4月3-7日の静岡「ヤマハリゾートつま恋」。そして、同18-25日の大阪「J-GREEN堺」。 計13日間、2クールにわたって行われた、アジア五カ国対抗に向けた合宿期間中、ジョーンズHC率いる日本代表は、その多くの時間をアタック関連の練習に費やしてきた。 ![]() 廣瀬主将にとって、カザフスタン戦は5年ぶり2試合目の日本代表としてのプレーとなる photo by Kenji Demura (RJP) 静岡・つま恋での始動時点で、ジョーンズHCは1次合宿での目標を4つに集約していた。 「セットプレーのベースを上げることに関してはうまくいった。1次攻撃に関する共通認識やアタッキングフィロソフィーの理解も深まったと思う」 続いて、10日間のブレイクを経て最集合となった2次=大阪・堺合宿では、アタック+フィットネスに終始したと言っていい1次合宿の内容に、「ブレイクダウン、ディフェンス、FWモール」といった新たな強化ポイントが追加され、カザフスタン戦が迫っていたこともあって、より試合を意識した実戦的なメニューも加わった。 日本代表は、26日に関西国際空港からソウル経由でアルマティに向けて旅立ったが、出発前日に行われた会見では、静岡合宿終了時点で「あと30%上げたい」と語っていたフィットネスに関して、ジョーンズHCは「目標は達成できた」と断言。その一方で「選手たちは飛行機の中でようやく9時間も眠れる時間ができてホッとしているんじゃないか。飛行機の中では、走ることができないからね」というジョーク(?)も飛び出した。 6人の初キャップ組含む最強メンバー「普通のチームなら12週間を使ってやる内容」(ジョーンズHC) ![]() 大阪・堺合宿でスクラム練習に励むフロントローの3人(右から長江、有田、畠山) photo by Kenji Demura (RJP) PR山下裕史が腰を痛めたこともあって、本来はルースヘッドPRとして合宿に呼ばれていたPR畠山健介が元々のポジションである3番に戻る一方、1番には昨年の日本A代表の欧州遠征で高い評価を得た長江有祐、そしてHOにも長江同様、初キャップ組の有田隆平が起用される。 また、新生ジャパンのアタックのキーともなる「速さのあるNO8」(薫田真広アシスタントコーチ)には31歳で初キャップとなる伊藤鐘史が指名され、3月19日のスコッド発表時には、NO8としての起用が考えられていた佐々木隆道は、サントリーで慣れ親しんでいるオープンサイドFLに戻ってプレーする。 ハーフ団も、先発SOの小野晃征以外はリザーブも含めてノンキャップ組が並ぶ。 2人のCTBも"新旧"の初代表ペアとなった。 ![]() 29歳で初キャップとなるCTB仙波は大阪合宿でキレのある動きを見せた photo by Kenji Demura (RJP) ![]() 昨年はカザフスタンに61-0で圧勝した(写真はHO木津) photo by Kenji Demura (RJP) 25日の記者会見時には、FL/NO8佐々木とFB五郎丸歩が副将に指名されたことも発表された。 カザフスタンは、1年前に61-0の大差で勝利を収めている相手。 |
リポビタンDチャレンジカップ2023 「ファイト イッパーツ 親子ラグビーチャレンジ」を開催! ~小学生の親子 200組400名の参加者募集~
2023.6.07 (水)
15人制男子日本代表普及育成