メンバーはこちら



3月21日(日)


先月から新たなメンバーで2021年の女子セブンズユースアカデミーが始まり、今回も総勢30名の選手が集まりました。

ワクワクする気持ちと少しの緊張とともにスタートしました!


まずはウォーミングアップとして、兼松ヘッドコーチによるコミュニケーションのセッションです。今回はブレイクアウトルームに分かれて、「問答ゲーム」を行いました。

会話が弾んだのか、にこにこしながらメインルームに帰ってくる選手が多く、とても笑顔の多いセッションとなりました。

アカデミーでは、年齢や経験に関係なく自分の考えや気持ちを自分の言葉で相手に伝えることを大切にしています。

これからもアカデミーの活動を通して、お互いに意見や想いを伝え合えるようになることを期待しています。



続いては、管理栄養士の河谷先生による「補食(食事を補うもの)」についてのセッションです。

補食の種類や摂るタイミング、炭水化物、たんぱく質などの栄養素別の特徴等を細かく教えていただきました。

自分で工夫すると良い点も教えていただき、選手たちは真剣にノートに書き留めていました。

また、実際に補食を積極的にとっている選手が、工夫していることや楽しみながら補食を摂っていることについて発表してくれました。

セッション最後には、河谷先生のお勧めレシピを教えていただきました。

選手の皆さんの実際に作った感想や、新たなレシピの報告を楽しみにしています!



続いては、知念S&Cコーチのセッションです。今回は「リカバリーで勝つ!」のテーマで行いました。

「リカバリーの意味は?」「なぜ重要なの?」「リカバリーにはどんなものがあるの?」等、知念S&Cコーチの質問からスタートしました。

今回はいくつかのグループに分かれ、昨年リカバリーについて学んでいる選手が新たな選手へ、学んできた内容を教えるという形式で行いました。

どの選手もしっかりと内容を伝えることができ、日常から意識できていることがわかりました。

また、「短時間での回復」というキーワードをもとに、大会等の限られたスケジュールの中で意識すべき点を教えていただきました。

トレーニングだけでなくリカバリーもしっかりと意識し、目的を明確に持って取り組むことの大切さについて考える時間となりました。



午前中の最後のセッションでは、徳永ディレクターより代表フィロソフィーについてお話しいただきました。

様々な歴史を経て掲げられたフィロソフィー。お話を聞き、目標をしっかりと持ち日常生活や日々のトレーニングに取り組もうと、全員で意識を高めました。

代表チームの選手のように桜を咲かせられるように、アカデミーも意識を高く持ち多くのつぼみを育てられるよう取り組んでいきたいと思います。



昼食をはさみ午後のセッションは、松岡トレーナーによる「脳振盪について」のセッションです。

「けがや痛みが発生した時と同じように、脳のことも考えたことありますか?」という松岡トレーナーの一言からスタートしました。

脳振盪についてどのような原因で起こるのか、選手が感じる症状、周りからみた手掛かりとなる症状、復帰までの取り組み等、とても分かりやすく教えていただきました。

脳振盪をチェックする方法を画面越しに実際に全員で行いました。また、セッションの最後には復習も兼ねてクイズを行い、教わったことをしっかりと確認しながらセッションを終えました。


最後のセッションは、兼松ヘッドコーチと野々村コーチによる「Rugby」のセッションです。

今回は、アカデミーのモットーである「7H」を、映像を見ながら見つけ出します。答えに導く人、答えを見つけ出す人に分かれ、1つ1つの映像を真剣に見ながらディスカッションしました。

「7H」は意識で変えられる、日頃の練習から常に意識し続け、世界基準の「7H」の習得を目指そうと兼松ヘッドコーチより言葉をいただき、選手の表情もやる気に溢れていました。

続いて、野々村コーチからは、「予測と狙い」についてお話しいただきました。

映像を見ながら選手に質問をし、選手たちは自分の考えを発表しました。1つの映像に対して様々なパターンがあるということを細かくお話ししてくださいました。

状況の把握と情報共有の意識をしっかりと持ち、教わったことを実際にグラウンドで実践できるよう取り組んでいきたいと思います。


現在はそれぞれの場所でトレーニングに励んでいますが、また全員で集合した時に少しでも成長し再会できるよう、今回学んだことを実践しながら1日1日を大切に進んでいきたいと思います。