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「第27回全国ジュニアラグビーフットボール選手権大会」優秀選手

※ページ下部に優秀選手一覧を記載しております。


2021年12月28日

公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長・森 重隆、東京都港区)は、12月26日・27日・28日に開催いたしました「第27回全国ジュニアラグビーフットボール選手権大会」の試合結果を、下記の通りお知らせします。


<前期日程>

【第1グループA(男子)】

優勝: 大阪府中学校代表

準優勝: 神奈川県スクール代表

3位: 東京都中学校代表

4位: 奈良県中学校代表


対 戦

会 場

決勝

大阪府中学校代表

28-15

(前半14-5)

神奈川県スクール代表

夢の島競技場


https://www.rugby-japan.jp/match/22817/print

1回戦

大阪府中学校代表

38-0

(前半7-0)

東京都中学校代表

夢の島競技場

https://www.rugby-japan.jp/match/22826/print

3位決定戦

東京都中学校代表

31-12

(前半14-12)

奈良県中学校代表

江戸川陸上競技場

https://www.rugby-japan.jp/match/22847/print

1回戦

奈良県中学校代表

5-28

(前半0-14)

神奈川県スクール代表

江戸川陸上競技場

https://www.rugby-japan.jp/match/22829/print

 



【第2グループA(男子)】

優勝: 京都府中学校代表

準優勝: 茨城県スクール代表

3位: 三重県スクール代表

4位: 岩手県スクール代表

対 戦

会 場

決勝

京都府中学校代表

20-17

(前半15-5)

茨城県スクール代表

夢の島競技場


https://www.rugby-japan.jp/match/22816/print

1回戦

京都府中学校代表

15-12

(前半5-5)

岩手県スクール代表

夢の島競技場

https://www.rugby-japan.jp/match/22815/print

3位決定戦

岩手県スクール代表

12-40

(前半7-21)

三重県スクール代表

江戸川競技場

https://www.rugby-japan.jp/match/22845/print

1回戦

三重県スクール代表

24-33

(前半10-12)

茨城県スクール代表

江戸川陸上競技場

https://www.rugby-japan.jp/match/22827/print

 




【第3グループA(女子)】

優勝: 福岡県女子代表

準優勝: 大阪府女子代表

3位: 東京都女子代表、神奈川県女子代表 ※同点により両チーム3位

対 戦

会 場

決勝

大阪府女子代表

5-15

(前半0-10)

福岡県女子代表

夢の島競技場


https://www.rugby-japan.jp/match/22830/print

1回戦

東京都女子代表

10-32

(前半5-15)

大阪府女子代表

夢の島競技場

https://www.rugby-japan.jp/match/22825/print

3位決定戦

東京都女子代表

17-17

(前半14-12)

神奈川県女子代表

江戸川陸上競技場

https://www.rugby-japan.jp/match/22846/print

1回戦

福岡県女子代表

19-5

(前半12-0)

神奈川県女子代表

江戸川陸上競技場

https://www.rugby-japan.jp/match/22828/print






<後期日程>

【第1グループB(男子)】

優勝: 福岡県代表

準優勝: 長崎県代表

3位: 茨城県中学校代表

4位: 兵庫県スクール代表

対 戦

会 場

決勝

福岡県代表

36-5

(前半19 - 5)

長崎県代表

夢の島競技場


https://www.rugby-japan.jp/match/22860/print

1回戦

福岡県代表

36-14

(前半12-14)

兵庫県スクール代表

夢の島競技場

https://www.rugby-japan.jp/match/22819/print

3位決定戦

兵庫県スクール代表

7-10

(前半0-5)

茨城県中学校代表

夢の島競技場

https://www.rugby-japan.jp/match/22866/print

1回戦

長崎県代表

36-5

(前半19-0)

茨城県中学校代表

江戸川陸上競技場

https://www.rugby-japan.jp/match/22856/print

 




  

【第2グループB(男子)】

優勝: 宮崎県代表

準優勝: 千葉県スクール代表

3位: 広島県代表

4位: 愛知県代表

対 戦

会 場

決勝

千葉県スクール代表

21-26

(前半21-7)

宮崎県代表

夢の島競技場


https://www.rugby-japan.jp/match/22859/print

1回戦

愛知県中学校代表

12-42

(前半7-14)

 千葉県スクール代表

夢の島競技場

https://www.rugby-japan.jp/match/22818/print

3位決定戦

愛知県中学校代表

14-17

(前半7-10)

広島県代表

夢の島競技場

https://www.rugby-japan.jp/match/22865/print

1回戦

広島県代表

12-26

(前半5-5)

宮崎県代表

江戸川陸上競技場

https://www.rugby-japan.jp/match/22855/print

 



