関西学院 38-24 同志社 関西学院 38-24 同志社 関西学院 38-24 同志社 関西学院 38-24 同志社 関西学院 38-24 同志社
マッチリポート
トーナメント表


関西学院大学 38-24 同志社大学

【1回戦/2009年12月20日(日) at 大阪・近鉄花園ラグビー場】

同志社大学は、リーグ戦で関西学院大学にFW戦で力負けしたリベンジを果たすべくこの試合に臨む。一方の関西学院は2年連続リーグチャンピオンの意地で負けられない一戦。

前半、先制したのは同志社、キックオフからの連続攻撃で関西学院陣深く攻め込み、ゴール前10m左中間ラックからSO橋野がノーホイッスルトライ、自らゴールも決め、0-7と勢いを見せる。このままでは引き下がれない関西学院も攻撃のリズムを取り戻し、持ち前のFWが前に出て同志社陣深くまで攻め込み、13分にHO緑川がトライを奪うと、前半の終盤まで21-7と試合の主導権を握る。同志社は、ロスタイムに入りFB野上がトライし、21-12で前半を折り返す。

後半は、関西学院が持ち前のFW陣の破壊力で3トライを挙げ、38-19と試合を優位に進める。同志社は、BK攻撃で何とか逆転に望みをかけ、途中出場19番中田が27分にトライを挙げ、38-24、と追い上げるがここまで。ロスタイムに入ってもゴール直前まで攻め続けたが、痛恨のノッコンを犯しノーサイドの笛。関西学院がこのまま38-24で押し切り2回戦進出を決めた。

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会見リポート
 

同志社大学

○中尾晃監督
「リーグの最終戦で関西学院に敗れた反省から、今回は『どこからでも攻める』を基本的な戦略としたのだが、結局、取りきれなかった。ミスも多く、そこにつけこまれて失点を重ねたのが敗因だ。選手たちは、よくやってくれたのだが、ツメの甘さが出てしまった」

○村上丈祐キャプテン
「リーグ最終戦で敗れた後、東京の抽選会で関学と再戦できることとなり正直言ってうれしくて、2週間頑張ってきた。しかし、最後の局面でミスが出た。監督の言葉どおり、今日の敗戦は『ツメの甘さ』の一語に尽きる」

──2週間の間の強化のポイントはどこか、また、その効果は?
○中尾監督
「ボールをワイドに展開し、そして、そのバックアップを確実に行うことにポイントを置いた。またディフェンスも強化を図った。今日は、相当改善されていたように思う」

○村上キャプテン
「プレイの精度を上げるようにした。しかし、ボールを落としているようでは勝てない」

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関西学院大学

○大崎隆夫監督
「課題であったセット・ピースの整備を行った結果、安定したプレーができるようになった。しかし、やはり同志社は強く、何度もピンチがあり、80分を通してヒヤヒヤし続けた。しかし、その同志社から2回連続して勝利を挙げることができた選手たちに敬意を表したい」

○小原正キャプテン
「接戦になることは最初から予想していた。4年生は、まだまだラグビーを続けていたいという思いが強かったが、それに皆が応えて懸命にタックルに行ってくれた。80分"切れ"なかったことが勝因だと思うが、同志社から2回続けて勝利を挙げられた意味は大きい」

──これからは歴史が変わるのではないか?
○小原キャプテン
「歴史という意味では、まだまだ同志社が上だ。これからお互い切磋琢磨する中で、関学が同志社からもっと多くの勝利を得られるようにならなければ、歴史を変えたなどとは言えないと思う」

──今日の試合の長所・短所を挙げるとすれば?
○大崎監督
「全般に関学ペースだったとは思うのだが、長所としては、ラインアウトをはじめとするセット・ピース、短所は、エリア・マネージメントが良くなかったことだ」
○小原キャプテン
「FWプレイにこだわることができなかったことが短所だ、自分達のFWの形で得点をとれなかった」

──2回戦は、明治大学との対戦になるが?
○小原キャプテン
「去年は、関西制覇が目標だったが、今年は、日本一を目指している。明治とFWで競り勝って、国立へ行きたい。そうして初めて日本一に手が届くようになると考えている」

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