日本協会 菅平で高校スキルアップ・キャンプを開催、37校、623名が集結
あわせて「安全対策講習会」を開催
8月3日(金)から8月6日(月)の間、長野県・上田市の菅平において今年も「High School Rugby Skill up Camp IN 菅平 2012」(主催:日本ラグビーフットボール協会、全国高等学校体育連盟ラグビー専門部)が開催され、全国から37の高校生チームが集結、4日間にわたりゲームや合同練習、ミーティングなどを通じて交流、ならびに約30名のコーチによる熱心な指導を受けました。

高校スキルアップ・キャンプと「安全対策講習会」
サニアパークは至るところでラグビーの試合、練習する風景でいっぱい
高校スキルアップ・キャンプと「安全対策講習会」 高校スキルアップ・キャンプと「安全対策講習会」
熱のこもったゲームが展開された ゲームを視察するグランドコーチ陣 右は日本ラグビーフットボール協会 普及・競技力向上委員会 コーチ部門長小原崇志氏、左はリソースコーチ松尾勝博氏

参加した生徒は623名にのぼり、菅平高原・サニアパークを中心に3日間連日で試合を行い、その前後には日本協会コーチ委員会派遣のグランドコーチが、各校のチームコーチと連携を取りながら練習・指導を行いました。初日の夜には、平成23年度の高校日本代表監督の松井英幸氏によるイタリア・フランス遠征の報告・講演が行われ、最終日には日本高校代表スタッフによる実技講習が行われるなど、各チームのレベルアップ、ひいては高校ラグビーの活性化に資する充実したキャンプとなりました。

二日目の8月4日の19:30から、菅平観光協会内の施設において、参加高校の指導者や主な生徒、関係者など約100名が出席して『安全対策講習会』を開催しました。
日本協会では、この安全推進への取組みを平成18年度より本格化させてきましたが、今年度も昨年に引き続き、『脳振盪』をテーマに、その取り扱いなどについて徹底を図りました。昨年度IRBより通達された「脳振盪(しんとう)」規定の改定では、19歳未満のプレーヤーに対する競技復帰の規定がさらに安全に配慮した内容へと変更されていることから、この講習に参加する指導者や主な生徒が直接対象となるため、熱心な講習・討議となりました。

この講習会へは、日本協会・安全対策委員会から渡辺一郎委員長も出席し参加者と熱心に交流、討議を行いました。

講習は、日本協会・安全対策委員会の山田睦雄委員により、『脳振盪時の取り扱い』と題した詳細な解説や質疑応答など、約90分間にわたる熱のこもった実のある講習となりました。

高校スキルアップ・キャンプと「安全対策講習会」 高校スキルアップ・キャンプと「安全対策講習会」
挨拶する安全対策委員会・渡辺一郎委員長 山田睦雄委員により熱心な安全講習が行われた
高校スキルアップ・キャンプと「安全対策講習会」 高校スキルアップ・キャンプと「安全対策講習会」
熱心に講習を聞く参加者 グループに分かれて討論