3月19日、HSBCアジア五カ国対抗2012日本代表メンバー発表記者会見が開催されました。 会見には冒頭、矢部達三専務理事、エディー・ジョーンズ15人制日本代表次期ヘッドコーチ、薫田真広同アシスタントコーチが登壇し、HSBCアジア五カ国対抗2012日本代表メンバーを発表、選考についての説明を行いました。 その後、矢部専務理事から日本代表オフィシャルスポンサーとオフィシャルサプライヤーの5社が発表されました。そこでカンタベリーオブニュージーランドのジャージを着用した廣瀬俊朗新キャプテン、佐々木隆道選手、アディダスジャパンのコンプレッションウェアを着用した田村優選手が登壇、それぞれ日本代表に選出された喜びや意気込みを語りました。 ![]() ◎矢部達三 専務理事 ◎エディー・ジョーンズ ヘッドコーチ ◎廣瀬俊朗選手(東芝ブレイブルーパス) ◎佐々木隆道選手(サントリーサンゴリアス) ◎田村優選手(NECグリーンロケッツ) ![]()
以下、メンバー選出に関する質疑応答 Q.最年少となる藤田慶和選手の選出については? A.(ジョーンズHC)藤田選手については、全国高校大会や7人制で活躍を見て、人を抜くことが出来る、速さといった能力がありポテンシャルが高いと感じています。早めに代表チームに呼んで、育成していくことを考えています。 Q.廣瀬俊朗選手をキャプテンに選んだ理由は? A.(ジョーンズHC)東芝ブレイブルーパスで素晴らしいキャプテンシーを発揮していましたし、昨年のオールスターの私が率いたトップリーグ選抜でキャプテンを務めてくれました。性格的に素晴らしい選手です。繊細な感覚も持ち合わせている。今のジャパンにはそれが必要だと思います。彼がチームをまとめてくれる、と考えています。 Q.30歳以上の選手の選出理由は? A.(ジョーンズHC)経験の高い選手については、やってもらいたいことがあります。トレーニングへの心構えやプレッシャーがある時の対処など、そういったことを若い選手に伝えていって欲しい。もちろん、試合などでよいパフォーマンスをすればこれから先も彼らや他の経験のある選手たちにも選ばれるチャンスはあります。 ![]() Q.セレクションポリシーは? A.(ジョーンズHC)シンプルなことです。今の時点で、ベストな選手を選出しました。ベストな選手をピックアップする、それ以外のことはありません。また、例えば藤田選手は今ベストな状態とは言えないかもしれませんが、経験を積んで数年後、世界でも指折りの選手になる可能性があると思うので、未来を見据えて選んでいます。 Q.SOで小野晃征選手、立川理道選手の選出理由は? トップリーグの多くのチームが、SOには外国人選手を起用しているが。選考は難しくなかったか? A.(ジョーンズHC)二人ともポテンシャルが高い。今後、テストマッチでも充分にやっていけると思います。特に立川選手の、ボールを持った時の強さ、ボールでラインを引っ張る強さは今後、テストマッチレベルで通用するでしょう。 Q.バックアップメンバーの位置付けについて。 A.(ジョーンズHC)バックアップメンバーについても経験のある選手と、ポテンシャルの高い選手をミックスして選びました。今のところ一緒に練習するということはありません。トップ30(30人の日本代表メンバーのこと)が怪我などをした場合、入替で呼ぶことになると思います。この中では例えば羽野一志選手は非常にスピードがあるので今後、彼を育成していくことを考えています。 Q.日本人選手が多いメンバーだが、ベストを選んだら日本人中心になったのか、意識して選出したのか? A.(ジョーンズHC)ポテンシャルが高ければ、日本人でも外国人でも関係なく選びます。例えば、マレ・サウ選手は怪我していなければトップ30に入っていたと思います。ベストの選手を起用していくということで、分け隔てなく選んでいます。 Q.FWの選手について、薫田アシスタントコーチの考えは? A.(薫田AC)ジョーンズヘッドコーチと、セットプレーをいかに安定させるかが重要だということを共通認識として持っています。今回選んだ選手はA代表でもずっと見ていた選手ですし、サイズは小さいがそれは逆に、日本人の特性を生かした戦い方として生かせることができます。皆さんが注目しておられるでしょう畠山健介選手のPRの位置ですが、畠山選手はワークレートが高い。しかしサイズ的には1番でやるのが日本代表としてはいいのではないかと考えています。日本人らしい特性をいかした、スマートな戦い方をしていきたいと思っています。 Q.日本人の若いSOに期待することは? A.(ジョーンズHC)SOに求めるのは、ラン・パス・キックができてフラットにもディープにもプレーできる人。ジャパンスタイルを確立していく上で、判断できる選手が必要です。この2人の選手はこれができる選手だと思います。最初のうちは今言った全部をやるのは難しいでしょうから、最初のうちは我慢して、彼らの成長を見たいと思います。的確なコーチング、精神的な指導を行って、船出を見守っていきたいです。 Q.A5Nでどのようなスタイルのラグビーを見せるのか? A.(ジョーンズHC)非常にアタッキングなラグビーを見せていきたい。たくさんのことをやっていく必要があります。まずは自分のボールをキックするよりキープするアタッキングラグビーです。ディフェンスをしっかりやっていきます。最終的には、勝たないと魅力的ではないので、まずは勝つことを目標にやっていきたいです。 |
2025年男子日本代表 国内開催試合 キックオフ時間のお知らせ
2025.4.25 (金)
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