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ゲームレビュー 中学校の部 第2日目
第一ブロック 中学校の部 7位8位決定戦 茗溪学園中学校と御所中学校の対戦は、スピード感のある試合展開で、非常に見応えのある試合となりました。両者ともミスを恐れず積極的にボールを動かし、空いているスペースを探して攻めようという、比較的似たタイプのチームでした。 後半、茗溪学園中学校は風を利用して陣地を意識して戦えたこと、FW、BK関係なく素早く展開し効果的にラックを用いたこと、そして相手をタッチ際に追い詰めて囲い込むディフェンスでアタックを寸断したことが功を奏しました。
第一ブロック 中学校の部 5位6位決定戦 京都市立藤森中学校 対 高鍋町立高鍋西中学校 藤森中学校のキックオフで試合が始まりました。藤森中学校はキックオフのボールを奪い、FWが力強く前進しラインの裏側へキック。12番がインゴールで押さえ、開始直後にトライを取り勢いづきます。前半3分にも、反則で得たボールを素早く展開し、トライを重ねます。さらに前半11分、自陣ゴール前からロングパス、内側に戻してさらにロングパスといった工夫したサインプレーで自陣から走りきり、中央へトライ。高鍋西中学校は低いブレイクダウンでターンオーバーしたり、連続攻撃の機会を持ちますが、パスが定まらずチャンスをなかなか生かしきれません。 後半は高鍋西中学校のキックオフ。両チームともにサポートしゴール前に攻め込むものの、最後のブレイクダウンでターンオーバーされ、なかなか得点に結びつけられません。プレーの切れない長い攻防が続きました。高鍋西中学校は後半9分、キックで敵陣ゴール前に攻めこむとFWで前に出るものの、藤森中学校がゴールラインを割らせません。藤森中学校は後半15分、敵陣ゴール前で得たペナルティーからFWがラッシュ。最後は大きなFWが体格を生かしてトライ。両チームともに無理をせず、ラインの裏側に出ると早めにパスをしてサポートし、よく走りました。またブレイクダウンは粘り強く、再三ターンオーバーが見られました。終了間際、高鍋西も意地のトライで粘りますがが、ここでノーサイドとなりました。
第一ブロック 中学校の部 3位4位決定戦 東大阪市立石切中学校 対 福岡市立城南中学校 試合開始直後は両チームとも動きがかたく、ボールが手に付きません。城南中学校が自陣ゴール前から積極的に展開したことから、ボールが動き始めました。石切中学校のFW、城南中学校の速い展開と、両チームともに持ち味を出しますが、トライまでは至りません。石切中学校陣内10m付近のラインアウトから城南中学校が連続攻撃。石切中学校がPKを犯し、城南中学校がショット。成功し3点を先制します。そのキックオフから石切中学校が攻め込み、FWの縦突進からトライ。両チーム持ち味を発揮しはじめました。
第一ブロック 中学校の部 決勝戦 秋田市立将軍野中学校 対 國學院大學久我山中学校 前半、将軍野中学校は大型FWのラックを起点に、連続してボールを支配。風上の利を生かしてキックで攻め込みます。國學院久我山中学校は、大きくスピードのあるBKを走らせ、大きく展開します。立ってつなぐ意識の高い國學院久我山中学校が、広く展開してトライ。将軍野中学校も自陣ゴール前から反撃を試みますが、國學院久我山中学校の厳しいディフェンスにあい、ターンオーバーから國學院久我山中学校がトライ。将軍野中学校は自陣ゴール前ラックをターンオーバーし、全員でつないでトライ。ゴールも成功します。その後も将軍野中学校はキックを使わず自陣から回していきますが、体格に勝る國學院久我山中学校にボールを奪われ、國學院久我山中学校がトライ。 後半、風上の國學院久我山中学校がキックオフから攻め込みます。将軍野中学校もセットプレーからボールを動かすも、國學院久我山中学校がターンオーバーからトライ。相手を自由に動かさない激しいタックルにより、徐々に國學院久我山中学校がゲームを支配し始めました。将軍野中学校も國學院久我山中学校のディフェンスの圧力に屈せず、積極的にBKに展開を図ります。なかなかゲインできませんでしたが、後半36分にトライを返しました。結果としては大きな差が付きましたが、体格・スピードで劣りながらも、最後まで自分たちのラグビーを貫いた将軍野中学校の選手、点差が開いても個人プレーに走らず組織プレーを貫いた國學院久我山中学校の選手、両チームの選手に感謝します。
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ゲームレビュー ラグビースクールの部 第2日目
第二ブロック ラグビースクールの部 7位8位決定戦 関東のスクール同士となったドラゴンズと世田谷RSの対戦。先制したのはドラゴンズでした。前半7分、ドラゴンズFWの執拗な縦攻撃に世田谷がペナルティを犯し、ドラゴンズFWが速攻から左隅にトライ。ゴール失敗で5-0としました。 その後もドラゴンズは攻め、前半13分、世田谷RS陣内の中央左で得たラインアウトのボールを、スローワーが回り込んでFWの裏に抜けてゲイン。そこにサポートした選手にオフロードパスがつながり、トライ。見事な縦攻撃を見せます。ゴールも決まり、12-0とリードを広げます。その後PGも決め、前半は15-0で折り返します。
第二ブロック ラグビースクールの部 5位6位決定戦 両チームともに、CTBの力強い縦への突破からゲームを組み立てました。長与YRは前半3分、中盤地域でCTBの縦への突破プレーからゲインし、素早く左へ展開して先制トライ。さらに前半8分には、中盤ラインアウトからSOのパスダミーで前に出ると、FWが細かくつなぎ左、右にボールを動かしトライを奪いました。 後半は横浜RSのキックオフで始まりました。長与はモールを組み、じわじわと敵陣に入るとCTBの突破からサポートし、上がってきた選手に確実につないで中央へトライ。さらに後半5分、ペナルティーからタッチキックでゴール前に迫ると、ラインアウトからモールを押してトライを奪いました。後半12分には、ラインアウトからBKが縦に突破すると、WTBまでロングパスが通り、得点を重ねます。横浜RSはロスタイムにペナルティーから素早く展開し、トライを返しますが、ノーサイドとなりました。
