報道されているように、日本ラグビーフットボール協会登録の大学ラグビー部選手が大麻取締法違反容疑で逮捕されています。日本ラグビーフットボール協会として「インテグリティ相談窓口」の開設(2018年4月)、「インテグリティ推進部」の設置(2019年8月)や、安全インテグリティ推進講習会でインテグリティ・コンプライアンスの教育機会の提供などを行うなど、「インテグリティの追求」に取り組んできましたが、このような不祥事が発生したことを、ワールドカップ2019日本開催でラグビーの価値が広く認められていただけに大変に残念に思っています。

この状況において、改めてラグビーの価値を守るために、以下のお願いをさせていただきます。コンプライアンス遵守に向けて周知徹底いただけますようよろしくお願い申し上げます。

 

1. インテグリティ/コンプライアンスに関する学習のお願い

日本ラグビーフットボール協会のホームページの「インテグリティの追求」(参考資料1参照)で紹介している学習資料/研修資料/e-Learningを通じて、インテグリティ/コンプライアンスの理解を深めてください。安全インテグリティ推進講習会で伝えているコンプライアンス遵守に関する内容の登録チーム内での徹底をお願いします。

薬物問題に関して関係省庁が発信している情報も活用してください。(参考資料2~6参照)

 

2. インテグリティ/コンプライアンスの問題状況の点検のお願い

「ドーピング/薬物」「八百長・不正操作」「チート行為」「ハラスメント」「人種差別」「贈収賄」「反社会団体との接触」などの問題行為の有無について確認するとともに、適切な対応(必要に応じて、問題行為及び問題行為となる可能性のある行為について、日本ラグビーフットボール協会他の加盟団体に報告することを含む)を行ってください。

特に、今回の事案で問題となった「大麻」の日本の社会全体での検挙数がこの数年で大きく増加しています。(参考資料2参照) 未成年者も含めて、大麻による問題の有無の確認、問題発生の未然防止に努めてください。

 

3.「インテグリティ相談窓口」のさらなる活用のお願い(参考資料1参照)

2018年4月に開設した「インテグリティ相談窓口」は、日本ラグビー界の自己浄化を果たすための重要な仕組みです。インテグリティを脅かす事態、コンプライアンスに違反する事態に直面した際には、是非とも活用してください。

 

参考資料:

1 日本ラグビーフットボール協会ホームページ

「インテグリティの追求」https://www.rugby-japan.jp/jrfu/integrity

「インテグリティ相談窓口」https://www.rugby-japan.jp/support_center/

 

2 政府広報オンライン ホームページ

若者を中心に大麻による検挙者が急増! 「誘われて」「興味本位で」が落とし穴に。(2019年5月)

https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201806/3.html

 

3 政府インターネットテレビ (動画)

たった一度の過ちが あなたの一生を台無しに ストップ・違法薬物!

https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg17357.html

 

今、大麻が危ない! ~不正大麻・けし撲滅運

https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg18905.html

 

危険ドラッグにはゼッタイにかかわらない あまいことばにダマされないで  ※未成年者向

https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg11517.html

 

4 厚生労働省 ホームページ

今、大麻が危ない!

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000193406.html

 

5 警察庁 ホームページ

I'm CLEAN|違法大麻を撲滅するのはオレたちだ!|大麻乱用防止

https://www.npa.go.jp/bureau/sosikihanzai/yakubutujyuki/illegal_cannabis/

 

6 文部科学省 

大学生等に対する薬物乱用防止啓発資料について  ※大学生向

https://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1344688.htm