■2013年6月16日(日)

昨日15日のウェールズ代表第2戦には、21,062人の方々にご来場いただき、本当にありがとうございました。
試合後、選手たちが口々にしたのは、感謝の気持ちです。山下選手は「あれだけの人の中でできるのは
やりがいがありました。その中で精一杯やれた。」
ツイ選手も「観客がいっぱいだったので、勇気づけられました」と話していました。

一夜明け、早朝のウェイトトレーニングこそありませんでしたが、
朝からリカバリーを行いました。

いつも欠かせないアイスバス。悲鳴をあげながら入る三上選手と木津選手。
今日も氷が大量に投入されます。

プールでウォーキングをしながら身体をほぐしているツイ選手と五郎丸選手。

昼食前に全員で集合し、チームミーティングを行いました。
ジョーンズ ヘッドコーチは「満員の中でやれて試合に勝って自信になったけど、まだ2試合ある」
とすでに前を向いていました。もちろん選手たちも残りのIRB パシフィック・ネーションズカップの
19日のカナダ代表戦(瑞穂)、23日のアメリカ代表戦(秩父宮)まで3連勝で飾るつもりです。

午後は昨日は満員だった秩父宮ラグビー場で練習を行いました。

昨日のスタメンBK陣は主にリカバリーメニューを行いました。

FW陣はラインアウト。本日16日より練習に参加している帝京大学の坂手選手も
ラインアウトの練習に参加し、他のフッカー陣から教えてもらっていました。

昨日のウェールズ戦で途中出場や出場機会のなかった選手たちは少し強度の高い練習を行いました。

練習後、みずから体幹を鍛えるプランクを行う山下選手と三上選手。

ボールがセットしてあるところに立つ山下選手。

蹴るのかと思いきや、昨日は2G3PGで100%のキック成功率を誇った五郎丸選手が練習しているのを
後ろから見ていたのでした。

ダルマゾ スポットコーチからマンツーマン指導を受ける坂手選手。
まずはスクラムのセットアップのところが大切なのです。

明日、日本代表は名古屋に移動して19日のIRB パシフィック・ネーションズカップのカナダ代表戦へ向けて準備します。
「カナダ戦も勝ちに行くからベストなメンバーを使う」とジョーンズHC。
瑞穂ラグビー場では今季初のナイトゲームとなりますが、みなさんぜひジャパンを応援しに来てください。

■2013年6月14日(金)

決戦前日。
朝は試合前日恒例のチームミーティングからスタートです。
とうとう戻ってきた廣瀬キャプテン。チームの大黒柱が戻ってきたことで
チーム内もより活気が出てきました。今までゲームキャプテンを務めていた菊谷バイスキャプテンは
「グラウンド内外で、僕が一番助かっています」と本音をのぞかせていました。

BK陣のウォーミングアップは室内練習場で行いました。
朝からしとしとと弱い雨が降っていましたが、練習が始まる頃には雨もやみ、蒸し蒸しとしてきたほどです。

FW陣はスクラムマシーンを使っての始動。負けられないセットピースの1つです。

いつも通りの円陣からスタート。

実戦を意識したアタック&ディフェンスを行いました。
快足を飛ばす福岡選手に捕まえようとする霜村選手。明日は福岡選手の俊足で
ウェールズ代表のラインを突破してトライを決めた姿を見たいですね。

ジョーンズ ヘッドコーチが「Spine(背骨)」と呼ぶうちの1人である要の田中選手。
2番のフッカー、8番のNo8、9番のスクラムハーフ、10番のスタンドオフ、15番のフルバックがSpine(背骨)にあたります。

また、Spine(背骨)を日本人が占め、「外国人選手はフィジカルの強さを加えてもらいたい(ジョーンズHC)」と
いう言葉の通り、いつもパワフルな突進で相手のラインを切り裂くツイ選手とブロードハースト選手。
フィジカルの強さは大柄のウェールズ代表にもひけをとりません。

また、明日15日のウェールズ代表第2戦には、4月のアジア五カ国対抗の初戦から選手たちが活動してきた
SAKURA基金で招待した岩手県からの子供たち約70名が応援に駆けつけてくれます。
また、その子供たちに、選手がデザインしたオリジナルTシャツを試合前に配布する予定です。
みなさまのご理解、ご協力、本当にありがとうございました。
写真はデザインを担当した浅原選手と内田選手、そしてSAKURA基金のリーダーを務める木津選手です。

とうとう明日15日、秩父宮で歴史を変える決戦は、14:00キックオフ。
前回8日の花園での初戦では満員に埋まったスタンドに、「高ぶるものがありました」と山下選手。
みなさんの大きな声援でさらにジャパンを後押ししてください!

