公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:森重隆、東京都港区)は、11月13日(土)日本代表対ポルトガル代表(於:コインプラ・ポルトガル)試合終了後の、ヘッドコーチ、ゲームキャプテンらのコメントをお知らせいたします。本試合は、25-38(前半11-21)で日本代表が勝利しました。

 

■ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチ

「今日はポルトガル代表がしつこくタフなチームとして、非常に良いプレーをしていた。後半ペナルティを重ねてしまうとチームとして立て直すのは難しくなるので、我々はそういったところを改善していかないといけない。中野将伍選手は今日とても良いプレーをしてくれたし、日本ラグビー界にとって、未来に向けて期待できる内容だった。今日は勝利を喜び、明日からまたフォーカスしていく」

 

■中村亮土ゲームキャプテン

「準備段階の時から難しい試合になることは予想していた。チームとしては先週よりも良い準備ができた。ゲームの内容としては、ペナルティで自分たちのペースが握れず難しい展開となったが、勝って次に進むことは非常に大事だと思う。急に強くなるわけではないので、毎週良い積み重ねをして、スコットランド戦に向け良い準備をしていきたい」

 

■リーチマイケル選手

「もともとタイトな試合になることは予想をしており、相手のホームでもあり、ポルトガル人のプライドも分かっていた。試合中はペナルティをなくそうとコールを出し、そこからペナルティを減らすことはできたが、ペナルティの数は多く、防げるものもあったと思う。もう1回見直さないといけない。明確なコール、コネクトを続けたことは良かった。全員が厳しい時間帯に何をしなければならないかを、しっかり明確にしてプレーすることができた」

 

■中野将伍選手

「今日の試合は最初から激しくアグレッシブにと考えて臨んだ。アタックのセットプレーからのサインプレーなど、ボールを持った時にはゲインしようと考え、アグレッシブに行けたところは良かった。外側でゲインした時のオフロードの精度だったり、ボールのキープなど継続するところでは、今後修正する必要があると感じた。トライをした時は、これでチームに勢いをつけられたら良いと感じた」

 

■姫野和樹選手

「今日の試合はすごくしんどい試合になった。自分たちのディシプリンが、自分たちの首を絞めていたと思う。イエローカードが2枚出て20分間14人で戦っていたし、そうするとこういうタフなゲームになるので、ディシプリンを改善していかないといけない。最後勝ち切れて、チームと勝つ喜びを分かち合えたのはひとつプラス。秋のシーズンラストとなるスコットランド戦に向けて、チーム一丸となって、勝って終わりたい」

 

■松田力也選手

「今日の試合は、前回のアイルランド戦からもう一度ジャパンラグビーを取り戻すということで、チーム一丸となって1週間準備してきたし、それを出すために、試合の開始から最初の20分を大事にして試合に臨んだ。ペースを握れていた部分はたくさんあったと思うが、自分たちの規律の部分で相手にチャンスを与え、自分たちがプレッシャーを受ける形になった。そういった点は反省しなくてはいけない。次のスコットランド戦に向けてもう一度準備を大切にしていきたい。アウェイのテストマッチという厳しい試合の中で勝つことができたのは、成長を感じる。反省するところは反省して、しっかり自信につなげられるところは自信につなげ、次のスコットランド戦にも良い準備して、勝ってこのツアーを終えられるよう準備したい」


■山中亮平選手

「テストマッチにずっと勝てていなかったので、テストマッチでしっかり勝ち切ったのはすごく良かった。規律の部分でペナルティが多かったり、シンビンが2回でてしまったり、そういうところは課題であり、今後修正しないとティア1のチームには勝てないと思う。そういうところは修正していきたい。自分自身もしっかりとプランして自分の役割は遂行できたかと思う。最後しっかりとインターセプトできて、試合を決定づけるトライがとれたのは良かった。今週一週間みんなで良い準備ができ、しっかり自信を持ってできていたので、こういう結果になった。チームとしても一つ成長できたと思う。来週のスコットランド戦に向けて、しっかり良い準備をして臨みたい」

 

以上