麻生彰久レフリー(日本ラグビーフットボール協会 A級レフリー)
「ITM CUP」レフリー選出のお知らせ
この度、日本ラグビーフットボール協会のA級レフリーである、麻生彰久レフリーが、9月14日(金)に行われるニュージーランドの国内州代表選手権「ITM CUP(アイ・ティー・エムカップ)」の第7節カウンティーズ・マヌカウ対オタゴ戦(エコライトスタジアム)の担当レフリーに日本人として初めて選ばれましたのでお知らせいたします。

麻生レフリーは2010年、2012年と日本ラグビーフットボール協会のレフリー海外留学派遣制度によりニュージーランドラグビー協会へ派遣され、エリートレフリー強化プログラムに参加し、レフリングの実戦経験を積んできました。そして今年はニュージーランド・ハイパフォーマンス・レフリーキャンプに参加し、ITM CUPのレフリーを目指して、ニュージーランド国内のレフリーたちとトレーニングを重ねてきました。その結果、キャンプの成績、及び、国内州代表選手権3部の「Heartland Championship(ハートランド選手権)」でのレフリングが認められ、このたびのITM CUPレフリーへの選出に至りました。

尚、本年の麻生レフリーの派遣は9月末までとなります。

◎麻生彰久レフリー

「この度、ニュージーランド国内最高峰の大会 ITM CUPのレフリーに選出いただきました。
6月末よりニュージーランド・ウェリントンに長期派遣いただき、3ヶ月を迎える時にこのような割り当てを頂き本当に嬉しく思います。この研修プログラムを企画くださいました日本協会、そして多くの方々にサポートをいただき、このような舞台に立てる喜び、そして責任を感じております。
これまでのキャリアとプログラムの成果をニュージーランドの地で発揮し、ニュージーランドの方々に日本のレフリーのレフリングを見ていただきたいと思います。また、十分な準備と体調管理で当日を迎え、グラウンドで選手、観客としっかり楽しみたいと思っております。
日本のラグビーもすでに開幕し、各地域で熱戦が繰り広げられていることと思います。2019年のW杯に向け、ラグビー界がますます発展することを心から願っています。また微力ですが、これを新たなスタートにして、私も尽力するつもりです。
最後になりましたが、ITM CUPに受け入れてくださいましたニュージーランドラグビー協会に心から感謝いたします。また、長期派遣にご理解くださいました所属のコカ・コーラウエスト株式会社、そして家族にこの場を借りて改めて感謝いたします。」


■ITM CUP(アイ・ティー・エムカップ)

1976年に「New Zealand National Provincial Championship(ニュージーランド州代表選手権 通称:NPC)」として第1回を開催。1976年から1984年シーズンまでは1部・2部制リーグにより行われ、2部リーグは北島地区と南島地区に分かれていた。1985年から2005年シーズンまでは3部リーグ制で行われ、2006年シーズンからはニュージーランド航空がメインスポンサーとなりAir New Zealand Cup(エア・ニュージーランド杯 通称:ANC)に改称。2010年シーズンからはスポンサー変更により現在の名称に。ニュージーランド全国の地区(州)が、ITM CUP出場14チームと、ハートランド 選手権出場12チームに分かれてリーグチャンピオンを決定する。
ITM CUPは14チームを上位7チーム(プレミアシップ)、下位7チーム(チャンピオンシップ)で分けた2部制で行っている。
なお、ITM CUP・チャンピオンシップ所属のオタゴチームには、ジャパンラグビー トップリーグのパナソニック ワイルドナイツ所属、フッカー・堀江翔太、ロック・ジャスティン・アイブス、スクラムハーフ・田中史朗の3選手がメンバー入りしており、3選手ともにITM CUPに出場して活躍している。

■今シーズンのITMカップ参加チーム(州)

Auckland オークランド
Bay of Plenty ベイ・オブ・プレンティー
Canterbury カンタベリー
Counties Manukau カウンティーズ・マヌカウ
Hawke's Bay ホークスベイ
Manuwatu マヌワツ
North Harbour ノースハーバー
Northland ノースランド
Otago オタゴ
Southland サウスランド
Taranaki タラナキ
Tasman タスマン
Waikato ワイカト
Wellington ウェリントン