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12月20日

前回のオンラインでのアカデミーより1か月半がたち、最近では本格的に冷え込む日も増えてきました。

寒さに負けず、第70回女子セブンズユースアカデミーオンライン合宿も全員参加で開催です。

今回は、今期最後の女子セブンズユースアカデミーで、現メンバーで集まるのも最後のため寂しさも感じつつ、元気よくスタートです!



まずは、兼松ヘッドコーチによる「コミュニケーション」のセッションです。

ウォーミングアップとして、お絵描きゲームをグループ対抗戦で行いました。お絵描き担当と伝達担当とに分担し、1つのキャラクターを描き上げます。戻ってきた選手達は、うまく伝えられたのか、上手に書けたのか、にこにこした表情で戻ってきました。

各グループの絵も見せ合い、笑いの絶えないセッションとなりました。絵を描くことだけでなく、伝える側も重要な役目だと改めて学べたセッションでした。頭も心も温まり、ウォーミングアップは完了です!



続いては、管理栄養士 河谷先生による「栄養」のセッションです。

今期を通し、食事をとる・栄養を摂取するということを様々な視点から教えていただき、その総括セミナーとなります。

セッションの初めに、15人制女子日本代表候補合宿に参加したユースの選手より「代表チームに参加しての気づきや学び」を、また寮生活で自炊している選手から工夫していること等を話していただきました。同世代の選手の経験や言葉に、他の選手たちも真剣に耳を傾けていました。

また、今期教えていただいた内容を踏まえ、実践してみたこと、成功したこと、失敗したことをグループに分かれディスカッションしました。

「食事のバランスや量のコントロールを意識するようになった」、

「コンディションや練習内容によって摂取するものを考えたり、食べやすい食べ方に工夫するようになった」等、

教えていただいたことを選手自身でしっかりと考え取り組んでいることがとても伝わり、頼もしく感じた時間となりました。




午前ラストは知念S&Cコーチのセッションです。今回は「リカバリー」について学びます。

「アスリートにとってトレーニングと同じくらいリカバリーもとても大切です!」という知念コーチの言葉から始まりました。

疲労を取ることだけでなく、疲労を取ってパフォーマンスにつなげることが重要だということを改めて学ぶことができました。

また、選手それぞれで行っているリカバリーやシチュエーションに合わせたリカバリーの選択についてもディスカッションを行いました。

これもリカバリーの1つなんだ!と気づきがあったり、シチュエーションによって具体的に考えている発表も多く、普段からしっかりと行っていることが伝わるセッションとなりました。

またリカバリーだけでなく、時差調整についてもセッションを行いました。時差調整は詳しく知らなかった選手も多く、新たに学ぶことができました。




昼食の休憩をはさみ、兼松ヘッドコーチ、野々村コーチによる「Rugby」セッションです。

前回、前々回に続きユースアカデミーで掲げている「7H」を学びます。

今回は、ラストの「ひたむきに」「ハートフルに」の2Hです。1つ1つの動画を集中して見ながら、2Hについて自分の考えを導き出し発表していました。

オンライン合宿を通して「7H」を学んできましたが、どのレベルにいても大切にしていこうと全員で確認しました。

続いて、野々村コーチから「チームワーク/スキル」についてセッションをいただきました。

最大限に発揮するために必要なことは何だろう?と、試合の状況を浮かべながら考えました。実際に練習や試合で実践できるように、野々村コーチの言葉を一生懸命ノートに書き留めていました。




次のセッションは兼松ヘッドコーチの「オリンピック教育」です。ラストの「伝える」という視点から学びます。

日本だけでなく、他国の文化や他国選手の想いも知ることはとても大切なことです。

実際に海外でラグビーをしている同世代の選手にどんなことを聞きたいか、どんなことを伝えたいか、グループに分かれてディスカッションしました。海外に目を向けて相手を理解する、様々な項目があり実際に交流できる日がとても楽しみになりました。




最後は、今期アカデミーの修了式を行いました。

現メンバーの活動は今年の2月から始まり、本日までの活動を全員で振り返りました。2月に開催した熊谷合宿、その後オンライントレーニング、チャレンジリレー、9月~再開したオンライン合宿等、オンラインでの活動を通してでも、全員でしっかりとつながることができていたのだと、改めて感じることができました。

最後は、代表チームの選手からの温かいメッセージや、スタッフからのメッセージ、アカデミーを卒業する高校3年生から最後の言葉をいただき、とても温かな雰囲気の中、修了式を終えることができました。





最後になりますが、オンラインアカデミー開催に際し選手の所属校の皆様、保護者の皆様におかれまして、多岐にわたりご協力をいただき、大変ありがとうございました。