■2012年6月16日(土) at 東京・秩父宮ラグビー場

IRBパシフィック・ネーションズカップ合宿18日目。

いよいよ明日は、PNC最終戦となるサモア代表戦。
日本代表は午前中に秩父宮ラグビー場で試合前日練習を行いました。
練習開始まで降っていた雨も止み、試合に向けた最後の練習も順調に終了。

「明日雨であれば、スキルに勝る日本代表にとってチャンス」(ジョーンズHC)
天気予報では、キックオフの午後には雨も止むような予報ですが、高温多湿の気候は、世界一のフィットネスを目指す日本代表の真価を見せる格好の天気。
「疲れた時のコミュニケーション、意思統一をどれだけとれるかが大事。選手たち自身で判断して、試合中でも修正していけるようにしたい」(廣瀬主将)
「いい試合ができる自信がある。どのように日本代表が成長できたか、見て頂けると思います」(ジョーンズHC)

「JAPAN WAY」を、PNCの最終戦で勝利と共にスタジアムで。
明日17日秩父宮ラグビー場で、PNC最終戦、サモア代表戦です。

「IRBパシフィック・ネーションズカップ2012」日本代表合宿レポート
16日の試合前日練習。秩父宮ラグビー場で
■2012年6月15日(金) at 東京・秩父宮ラグビー場

IRBパシフィック・ネーションズカップ合宿17日目。

今日の日本代表は午前中に宿泊ホテルのテニスコートで、エアロビックトレーニングとユニット練習を実施し、午後のグラウンド練習はなし。
夕方には、ジュニア・ジャパン対トンガ代表の試合の応援に秩父宮ラグビー場へ。

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日本代表SHの二人 藤井選手 日和佐選手(右) メディスンボールを遠くへ! 仙波選手の一投
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サモア戦スタンドオフで出場 立川選手 練習の合間にはリラックスした表情も 菊谷選手 伊藤選手(右)

ジュニア・ジャパンの試合結果は、24-45の敗戦となりましたが、日本代表から参加しているメンバーはもちろん、最年少・高校生の山沢選手を始め、出場選手すべてがフィジカルに勝るトンガ代表に対して果敢に立ち向かい、練習試合とはいえ4つのトライを奪い、平日にもかかわらず詰めかけた1000人超のファンの皆さまからも多くの声援を頂くことができました。

「今日の試合の目標は、トンガ代表に勝つことだったので、正直悔しいです。キャプテンとしては、一人でも多く、ジュニア・ジャパンからジャパンにあげられるサポートができればと思いながらやりました。金曜日の日中に多くのお客様に声援いただき、嬉しく思います」(篠塚ジュニア・ジャパンキャプテン)
「前半から攻めようとしたが、ブレイクダウンやフィジカルの強いディフェンスに押されていました。後半はフィットネスでの勝負で勝り、また低い姿勢を取るスピードなどいくつか改善は見られたと思います」(薫田AC)

集合してから1週間たっていないチームの限界と可能性の両方を感じ取ることができた試合であり、多くの選手にとって国際試合、そして正代表を相手に戦えたことは、今後の大きな財産となることでしょう。

敗戦が続く「JAPAN」ですが、必勝を期すサモア代表戦に向け、日本代表は明日試合前日練習を行い、勝負に備えます。

日本代表のPNC最終戦、サモア代表戦まであと2日です。

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Jr.JAPAN 試合前の円陣 Jr.JAPANの戦況を見守る日本代表チーム
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17才 山沢選手も持ち味発揮 存在感を見せた ブロードハースト選手
■2012年6月14日(木) at 東京・秩父宮ラグビー場

IRBパシフィック・ネーションズカップ合宿16日目。

日本代表は午前中にウェイトトレーニングとユニット、午後にチーム練習。いよいよ明日にトンガ代表との練習試合を控えるジュニア・ジャパンは、試合前日練習を昼から実施しました。

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Jr.JAPAN、試合前日練習 15日、トンガとの練習試合に臨みます
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Jr.JAPAN 篠塚キャプテン Jr.JAPANバイスキャプテン 内田選手

「キャプテンは初めてなので、プレーで引っ張っていきたい。その他の日本代表から参加しているメンバーと一緒にチームを盛り上げ、頑張りたいと思います。どこまでやれるかわからないが、一人ひとりが力を出せれば。各選手、この試合でアピールしていきたい」(ジュニア・ジャパン篠塚キャプテン)
トンガ代表を相手に、若手選手たちの奮闘とチャレンジに期待です。
ジュニア・ジャパン対トンガ代表の試合は、入場無料。秩父宮ラグビー場にて午後4時キックオフです。

サモア代表とPNC最終戦を戦う日本代表は、今日試合出場予定メンバーが発表されました。
「フィジカルの強い相手に対するチャレンジ。ゲインライン手前でどう相手を止めることができるか。最初の20分が重要」(ジョーンズHC)
日本代表はこれまでのラインアップから一部入替わりがありましたが、リザーブメンバーも強力布陣。メンバー入替後、テンポの再加速でサモア代表を圧倒してくれるはずです。

日本代表のPNC最終戦、サモア代表戦まであと3日です。

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初の7番で出場 望月選手 日本代表、今日も充実した練習
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チーム最年長 小野澤選手も充実の笑顔 ニコラス選手
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廣瀬キャプテン(右) しっかりクールダウン
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昨年の大学選手権決勝 両キャプテン 立川選手(左) Jr.Japan森田選手
■2012年6月13日(水) at 東京・秩父宮ラグビー場

