マッチリポート
西軍 19-12 東軍 (前半0-7)
【2011年1月8日(土) at 大阪・近鉄花園ラグビー場】

第1回は東軍、第2回は西軍の1勝1敗で迎えた第3回U18合同チーム東西対抗戦が、橋脇正典レフリーのキックオフの笛で開始された。

両軍とも展開ラグビーを試み、ボールがよく動き、ディフェンスも前日までの灘浜グラウンドでの神戸製鋼コベルコスティーラーズの選手の指導よろしく一進一退が続き、なかなかトライまで持って行けなかった。試合が動いたのは、前半20分東軍が自陣10mライン左中間スクラムから右へ展開、9番10番13番とつなぎ13番村澤がタックルをかわしそのまま走りきり右中間へトライ。ゴールも成功し、7対0とした。その後、10分間は両軍ともにディフェンスがよくそのまま前半が終了した。

両軍ともメンバーが入れ替わった後半、西軍がボールをよく動かしラックを連取し7分に自陣10mライン中央のラックから20番23番8番14番とつなぎ、14番石川がそのまま走りきり右中間にトライ。ゴールも成功し7対7とした。その後、11分には敵陣ゴール前5m右中間ラックから9番が左サイドへ持ち出し右中間にトライ。ゴールも成功し14対7とした。17分にも、敵陣ゴール前右隅ラックから20番7番と左へつなぎ右中間にトライ。ゴールも成功し19対7とした。

そのまま終了するかと思われたが、東軍がノーサイド寸前の29分に敵陣22mラックから、左へ展開21番13番とつなぎ右中間にトライ。ゴール不成功で19対12と追い上げたがそのままノーサイドとなった。

両軍共に展開ラグビーをねらい、前回大会と比べて、個々の能力が高くBKの展開力、FWのラックを中心とした攻撃でボールがよく動いたゲームだった。
試合終了後は、両軍監督からラグビーへの熱い思いと選手へのねぎらいの言葉で解団式が終了。その後、全国高校大会の決勝戦見学の後、全国各地に戻っていった。

(全国高体連ラグビー専門部副部長 阿部雅博)