参加メンバー・スケジュール

2/20

第45期高校日本代表強化合宿も最終日となりました。今日も早朝S&Cからスタート。選手の疲労はピークですが、日に日に強度と精度が高まっていきます。そして今日も最後はスタッフも一緒になってのコアトレーニング、全員で追い込みました。7秒間の全力ハイニー(腿上げ)では、選手・スタッフ全員で顔を歪めながら乗り切りました。

 

午前は強化合宿のラストセッション。いつも通り、チームミーティング → ウォークスルー → 練習のルーティンで進めていきます。今日も里コーチによる「Speed」メニューからスタート。6月のTID Campから一度も欠かしたことのない、正に「High Speed Rugby」の心臓部です。「Beat WALES」達成までこれからも徹底的に取り組みます。この日のキーワードは「Low、Low、Low」。低さを意識したトレーニングが続きます。元日本代表の中居FWコーチが見本を見せるなどし、コーチ陣も熱のこもった指導を行いました。

 

合宿の最後は恒例のBAO。「 Bakuhatsu All Out 」、爆発的なパワー発揮でオールアウトを目指します。苦しい中でも声を掛け合い、最高の雰囲気で最後までやり切る事ができました。誰が指示することもなく自然に輪が出来てのハイタッチ。こうした苦しいトレーニングを繰り返しながら、チームが作られていくことを実感します。

 

スタッフは練習後すぐにレビューミーティング。プランニングとレビューを繰り返し、こちらも「Beat WALES」に向けてハードワークが続きます。

 

お借りした施設の片付けと清掃をし、閉講式を行いました。山神ユース戦略部門長から激励をいただき、前年度監督の薬師寺ユースコーチからは、選手諸君の直向きな頑張りにより素晴らしい合宿となったことへの感謝が伝えられました。最後に品川監督から同じく感謝の言葉と直前合宿までに、さらにレベルアップした姿で再会する事を約束し、強化合宿全日程を終えました。

直前合宿は3月11日より奈良県天理市で実施予定です。

 

今合宿開催にあたり、近畿大学並びに近畿大学附属高校様をはじめ近畿大学ラグビー部の皆様には、準備の段階から多大なる御尽力を賜り、大変お世話になりました。お陰様で大変充実した、ストレスのない合宿を実施することができました。この場をお借りして心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。


2/19

第45期高校日本代表強化合宿3日目。
早朝6時からのS&Cセッションは、非常に熱を帯びたものになりました。ベンチプレスから始まり今朝も厳しいメニューが続きます。昨日は黙々とバーベルを上げていましたが、この日は声を掛け合いながら自分や仲間を追い込み、共に成長する姿が見られました。最後はスタッフも全員参加しての腕立て伏せ100回。四方八方から悲鳴に似た声が聞こえてきます。選手からスタッフにも厳しい声が掛かり、一体感のある楽しくも厳しいトレーニングとなりました。

朝食と休息を挟んで、午前中のトレーニングも恒例の練習前ミーティングからスタートします。チームの心臓部、里スピードコーチから「今日から本物の”BAKUHATSU”」のため、ユニークなトレーニングも交えながら練習が進んでいきました。目に見えて選手の動きも良くなり”本物”になりつつある事が分かります。そして今日は樋口ユース統括からのセッション。”BAKUHATSU”、”SECOND”を意識し、試合では多くなるであろうディフェンスにフォーカスしたトレーニングが行われました。4年前、監督就任1年目にして初めて国代表のU19(スコットランド)を敗った樋口統括からは、前日の薬師寺コーチ同様、苦しい状況下における正確なパフォーマンス発揮に向けて、厳しく熱のこもった指導が行われました。中でも印象的だったのは、コーチ陣に対する要求です。樋口統括の熱に押されたのか、どことなく静かなコーチに対し、「コーチが”BAKUHATSU”してない!」、「選手を助けてやってくれ!」との声が掛かります。コーチも苦しい状況から逃げることなく、選手とともに”BAKUHATSU”したトレーニングとなりました。

今日は、午前・午後の2セッションともに、近畿大学さんとの合同練習が組まれています。午前中はユニットを中心に、午後はアタックディフェンスも含めて時間をかけて行われました。午後のユニットセッションでは、FWは相手を押し込む場面も見られましたが、15人でのアタックディフェンスでは、高校生にはない接点とスピードで、何度もゲインラインを突破されました。まだまだチームとして課題が多く残るセッションとなりました。