IRBパシフィック・ネーションズカップ合宿15日目。

今日は午前のみの練習。各ポジション、個人に適したウェイトトレーニング、エアロビックメニューが組まれ、1時間程度トレーニングが行われた後、グラウンドでチーム練習が行われました。

昨日に続き、ジュニア・ジャパンとの合同セッションも行われました。
コンタクトスーツを着用し、身体を当て合うアタックディフェンスも行われ、試合を控えた両チームの選手たちは互いに気持ちの入ったプレーを見せます。
「ジュニア・ジャパンのアタックを受けて、自分たちのアタックがディフェンスしにくいことがよくわかった」(畠山選手)
同じスタイルで「JAPAN WAY」を志す両チームがぶつかり合うことで、日本代表は再度自らの戦い方の方向性、理解を深めることに。

「(先週から今週にかけて)トレーニング内容の違いはありません。日本代表はベースとなるプレーを確実に実行できるよう、トレーニングを続けています。これは、2015年のワールドカップを迎えるまで、変わらないことです」(ジョーンズHC)
日本代表、ジュニア・ジャパン共にそれぞれの勝利を目指して、自ら信じるスタイルで残りのトレーニングでの成長を図っていきます。

ジュニア・ジャパンvsトンガ代表戦まで、あと2日。そして日本代表のPNC最終戦、サモア代表戦まであと4日。

◆番外

6日より、総務サポートとして日本代表に参加していた、オーストラリア・ワラタスのクリス・ウェッブ氏が、本日帰国の途につきました。
「今回日本代表と共に行動でき、嬉しく思います。スタッフも効果的に業務を実施しているように見えますし、チームとしても進みたい方向がクリアです。2015年まで日本に注目しています」
チームマネージメントのアドバイスなど、今後の活動に生かしていきたいと思います。
ウェッブさん、ありがとうございました。

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個人にフィットしたメニューを実行 ブレイクダウン
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3列接点の攻防 ポイントに入る状況判断を早く!
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コンタクトスーツを着用しアタックディフェンス Jr.JAPAN 村田選手
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接点で激しくコンテスト トンガ戦チームMVP ツイ選手
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ボール奪取へ Jr.JAPAN FW陣を見つめる山神コーチ
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ジュニアジャパンの内田選手にアドバイス 日和佐選手
■2012年6月12日(火) at 東京・秩父宮ラグビー場

IRBパシフィック・ネーションズカップ合宿14日目。

今日は午前午後の2部練習。午前中はウェイトトレーニングとユニットトレーニング、午後はチームトレーニングを行いました。

午前中の練習では、フォワードは、15日にトンガ代表との練習試合を行う、ジュニア・ジャパンとの合同セッションも行われました。
一昨日まで日本代表として活動していた、坪井選手、篠塚選手、桑水流選手、内田選手、田村選手、中村選手、竹中選手はジュニア・ジャパンの一員としてトンガ代表へチャレンジ。日本代表の「JAPAN WAY」を「ジュニア」に伝える重要な役割も担います。

フォワードはラインアウトのセッションが行われ、日本代表とジュニアで本気のコンテスト。ジュニア・ジャパンのメンバーは、キャプテンの篠塚選手や、細田選手(NEC)の高さ、上野選手(トヨタ自動車)、白選手(NTTコム)の正確なスローイングで「ジャパン」に対して、互角以上の競り合いを見せます。
集合したばかりで、まだチームとしても、雰囲気をとっても、「おとなしい」ジュニア・ジャパンですが、可能性を感じさせるプレーも所々で見られ、試合までの短期間でどのようなチームになるのか、楽しみです。

一方、日本代表もPNC最終戦となるサモア代表との対戦に向け雨中の練習にも、活気が見られます。世界一のフィットネスを目指すチームとして、強度を落とすことなく行われる練習に、疲れた状況でも集中したプレーを行えるよう、選手たちも意識をもう一段上げて、練習に臨みます。
「トンガ戦では、3回のトライチャンスがあった。選手たちは自分たちがどうすればよいか、理解しています。あとはスキルを補っていかなかればなりません」(ジョーンズHC)

疲労とフィジカルな試合で、全ての選手のコンディションがいいわけではありません。しかし、大会初勝利、2年ぶり3勝目となるサモア戦の勝利を目指し、チームは前進してきます。

PNC最終戦、サモア代表戦まであと5日です。

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仕掛ける廣瀬主将 バックスのラインディフェンス
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試合毎に成長 立川選手 ニコラス選手から仙波選手へ
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左から山沢選手 森川選手 森田選手 7人制代表で実績 豊島選手
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フォワード 走ります 日本代表練習参加経験者 三上選手
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左から篠塚選手 ブロードハースト選手 桑水流選手 篠塚主将を中心に Jr.JAPAN FW
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狙います 初キャップを狙う 長野選手
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チームの司令塔 左から小野選手 山沢選手 森田選手 平林レフリーのコールでスクラム
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低いスクラムを
■2012年6月11日(月) at 東京

IRBパシフィック・ネーションズカップ合宿13日目。

トンガ戦から一夜明け、今日の日本代表は身体を休ませるためリカバリーの一日となりました。フィジカルの強い対戦相手との連戦の中、しっかり身体のケアを行うことも、大事な練習です。

日本代表は明日から、PNC最終戦となるサモア戦に向けて練習再開です。

◆番外

トンガ戦のチーム内MVPは、再三の突破、トライも決めたNO.8のヘンドリック・ツイ選手。
「みんなで日本のラグビーを変えていくチャンスです。一人ひとりの持ち味が違うこのチームで、これからのチャレンジを楽しみにしています」(ツイ選手)
初キャップを飾ったツイ選手の今後のさらなる活躍に、どうぞご期待ください。