第二ブロック ラグビースクールの部 3位4位決定戦 試合開始早々、FWの接近戦に持ち込む兵庫RSが、FWの縦突進を起点に連続攻撃で先制トライを挙げました。外への展開を試みる加古川RSですが、うまくつながらずに試合が進みます。お互いのゲーム運びを知り尽くしている両チームだけに、自分たちの持ち味をどれだけ強く発揮できるかが鍵となりました。試合を優位に進めたい兵庫RSは、キックも交えながらうまく時間を使いました。対する加古川RSもキックから活路を見いだそうとしますが、有効な攻撃にはつながりませんでした。先行した兵庫RSは、随所で相手のスペースをつぶすディフェンスが機能し、前半を12-0で折り返します。
第二ブロック ラグビースクールの部 決勝戦 両チームともオープンラグビーをチームスタイルとして決勝に勝ち上がってきました。 後半は一進一退の攻防の中、狭いスペースを一気に突いた伊丹RSが逆転のトライ。春日LRのディフェンスが甘くなったかと思えましたが、春日LRは接点を最小限の人数で作り、球を動かし続けて逆転のトライを挙げます。ウォーターブレイク後も素晴らしい攻防が続き、ノーサイド寸前まで1点差で続いた攻防も、春日LRの劇的なトライでノーサイド。
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女子7人制エキシビションの部
U15女子7人制エキシビジョンマッチ 1回戦 序盤は一進一退の攻防が続きましたが、先手を切ったのは関東選抜。前半3分に自陣22m付近から鮮やかなパスで右へ展開。ボールをもらった福島選手はタッチライン際で相手をスワーブでかわし、独走トライを決めて先制します。勢いに乗った関東代表はその2分後、敵陣深く攻め込みペナルティからの早い仕掛けで相手のギャップを突き、桜井選手がトライ。たて続けにトライを取られた関西代表もすぐに反撃。前半6分、リスタートのキックオフから巧みなステップとオフロードでパスをつなぎ、裏に出た前川選手が相手を振り切りトライ。 後半3分、関西代表は相手のペナルティからの早い仕掛けで、永井選手が相手を引きずりながらのトライを決めます。そして後半6分には、関東代表が中盤スクラムから男子顔負けのオフロードとパスをつなぎ、ライチェル海遥選手がトライを決めます。そのまま関東の勢いは止まらず、試合終了間際に相手のボールをターンオーバすると、桜井選手がキックで裏のスペースを突き、そのままインゴールでボールを押さえ、桜井選手の二本目のトライで試合終了。両チームとも地域の代表として、最後まで力を出し尽くした好ゲームとなりました。
U15女子7人制エキシビジョンマッチ 1回戦 U15九州選抜 対 水戸ホーリーホックの試合は、九州選抜のキックオフで始まりました。前半2分、九州選抜は、自陣22メーター付近で水戸ホーリーホックのハンドリングミスからターンオーバーすると、すばやくつないで8番 酒井選手が70mを独走で走りきり、中央にトライし先制。前半4分には、九州選抜は敵陣10mのスクラムのセットプレーより、速いスピードで走り込んだ7番 沖野選手が抜け出し、ゴール中央に独走トライ。その後も九州選抜が速いパス回しからテンポよくボールを展開。前半は九州選抜がパスワークと縦への動きで終始ボールを支配し、15-0で終えました。 後半2分、水戸ホーリーホックはスクラムから右サイドへ飛び出し、8番 清水選手へパス。左に切り返してディフェンスの裏に抜け出し、そのままゴール中央へ飛び込みトライ。このトライより選手の固さも取れ、グラウンドを広く使ってボールを動かし、自陣からも果敢にアタックする流れが出てきました。その後、どちらも決定的な得点機会を作れないまま、15-7でノーサイド。どちらのチームもスピーディーなランニングでグラウンドを広く使う7人制ラグビーらしいゲームとなりました。女子ラグビー経験者の多い九州選抜のうまさからこのような結果となりましたが、水戸ホーリーホックも後半に健闘を見せた、好ゲームとなりました。
U15女子7人制エキシビジョンマッチ 3位4位決定戦 U15女子7人制エキシビジョンマッチ3位決定戦は、U15関西選抜 対 水戸ホーリーホックの組み合わせで行われました。 関西選抜がキックオフ早々に水戸ホーリーホック陣内に攻め込み、相手のキックミスから先制のトライを挙げました。その後も水戸ホーリーホック陣内でプレーが続き、前半3分と6分に、関西選抜が連続してトライを挙げ、前半を17-0で折り返します。
U15女子7人制エキシビジョンマッチ 決勝 U15女子7人制エキシビジョンマッチの決勝は、U15関東選抜 対 U15九州選抜の組み合わせとなりました。 その後、九州選抜も積極的にアタックを仕掛けますが、関東選抜の粘るディフェンスを破ることができず、前半を7-0の関東選抜リードで折り返しました。
●U15女子関東選抜 ●U15女子関西選抜 ●U15女子九州選抜 ●水戸ホーリーホックU15女子ラグビー
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大会最終成績
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中学生指導者講習会
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選手交流会
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表彰
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