中のバスの中 国際線から国内線にバスで移動

北京空港での3時間の乗り換え時間も、全てを荷物の積み替えに費やし疲労困憊。
出発ゲートに行くと今度は飛行機が遅延しており、長い移動を終えて長沙空港に着いたのは夜7時過ぎでした。

長沙空港に到着!

そこからバスに荷物を積み込み、ホテルに着いた時には、8時近く。
慌ただしく荷物を部屋に運び、選手は食事、スタッフは中国チームとの監督会議に出席しました。

韓国チームは夜中の到着のため不参加です

その後、明日の長沙選抜戦に向けたジャージープレゼンテーションを行いました。
安藤団長・橋本監督からお話があり、一人ひとりにU17日本代表のジャージーが手渡されます(メンバーはこちら)。

安藤団長

橋本監督

選手は長時間移動の疲れも見せず、明日の試合に向けた意気込みを語ってくれました。

安田バイスキャプテン

佐藤キャプテン

明日24日も早い時間の試合のため朝5:30から動き出さなくてはいけません。
このように時間が限られている中でも自ら考え、"HEART"のある行動でしっかり休み、コンディションを整えます。

長沙選抜戦頑張ります!