練習後はすぐにプールリカバリー。オリンピアンが泳いだプールも3日目。水泳部の皆さんとも仲良くなり、最後は「遠征、頑張って」と励ましの言葉を頂きました。

今日の夕食は、近畿大学様主催の激励会を実施していただきました。近畿大学ラグビー部総監督、近畿大学スポーツ振興担当理事の中島茂様よりユーモアを交えてご挨拶いただきました。激励会では鍋をご提供いただき、会話も弾んで大変美味しくいただきました。

明日は強化合宿最終日。最後まで選手・スタッフともに”BAKUHATSU”したいと思います。

 


2/18

第45期高校日本代表強化合宿2日目。この合宿も例に漏れず、早朝6時からのS&Cセッションからスタートします。近畿大学様の充実したウエイトトレーニング場をお借りして、朝から厳しく追い込みました。ここでも”BAKUHATSU”、”SECOND”を意識したトレーニング。爆発的なパワー発揮を目指し、全員が短時間で最大限の効果が上げられるメニューが展開されました。このS&Cの分野も「Beat WALES」達成のために明確にターゲットが設定されています。

午前のグランドセッションもチームミーティングからスタート。トレーニング内容やキーワードを理解してからグランドに出ます。チームの心臓部である里コーチのスピードセッションの後、前年度、第44期代表監督の薬師寺コーチから、ウェールズに勝つためのセッションが設定されました。4年間代表チームに関わり、スコットランド、アイルランド、ウェールズを肌感覚で知るコーチの言葉には重みがあり、何よりその熱が選手に伝わります。「やる気がないのなら帰れ!」「それが代表のマインドか!」「お前たちに覚悟はあるのか!」。厳しい声が飛びます。しかし最後は、「俺たち(第44期)が届かなかった2点を取り返してきて欲しい」。第44期からの熱いメッセージが第45期に伝えられました。

午後もアタック中心のトレーニングメニュー。疲れが若干みられるものの、苦しい時にも声を掛け合い、選手同士のコミュニケーションも深まってきました。たった1ヶ月弱しか活動しない高校代表チームですが、急ピッチでチームが出来上がっていきます。

ミーティングでその日のトレーニングを振り返り、ウォークスルーで復習と予習。プールリカバリーとストレッチで疲労回復に努め、明日の近畿大学との合同練習に臨みます。


2/17

セレクション合宿を経て、遂に第45期高校日本代表が決定し、集結しました。今回は近畿大学様、並びに同ラグビー部様、近畿大学附属高校様の多大な御協力を賜り、強化合宿を執り行うことができました。

約2週間ぶりに顔を合わせた選手たちは、JAPANウェアーに身を包み、メディカルチェックを経て、結団式に臨みました。はじめに全国高等学校体育連盟ラグビーフットボール専門部 天野副部長から、高校日本代表に選出されたことへの祝辞と激励、代表としてのプライドと支えてくださった全ての方々への感謝の想いを体で表現してほしいとのお話がありました。続いて品川監督より、このチームの主将・副将が発表され、奥井章仁主将、為房慶次朗・伊藤大祐両副将、それぞれからメンバーに向けた熱いメッセージが伝えられました。閉式後、Team MTGへと移り、品川監督より、昨年6月のTID Campから一貫してきた第45期高校日本代表のGOALである「Beat WALES!!」。それを達成するために積み上げてきたことの共有と今合宿のテーマが提示されました。期間中すべてを進化させることにこだわります。いよいよ「Beat WALES」へのカウントダウンが始まりました。

 グランドに移動したメンバーは、まず立ち幅跳びと1km走の測定です。全員が記録を更新しました。セレクションから今日までの期間に各自がしっかりと準備してきたことがうかがえました。

今日の練習はDFとUnitを中心に構成されています。常に「Beat WALES」達成を基準として構成されています。当然高強度が求められます。印象的だったのは、監督・コーチからの指摘の前にリーダーを中心にお互いに檄を飛ばし合う場面。練習中にどんどん成長し、チームの一体感が増していきます。ユニットセッションでは、細部にまでこだわり、丁寧な指導。とてもメリハリのある練習となりました。

練習後は特別にプールをお借りして、リカバリーを行いました。これからウェールズ遠征中もこのプールリカバリーを徹底して行います。

今回食事でお世話になる近大附属高校の生徒食堂様に移動し、素晴らしい食事をいただきました。今回もサポートいただいている株式会社MEIJI様の有光さんより、食事・栄養に関する講習にもあった通り、遠征までを見通した体調管理を踏まえ、しっかりとリカバリーに努めます。

一日の締め括りはTeam MTG & Walk Throughを行い、理解とコミュニケーションを丁寧に深めていきます。最後に大石トレーナーによるストレッチで1日を終えました。