●8月6日(金)
U20日本代表候補セレクション合宿1日目
U20アジアトーナメントに向けて、再始動。
本日6日より、8月22~28日にタイ・バンコクにて行われる「U20アジアトーナメント」に向けて、U20日本代表候補セレクション合宿がスタート。
5月、ロシアで行われた「IRBジュニアワールドラグビートロフィー」決勝でU20イタリア代表に敗れ、ジュニアワールドチャンピオンシップへの昇格を逃したU20日本代表。
この雪辱を果たすため、U20アジアトーナメントでアジアNo.1になることが使命となりました。
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スタッフ紹介から |
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元木HCからの挨拶と今合宿について説明 |
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初日ミーティングでも緊張感が |
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フィットネステストの前に |
そのアジアトーナメントに参加する、24名のU20日本代表の選考を行うべく、都内に集合したU20日本代表候補選手たちは、午後一番で、ミーティングを実施。
元木由記雄ヘッドコーチからは、今回の大会の意味と、U20日本代表のセレクションポリシーなどが説明されました。元木HCは、「2015年のイングランド、そして、2019年日本で行われるワールドカップでは、ここに集まった選手たちが中心となる。U20日本代表世代では、この2大会で戦うために、若いうちから、しっかりとした体づくり、そして、経験値を上げていき、世界のチームと互角に戦えるプレーヤーとなることが使命。まずは、アジアトーナメントでは圧倒的な勝利をすること」と、ここに集まった選手一人一人が、2015年、2019年のワールドカップでベスト8に入るために今の時期から強化が必要であり、また選手個人が意識して練習していかなくてはいけないことを伝えていました。
また、セレクションポリシーとしては、前回のU20日本代表時と変わらず、「真っ向勝負=逃げない。体を張れる。4H=はやく、低く、激しく、走り勝つ」選手を選考することを伝え、また、大会会場となるタイでは、暑く、湿気が多い国のため、フィットネスも必要なことも伝えました。
元木HCから最後に「2019年で中心になるのは今の世代の選手たち。君たちです。今、今日のこの時間から高い意識を持つように」と、選手たちに熱く語っていました。
中竹竜二コーチングディレクターからは「元木HCの言うとおり、2019年のワールドカップ、そして、日本ラグビーを皆さんが担っています。ただ、2019年で終わりではなく、日本ラグビーのスタートです。皆さんで、やったことがないようなワールドカップにできるよう、今からしっかりと意識して下さい。また、今回のアジアトーナメントについては、時間がないことはわかっています。しかし、言い訳はしない。他の世界の国々との経験値も少ない。それが弱点なのはわかって戦っています。だから、言い訳はしてはいけない。みんなでチームを作っていきましょう」と、元木HCと同様に、2019年のワールドカップに向けて、今からスタートであり、意識して戦うように伝えていました。
原賢二トレーナーからは、熱中症対策と、コンディショニングについての説明。ここでは、自分のコンディションは自分で管理し、自己責任でできるよう、どう調整しいていけばよいかを選手たちに説明していました。
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原トレーナーによるウォーミングアップから |
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下濃トレーナーによるフィットネステスト開始です |
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ブリッジ |
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立ち幅跳び |
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60m走 |
ミーティング終了後、練習会場となる、東京ガス大森グラウンドへ移動。
合宿1日目は、下濃スポットトレーナーのもと、フィットネステストから実施。60m走、立ち幅跳び、ブリッジ(体幹の強さをはかる)の3種目に加え、マルチテストを実施しました。
60m走では、7.32秒を出した、明治大学WTBの小澤和人選手がトップ。また、マルチでは、早稲田大学LO芦谷勇帆選手と東海大学SH吉川竜太郎選手が同率で『137』を出すなど、フィットネス力を見せつけてくれました。
フィットネステスト終了後は、ユニットに分かれて、FWは有水FWコーチによるラインアウトの練習、BKは、中瀬BKコーチによるパス練習や2対1、3対2など、基本的な練習を実施。
この基本練習で、言われたことをどう意識して練習してできていけるかが大切です。
ユニットトレーニングが終了し、クールダウンで本日1日目の練習が終了しました。
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暑い中で厳しいですが、マルチテストです |
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FW陣はラインアウトの練習 |
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元木HC、体を張って教えます |
練習終了後の報道陣による元木HCの取材では、「(選手を集めるのはこの時期大変だったのでは?の問いに)この時期は仕方ありません。しかし、この大切な時期に選手を派遣して頂けることは大変感謝しています。セレクションポリシーは、5月のJWRTと変わっていません。逃げないプレーヤー。そして、今回は、学習力(教えたことを試合で出せる力)、そして、個人の力をどうアピールできるか、です。今日の測定は、全部は見れていないので、数値を後から見ます。しかし、測定はあくまでも数字。明日以降の練習で、コンタクトなどを実施する予定なので、そこで判断します。まずはこの3日間でU20の基本を落とし込み、ゲームを行いたいです」と、U20日本代表のセレクションポリシーなどを話していました。
圧倒的な強さでアジアNo.1を目指すべく、U20日本代表選手選考がスタートしました。
若き選手たちへ、ご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。
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中瀬BKコーチによる指導です |
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BK陣、徐々に精度を上げていきます |
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この大会での雪辱を果たすべく |
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練習後報道陣からの取材に応じる元木HC |
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練習後もしっかり水分と栄養補給を |
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アイスバスでしっかりリカバリー |
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初日の練習を終了してリラックスムードの選手たち |
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