※「SAKURA基金」とは、昨シーズン、日本代表選手たちが自ら発案した社会貢献活動で、今回は、選手たちの寄付とあわせて、東日本大震災や福島第一原発事故で被災した子供たちへの支援活動の資金とするために実施いたします。 今回「SAKURA基金」に寄せられたお金は、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会が東日本大震災により被災されたラグビーファミリーへの支援を目的として設立した「JRFUラグビーファミリー支援会」を通じて管理いたします。

■2013年6月13日(木)

ウェールズ代表第2戦まであと2日。
今日13日はグラウンドには行かずに宿舎内でストレングスメニューなどを中心に行いました。

第1戦に続いてスターティングメンバーで出場する三上選手。「第1戦よりも安定したスクラムを組み、さらに攻めていきたい。また、仕事量を増やし、ブレイクダウンの質を良くすることを心がけていきたい。秩父宮でも満員の中で、今度は勝利を勝ち取りたい。」

第1戦からFW陣のスターティングメンバーに変更はなく、今回もHOはスーパーラグビーで活躍する堀江選手が務めます。

FW陣はストレングスメニューを30分、ラインアウトを30分行いました。

BK陣はプールでの調整を行いました。
日本代表にいつでも欠かせないのはアイスバス。この日もジョン・プライヤーS&Cコーディネーターが
ガンガンと氷を入れています。

あまりの冷たさに顔がフリーズしている中村選手と笑顔の霜村選手。

自分たちでも氷を入れて、しっかりと疲労を取り除きます。ベストな水温は10-12℃とのことです。
かなり冷たいですね。

そして、午後には第2戦へ向けたメンバー発表記者会見が行われました。
やはり注目度も高く、大勢の報道陣が集まっていました。
メンバーは以下の通りです。
1 三上 正貴
2 堀江 翔太
3 山下 裕史
4 大野 均
5 伊藤 鐘史
6 ヘンドリック・ツイ
7 マイケル・ブロードハースト
8 菊谷 崇
9 田中 史朗
10 立川 理道
11 福岡 堅樹
12 クレイグ・ウィング
13 マレ・サウ
14 廣瀬 俊朗
15 五郎丸 歩
16 木津 武士
17 長江 有祐
18 畠山 健介
19 真壁 伸弥
20 ジャスティン・アイブス
21 日和佐 篤
22 田村 優
23 藤田 慶和

とうとう廣瀬キャプテンも復活です!
ジョーンズ ヘッドコーチは報道陣からの「持っている選手は誰ですか?」という問いに
即答で「ヒロセ」と答えていました。

メンバーも発表され、リベンジを狙うウェールズ代表第2戦まであと2日。
第1戦の花園と同じように秩父宮も満員にして応援をお願いします!

■2013年6月12日(水)

全体練習の前にパスをする田中選手とアイブス選手。
お互いかなりの強さと速さで投げ合った結果、アイブス選手が落としてしまいました。

FW陣は最初の30分、スクラムセッションを行いました。

そのスクラムを横目にプランクの姿勢で体幹強化をはかっているのは日和佐選手です。

4kgのメディシンボールを遠くに放り投げる小野澤選手。

ペアになって胸と胸をぶつけ合います。日本代表が試合直前に行う動作の1つで
なくてはならないTKセッションの動作の1つです。

練習後、ダルマゾ スポットコーチに呼び止められた藤田選手。
スクラムを教えるダルマゾ スポットコーチとBK陣の関わりはあまりありませんが、
藤田選手が右手を胸にあててから前に伸ばす「負けない気持ち」というのをダルマゾ スポットコーチに
教えて以来、何かとコミュニケーションが増えた2人です。

そして練習へ往復するバス。通常右前方に1人で座るエディー・ジョーンズ ヘッドコーチですが
田中選手が隣に。「こういうのも大事!」とチームに合流後はコミュニケーションを多くしようとしてくれている
田中選手みずからヘッドコーチの隣に座ってチーム作りを担っています。

午後はジムでストレングスメニューを行いました。
2組に分かれて懸垂リレー。必死の形相な堀江選手と青木選手。1人5回ずつでどんどん繋ぎます。

ボーズウィック スポットコーチも参加です。

何人かの選手はピックアップでブレイクダウンの練習を行いました。
ワイズマンテル テクニカルアドバイザーから「古い藤田からNew藤田!」と
ウェールズ戦へ向けて進化を厳命された藤田選手。15日に秩父宮でNew藤田を見せてもらいましょう。

