「日・韓・中ジュニア交流競技会」スケジュール /U17日本代表メンバー /遠征直前合宿リポート /試合結果 ●8月28日(土) 本日、午前中に四大文明発祥の地である黄河を見学。全長約5,646km、川幅18kmの流れは見事であり、とても河川とは考えられないような雄大な景観でした。 午後は各国選手団揃って、少林寺に見学・研修に向かいました。嵩山少林寺の近隣にある少林武術学校では多くの子どもたちが武術の鍛錬に励んでおり、日本では絶対に目にすることが出来ない光景に選手たちは見入っていました。嵩山少林寺では、少林武術ショーや寺院を拝観し、帰路につきました。 明日は帰国です。長いようで短かった中国での日々も最終日となります。今回の遠征では本当に多くの皆様に支えられてきました。お忙しい最中、快く選手を派遣してくださった各校の先生方や今回の事業を取り仕切ってくださった日本体育協会の皆様、現地のスタッフの皆様、多くの皆様方のご協力やご理解、ご支援があったからこそ、今回の遠征は大きな怪我もなく、無事に当初の目的を達成することが出来たと思います。今事業に携わったすべての皆様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。 黄河見学へ向かうボート 素敵なガイドさんに選手たちもうっとり 黄河中洲にて馬上の前田団長 雄大な流れをバックに 黄河のシンボルをバックに 悠久の流れを見つめる前田団長 お世話になった通訳さんと運転手の方に感謝の品贈呈 少林武術ショーのひとコマ 崇山少林寺にて ●8月27日(金) 本日も好天なり。交流大会全日程を終えた我々は、最終戦である韓国 VS 中国の試合を観戦しました。前半こそ好ゲームが期待できるような展開でしたが、終わってみれば71-0で中国の完敗。韓国選手のコンタクトの強さとスピードは驚くほどであり、実際、日本戦においても縦突破を許す場面がしばしば見受けられました。対する中国選手も体格がよく、今後が楽しみな選手が多数在籍しておりました。 試合後、隣接するグラウンドで昨日の韓国戦の修正練習を行ないました。具体的には、キックの戻りの場面や低い姿勢を意識した股くぐりの練習など、1時間30分ほど確認をして、U17日本代表として最後の練習となる補強トレーニングを30分程度行ないました。猛暑の中、ハードなトレーニングに意識高く取り組みました。 午後はバスケットボール日本VS中国の応援に出かけました。中国には2mを超えた動ける選手が数名在籍しており、「2mジャンパーが2人いれば・・・」とラグビー目線で観戦させていただきました。 夜8時より、鄭州市第七高校体育館にて閉会式と各国選手団によるフレンドシップ交流会が行なわれました。閉会式では、地元中国のダンスチームによるダンスイベントや音楽の演奏など様々なイベントが行なわれ、その後のフレンドシップ交流会での各国選手による趣向を凝らした出し物に、会場は大いに盛り上がりました。 明日は少林寺見学・研修の予定です。 中国VS韓国戦を観戦する選手たち 修正練習 朽木コーチに熱いご指導いただく塚原選手 最後のメニューはスタッフ全員で叱咤激励 日本バスケチームを応援する選手たち 閉会式の様子 閉会式にて中国のダンスチームの演舞 韓国ラグビー選手による出し物(この後日本選手も合流) 毎日 3食このような食事でした ●8月26日(木) 中国へ入国してから初めての好天の中で、W-UPを開始しました。いよいよU17最後の戦いが始まります。 韓国は体格で大きく日本を上回るチームでした。序盤、相手の体格を活かした縦攻撃を受けてしまい、ゴール前ラインアウトからモールを押し込まれ先制されました。しかし、日本はここから本来の落ち着きを取り戻し、しっかりとエリアを取って試合の主導権を奪い、同点に追いつきました。その後は、早いテンポでボールを動かし続け、韓国の大きなFWを消耗させて、得点を重ねていきました。大きく速い選手を多く擁する韓国を相手に、練習の成果を発揮して堂々と戦いました(日本32-7韓国)。 試合終了後、選手たちが肩を組みながら笑顔で写真撮影をする姿を見て、改めてチームスポーツの素晴らしさを実感しました。