■優秀選手 

所属名前学年
京都府中学校代表長谷部 安樹一
岩手県スクール代表工藤 春平
三重県スクール代表上村 純大3
茨城県スクール代表高桑 寅史
奈良県中学校代表内田 旬3
神奈川県スクール代表佐野 零樹3
神奈川県スクール代表恩田 暖3
神奈川県スクール代表堂薗 尚悟2
大阪中学校代表井本 章介
大阪中学校代表名取 凛之輔
大阪中学校代表上田 倭楓
大阪中学校代表川端 隆馬
東京都中学校代表染谷 昌宏
東京都中学校代表古賀 龍人
東京都中学校代表佐藤 健人
宮崎県代表隅江 隆希3
宮崎県代表黒木 真洸2
広島県代表小野 晏瑚3
茨城県中学校代表大畠 弘成3
長崎県代表本山 佳龍3
長崎県代表田崎 果3
千葉県スクール代表伊藤 優悟
千葉県スクール代表小林 祐貴
福岡県代表森安 優裕
福岡県代表森 洸志郎
兵庫県スクール代表石川 海翔
兵庫県スクール代表神保 有海
愛知県中学校代表菊谷 悠斗3
福岡県代表梁瀬 拓斗
3
福岡県代表山根 風雅3


<優秀選手の表彰について>

■表彰の意義について

本表彰は、中学生年代プレーヤーの競技力の把握と、将来、国際舞台で活躍する可能性の高い選手を発掘することを主たる目的としています。また同時に、参加する全選手、全指導者、保護者含めた全関係者の方々のモチベーションの高揚に寄与することを狙いとしています。

 

■選考基準について

大会期間中の試合での活躍度を評価項目に基づき、セレクターが選考を行いました。 評価項目は以下の通りです。

 (1)本大会中の試合での活躍度が高い選手

  ①個人で流れを変えたプレー

  (例:ビッグタックル、ジャッカル、独走トライ、グッドキックなどによる活躍)

  ②チームプレーへの高い貢献 

  (例:リーダーシップ、オフザボール等での活躍)

(2)身体的、運動能力に優れ、将来性が高い選手

  

■セレクター

日本ラグビーフットボール協会 

技術部門ユース戦略グループ TIDマネージャー 野澤 武史  

ユース戦略担当 今田 圭太  


■総評

日本ラグビーフットボール協会 

技術部門ユース戦略グループ TIDマネージャー 野澤 武史

 

昨年度は新型コロナウイルス感染拡大に伴い大会が中止となり、本大会は2年ぶりの開催となりました。安全に選手たちがプレーできる環境を整備してくださいました医療関係者、スタッフの皆様、選手の保護者の皆様に対し、この場をお借りして、深く感謝申し上げます。改めてこの大会が選手の成長や自己実現のために必要不可欠であると強く感じた3日間でした。

 

今大会の特徴は大きく2点ありました。まず、これまでの大会に比べアウトサイドバックス(8、11、12番)がチャンスメイクする機会が増えたことです。試験的ルールが施行され、後方のスペース攻略の重要性が増す中、各チームともスキルや身体能力に秀でる選手を後方に配置する傾向が高まったことが要因の一つだと考えます。外の広いスペースでディフェンスを崩し、グランド中央の選手がそのひずみを切り裂いていくというエキサイティングなトライが多く、ハンドリングスキルや状況判断能力が高まっていることを感じました。反対に、トーナメントを勝ち上がったチームは、その広いスペースのディフェンスが卓越していたことも共通していました。

 

今大会は短縮日程での開催でしたので、第1ブロックで優勝した大阪中学校代表と福岡県代表との一戦は実現しませんでした。ボールをワイドに動かし相手を崩し切る攻撃力の福岡県代表と鉄壁のアウトサイド・ディフェンスを見せた大阪中学校代表が試合をしたら、どのような結果になっていたでしょう。その答えは3年後の花園に持ち越し、と考えると想像が膨らみます。

 

2点目の特徴として、例年に比べ大型選手が多く参加していたことが挙げられます。加えて、サイズが大きいだけでなく、フットワークを巧みに使い、自身の強みをチームのゲインラインアタックやクイックボールに繋げていました。ここにもスキルの高まりを感じました。高校ではビッグマン&ファストマンというカテゴリーを作りキャンプを実施していますが、ことサイズに恵まれない日本において大きな選手の発掘と育成は国際大会で勝ち上がっていくために必要不可欠です。彼らの成長を止めないよう、中学卒業後も継続した支援の方策を模索していきたい所存です。

 

好ゲームが続く今大会は例年同様、優秀選手の選考に苦慮しました。セレクションでは全試合をセレクターが分担し拝見させて頂きました。試合での活躍度が高い選手、即ち、①流れを変えたプレー、チームへの貢献度が高いプレーを見せた選手、②身体的・運動能力に優れた選手、という2点から30名の選手を選考致しました。公表はしませんが、その他にも多数の素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた選手をピックアップしました。日本協会として彼らを継続的に追跡していきたいと思います。

この大会に参加された選手の皆さんは日本ラグビーの宝です。ぜひ、次のグレードでもラグビーを続けて頂けたら幸いです。

 

最後になりますが、日頃から選手たちの成長に、情熱を注いでくださっている指導者、スタッフの皆様、保護者の皆様に改めて御礼申し上げます。 

以上