ウェールズ代表第2戦のメンバー発表は明日13日に行う予定です。

■2013年6月11日(火)

本日の早朝練習は高坂剛スポットコーチによるTKセッションと呼ばれる
身体をいかにうまく使って大きな相手を倒すかという練習を行いました。

手を使わずに肩で相手の脇の下に入って行くという練習を主に行いました。
脇の下を狙うには大体相手の腰の高さくらいに入って行くイメージです。
タックルの際、タックルを受ける際に使うダウンスピードを磨きます。

午前練習は昨日に続いて秩父宮で行いました。
最初はTKセッションでウォーミングアップをし、しっかり練習の前に身体に低さを叩き込みます。

そしてユーロフィットと呼ばれる時間内で一定の距離を走り、その後一定の時間を休憩、というものを
繰り返します。

SHの田中選手と内田選手はうつぶせの姿勢からスタートです。

もう一人のSHの日和佐選手は本日は別メニューで調整を行いました。

FW陣は約20分のスクラムセッションを行いました。

午後はストレングスのセッションをジムで行いました。
ツイ選手とプライヤーS&Cコーディネーターの後ろで懸垂しているのは菊谷選手(右)と伊藤選手(左)。
2人で息を合わせてシンクロした芸術的な懸垂です!

この日の東京は雨だったため、FWはホテルの宴会場内でラインアウトの練習を行いました。
ボールが飛ぶ際は上の照明に当たらないかヒヤヒヤでしたが、もちろん大丈夫でした。

午前練習後に取材対応していた田中選手。166cmと小柄な田中選手の周りに
191cmの伊藤選手と192cmの真壁選手が挟んだところ、「肩を組んでもらえますか?」との
リクエストになぜか2人の長身選手に合わせて肩を組む3人でした。

そして日本代表を応援してくださるみなさまにお知らせです。
6月12日15時に”マッチョ時計”に日本代表選手が加わります!
ジャパン戦士たちが出るのは毎日0:40-1:49、12:00-13:09、16:12-17:21、20:26-21:35の4回になりますので、
ぜひアプリをダウンロードしてご覧ください!
エディー・ジョーンズ ヘッドコーチ他、日本代表15選手が4カットずつ登場します。

※App Store,GooglePLAYで「美人時計」と検索し、【美人時計+】アプリをインストール。
1)アプリを起動し、下部メニュー内の「エリア選択」を選択。
2)上部メニュー内の「スペシャル」を選択。
3)マッチョ時計が「オン」になるように選択。
PCではhttp://www.bijint.com/macho/からご覧いただけます。

■2013年6月10日(月)

15日の秩父宮でのリポビタンDチャレンジ2013 対ウェールズ第2戦へ向け、9日に東京に戻ってきました。
悔しい敗戦を胸に、10日はもちろん早朝5時30分からトレーニングです。

FW陣はダルマゾ スポットコーチによる体幹を鍛えるトレーニング。
5分間のうち、さまざまな姿勢に変えながら体幹を鍛えます。
5分間を2セット行います。
最初は笑顔のこぼれるフロントロー陣でしたが、3ポーズ目あたりで「もう笑えない」と長江選手も悲鳴をあげていました。

一番きつそうなポージングは「スパイダーマン」と呼ばれるもの。
上から見るとこのような姿勢です。少し斜めにして、手のひらを外向きにむけるのがコツです。

今日からコーチングの勉強ということで、ハリケーンズのコーチを務めるアラマ・イエレミアさんがチームに合流しました。
7年間日本にいただけあって、日本語も流暢です。

午前の練習は集中した環境の中、行いました。
ウェールズ第1戦での悔しい思いはもう二度とするまいと練習にも気持ちがこもります。

廣瀬キャプテンも本格的に合流しました!

そして藤田選手はFW陣にはおなじみのプランク。上に乗っているのは85kgの村上S&Cコーチ。
かなりきつそうです。

練習の終わったあと、ボーズウィック スポットコーチと一緒にラインアウトについてのミーティングをする
ラインアウトリーダーを務める菊谷選手、大野選手、伊藤選手の3人。
スクラムと同じように、世界で勝つためには必要なラインアウトを行うべく、連日ミーティングやウォークスルーを重ねています。