やはりラグビーは素晴らしい!! 午後はサッカーの代表チームを応援に行きました(2-1で勝利!!)。その後、鄭州市内で飲物や軽食を購入し、宿舎に戻りました。 夜のミーティングでは、前田団長より「今日の頑張り以上の努力を期待する」と激励のお言葉をいただき、森監督、朽木コーチからも「U18やU20など先を見据えて頑張ってほしい」とご挨拶いただきました。 明日は矯正練習の予定です。U17日本代表として最後の練習になります。 韓国戦の前のドレスチェック(ブリーフィング) W-UPの様子 試合開始前、韓国キャプテンと握手を交わす坂手キャプテン vs 韓国戦 前半は13-7 結果は32-7で勝利 試合終了後 通訳の杜さんも一緒に記念撮影 PR・HO -渡辺・坂手・橋本・徳永・小野垣・塚原選手 LO・FL・8 -小野・安永・山下・佐藤・長谷川・小林選手 SH・SO・CTB -合谷・荒井・山岡・田村・井上・竹田選手 WTB・FB -高・久内・岡田・近藤選手(後ろに小野垣) ●8月25日(水) 中国戦の朝、心地よい緊張感を保った選手たちを乗せたバスは、一路会場である河南省体育学校サッカー場に向かいました。天気予報は大雨でしたが、何とか雨も降らず、やや芝生がぬれた中でウォーミングアップが始まりました。天理から取り組んできた練習を確認する内容で、今合宿遠征を通して一番気合いの入ったアップであり、9:30KOで試合が始まりました。 序盤こそ、練習の成果が垣間見られたものの、後半は集中力が切れる場面もあり、最後のワンプレーでインターセプトによりトライを許すなど、課題を残す内容でした。 午後は、中国戦の課題修正に取り組みました。DF、AT練習を1時間程度行い、明日の韓国戦に向けての確認を行いました。 明日はU17日本代表としての最後の試合です。代表の名に恥じぬ、素晴らしい試合を約束します!! 試合会場の河南省体育学校サッカー場 ドレスチェック(ブリーフィング)の様子 試合前のW-UPの様子 試合前、監督によるゲームプランの確認 vs 中国戦 結果は58-7で勝利 ラインアウトではマイボールをしっかりとキャッチ 試合後、選手たちに課題を 試合後のストレッチを入念に行う選手たち 試合後の練習にて選手たちにアドバイスする前田団長 ●8月24日(火) 訪中二日目、朝から小雨が降り続く生憎の天候です。午前中は練習の割当がなく、担当者や迎賓館のスタッフに交渉したのですが、適した練習場所を確保することができませんでした。結局、午前中は迎賓館の敷地内を散歩して、ストレッチを行う等体温を高める程度にとどまりました。 宿舎である黄河迎賓館 散歩中、敷地内の庭園にて 庭園にて森監督 敷地内にある劇場前にて 午後は試合会場となる河南省体育学校で練習を行いました。河南省体育学校は、人工芝でスタンド付の陸上競技場をはじめ、広大な敷地の中に近代的な体育設備が立ち並ぶ学校で、ラグビー・サッカー場も2面あり、スポーツをおこなう施設としては大変素晴らしい環境です。 小雨が降り注ぐなか練習が始まり、W-UPではストレッチを行いながら主にDFのセットとパス&サポートを行いました。その後、コンタクトドリルで体をしっかりと当て、ユニット・キャプテンズランを通して、明日の試合に向けての修正と確認を行いました。 夜8:00より、河南省TV局にて今競技会の開会式が行われました。式典の最後に、中華文明と中原文化をテーマとした大型全景演劇である「大河ショー」が開演しました。男性のアクロバティックな動きや女性のしなやかな動き、また色彩豊かな照明など、観ている人々を魅了する素晴らしいショーでした。 宿舎に戻った後、明日の中国戦に向けて、選手へ代表ジャージの授与が行われました。全選手が大変引き締まった表情をしていて、『絶対に負けられない戦い』への意気込みと責任感が感じられました。 明日からいよいよ戦いが始まります!! 明日の試合に向けてW-UP 朽木コーチの指示を真剣に聞く選手たち ラインアウトの確認 開会式でのひとコマ 黄河ショー 素晴らしいショーでした