財団法人日本ラグビーフットボール協会は、中学校及びラグビースクールそれぞれの、単独チームによる中学生ラグビーの新規全国大会を下記の要項で実施することを決定しました。

この大会実施は、4月3日に発表した「JRFU戦略計画2010-2019(戦略計画)」に掲げる、ユース強化施策及び中学生カテゴリーの競技者普及策の一環となります。

日本ラグビー界における競技者人口の構成上、中学生を対象としたカテゴリーに於けるチーム数の少なさが競技の継続性の観点から長年の課題になっています。また、これまでこのカテゴリーに於ける競技大会は、全国のラグビースクール及び中学校の、都道府県選抜チームによる「全国ジュニアラグビーフットボール大会」の他、単独チームによる大会は地域単位に留まっておりました。これまでのこれらの大会に加え、今回全国レベルでの単独チーム単位による大会を新設することで、中学生(ジュニア)チームの競技の場を増加させることにより、活性化とチーム及び競技者の増加、並びにユース競技者の競技力の向上に寄与することを狙います。
本年度より、三地域協会推薦による中学校チーム4チーム、ラグビースクール4チームによる大会を創設し、今後段階的に大会フォーマットを整備し発展させてゆくことを目指します。

第1回 全国中学生ラグビーフットボール大会実施要項

大会名称: 第1回 全国中学生ラグビーフットボール大会
主催: 財団法人日本ラグビーフットボール協会
主管: 関東ラグビーフットボール協会
長野県ラグビーフットボール協会
協賛: 日本道路 株式会社
後援: 文部科学省、上田市、菅平高原観光協会、菅平高原旅館組合、読売新聞社
大会期日: 2010年8月13日(金)~14日(土)
(集合及び代表者会議は12日(木) )
会場: 「菅平スポーツランド」サニアパーク菅平
〒386-2201長野県上田市菅平高原1278-244
参加チーム:
(1) 関東、関西、九州ラグビーフットボール協会が推薦した、中学校とラグビースクールの単独チームとする。
(2) 都道府県ラグビーフットボール協会に登録されている中学生によって構成される8チームとする。
【第1ブロック】
中学校チーム: 関東協会所属 2
関西協会所属 1
九州協会所属 1
【第2ブロック】
スクール中学生チーム: 関東協会所属 2
関西協会所属 1
九州協会所属 1
(3) 引率については、中学校チームは学校長もしくは教員(学校長が公式に認めた外部スポーツ指導員を含む)とし、ラグビースクールはチーム指導者とする
競技規則及び
競技方法
抜粋:
(1) 平成22年度(財)日本ラグビーフットボール協会制定のジュニア・ラグビー競技規則による。
(2) 試合に出場する選手は、必ずマウスガードを装着すること。
(3) 試合時間は20分ハーフとする。
(4) 試合形式は第1、第2ブロックともに、4チームのトーナメント戦を行う。
(5) 1回戦で敗れたチームは、2日目に敗者戦を行う。
(6) 試合の組み合わせは出場チームが決定した段階で、大会運営委員会で決定する。
本大会同点
引き分け試合
について:
試合時間内で勝敗が決まらない場合は引分けとする。
次回戦への出場については以下のような手順で出場権を決定する。

  1. トライ数が多いチームが次回戦に出場する。
  2. トライ数が同じ場合は、トライ後のゴール数の多いチームが次回戦に出場する。
  3. トライ数・ゴール数が同じ場合は、抽選によって次の試合への出場を決定する。
なお決勝戦での同点引分けの場合は両チーム優勝とし、3/4位決定戦での同点引き分けの場合は両チーム3位とする。

(2010.8.5更新)