東日本大震災復興支援チャリティーマッチ
日本代表 vs トップリーグXV
いよいよ、明日26日に夢の対決を迎える、日本代表とトップリーグXVの両チーム合同の記者会見を本日25日に実施いたしました。
日本代表からは、ジョン・カーワンヘッドコーチ、菊谷崇キャプテン、トップリーグXVからは、エディー・ジョーンズ監督、廣瀬俊朗キャプテン(東芝ブレイブルーパス所属)、そして、RWC2003、2007の2回大会連続で日本代表キャプテンを務め、今回はトップリーグXVとして日本代表に挑む、箕内拓郎選手(NTTドコモレッドハリケーンズ所属)の5名が出席。

左から、日本代表の菊谷キャプテン、ジョン・カーワンヘッドコーチ、トップリーグXVのエディー・ジョーンズ監督、廣瀬キャプテン、箕内選手
左から、日本代表の菊谷キャプテン、ジョン・カーワンヘッドコーチ、トップリーグXVのエディー・ジョーンズ監督、廣瀬キャプテン、箕内選手

日本代表 ジョン・カーワンヘッドコーチ   日本代表 菊谷キャプテン
日本代表 ジョン・カーワンヘッドコーチ 日本代表 菊谷キャプテン

まずは、日本代表のジョン・カーワンHCから、

「明日の試合は非常に楽しみです。我々にとっては今シーズンの最初のテストマッチといえる同等の試合の部類に値する試合だと思っています。対戦相手のトップリーグXVに対し、我々一同、非常にリスペクトな気持ちを持っております。おそらく明日はフィジカルな試合となるでしょう。エディー・ジョーンズ監督、そして、トップリーグXVメンバーの皆様に、集まってくださったことに対し、感謝しています。明日の大事なことは、チャリティーの気持ちをもって戦う、被災されて命を失われた皆様、そして、被災された皆様のことを思ってプレーすることだと思っています。もちろん、代表選手、トップリーグXVの選手同士は友人、私とエディー監督も友人ですが、この80分間はあくまでも真剣にラグビーをする時間。両方がベストなパフォーマンスをすることだと思います。お互いが真剣に戦うことで、東日本の皆様に対し、敬意を表することに繋がると思っています」とコメント。

続いて、菊谷キャプテンからは、

「日本代表としては、ラグビーでチャリティーマッチができることを大変うれしく思います。世界各国がチャリティー活動をし、また、日本のスポーツの中でもチャリティーマッチを実施しているので、やっとこの機会が持ててうれしく思います。この試合を実現してくれた関係者のみなさまに感謝いたします。
すでにこの席で、廣瀬選手、箕内選手と並んでいるのは不思議な感じですが、被災地に勇気と感動を伝えるには、お互い知った中でも100%の力を出し切ること。終わったあと、お互いが称えあえるような試合をするからこそ思いが伝わると思っています。しっかりグラウンドで力を出して、楽しみたいと思います」

と、明日の試合に向けて、日本代表としてすべきことをコメントしていました。

トップリーグXV エディー・ジョーンズ監督   トップリーグXV 廣瀬キャプテン
トップリーグXV エディー・ジョーンズ監督 トップリーグXV 廣瀬キャプテン

対戦相手のトップリーグXVのエディー・ジョーンズ監督(サントリーサンゴリアスGM兼監督)からは、明日の試合に向けて、コメント。

「明日は、東日本の皆様を思ってラグビーをしたいと思います。また、JK、および日本代表に対しては我々の方からタフな試合を提供したいです。なぜなら、日本代表は、ワールドカップに向けた重要な時期だからです。あと、もう一つお見せしたいのは、トップリーグの強み。集合してから、練習を2回行い、それから、お酒を酌み交わしましたが(笑)、もうみんな打ち解けています。今回の合宿を通して、お互い知り合っていく中で、様々なことを学びあっています。そういった中で良い絆ができているので、明日は良い試合ができると思います」

続いて、トップリーグキャプテン会議の代表を務め、また、今回のトップリーグXVチームのキャプテンに指名された、廣瀬選手より、

「チャリティーマッチを企画して頂いた皆様に感謝申し上げます。我々選手たちは、被災された皆様に対し、何かやりたかった中で、こういった試合ができることを大変うれしく思っています。この2日間、やりきることでエンジョイできると思いますし、明日はイキイキとした試合をしたいです。またそういったメンバーをエディーさんが集めたと思いますので、非常に楽しみにしています。僕自身は怪我も少しあり、出場時間は短いと思いますが、一生懸命やりたいと思います。震災が起こった後、今は、スポーツの価値が問われていると思います。スポーツができることは何かということを、色々な人が関心を持っていると思います。ラグビーでは何ができるのか、を見せることが、今回の目的の一つですし、ワールドカップに繋がると思います。

  トップリーグXV 箕内選手
トップリーグXV 箕内選手

個人的には、対戦相手が日本代表ということで、一度悔しい思いをしたことがあります。こうして、もう一度JKの前で試合ができることが非常に楽しみです。明日よろしくお願いします」

と、キャプテン会議代表として、また、トップリーグXVキャプテン、ラグビー選手として、被災地復興に向け、少しでも力になりたいという気持ちが伝わるコメントでした。

最後に、RWC2大会連続でキャプテンを務め、日本代表の顔ともなった箕内選手より、明日の試合に向けての気持ちや意気込みのコメントを頂きました。

「今回こういった形で、トップリーグXVのメンバーに選ばれてうれしく思います。またトップリーグの素晴らしいチームメートと戦えることが非常にうれしいです。この2日間、高い質のよい練習ができているので、良い試合ができるのではないでしょうか。その仲間たちとエンジョイしたいと思いますし、ジャパンとやれることも非常に楽しみです。
良いプレーをすることで、東日本の皆様、そして、私たち世代のベテランの選手たちに勇気を与えられるのではないかと思っています」

箕内選手が日本代表と戦うのは初めてとなります。菊谷キャプテンとの戦いも見どころの一つです。

左から、日本代表の菊谷キャプテン、ジョン・カーワンヘッドコーチ、トップリーグXVのエディー・ジョーンズ監督、廣瀬キャプテン、箕内選手
左から、日本代表の菊谷キャプテン、ジョン・カーワンヘッドコーチ、トップリーグXVのエディー・ジョーンズ監督、廣瀬キャプテン、箕内選手