●2月5日(木)

厳しい寒さの中、本日のセッションもスタートしました。

昨日の夜のミーティングで、ある相撲の取り組みを選手たちに見せましたが、本日の冒頭の薫田監督から、なぜその取り組みを見せたのか理由が説明されました。選手たちは非常に納得した様子でした。 本日のセッションはそれを踏まえた上での総ざらいとして、メンタル的に非常にきついセッションとなりました。1v1・2v2から始り、コーチの掛け声のもと、人数を変動させて、アタックとディフェンスを行いました。

合宿を通じて、選手の呑み込みの早さ、個々人のディフェンスのスキルの上達を見て取ることができ、次回の鹿児島での強化合宿での伸びしろに期待が持てた有意義な4日間でした。

次回は2月19日から鹿児島において第一次強化合宿を行います。今後ともU20日本代表への御支援のほどよろしくお願い致します。

入念なストレッチを行う 入念なストレッチを行う

アタック・ディフェンスとも激しいぶつかりあいが続きます アタック・ディフェンスとも激しいぶつかりあいが続きます

4日間で身につけたことを復習 4日間で身につけたことを復習

ディフェンスはインサイドショルダーを意識 ディフェンスはインサイドショルダーを意識

ブレイクをとりながらドリルは続きます ブレイクをとりながらドリルは続きます

●2月4日(水)

本日も曇天の中、セッションがスタートしました。 午前中はパスドリル、ディスィジョンメイキングのドリルを行った後、BKsは1v1・2v2のタックルを中心に行い、FWsはコアのトレーニングと3v3・8v8のライブスクラムを実施しました。

午後は、ブレイクダウンスキルのドリルを行った後、広さの違うグリットの中での1v1・2v2を行うことにより、選手個々人のディフェンスの守備能力をみてとりました。グリッドを大きくすれば、コミュニケーション・状況判断力もより必要なことを選手たちは身をもって体感しました。 薫田監督からは「予期せぬ事が起こった時にいかに対応するか」という4つのセレクションポリシーの中の1つ、スピードポリシーにおいて、ランニングスピードだけでなくディスィジョンメイキングをいかに早くするかを選手たちに伝えました。

午後のほとんどの時間を費やしコンタクトドリルを行いましたが、初日に比べ、選手のタックルの精度が上がっているのが見て取れます。 夜のミーティングでは、Junior World Championshipの日本戦の映像を観ることにより、選手には新たな気付きがありました。

明日は最後のセッションになりますが、選手たちの伸びしろに期待したいと思います。

基本の徹底 基本の徹底

ボールプレゼンテーションの説明 ボールプレゼンテーションの説明

コアを使ってプッシュ コアを使ってプッシュ

ヒットスピードを意識 ヒットスピードを意識

8人でまっすぐ力をかけ続ける 8人でまっすぐ力をかけ続ける

異なる大きさのグリッドの中での2v2 異なる大きさのグリッドの中での2v2

監督から選手へ 監督から選手へ

●2月3日(火)

今日も肌寒い気候の中、セッションがスタートしました。

午前中はパススキルの向上を目的としたドリルとDFのドリルを行い、その後ユニットに分かれました。DFのドリルはディフェンスのラインスピードを全体であげるようコーチ陣から指摘がありました。ユニットに別れてからは、FWはコアの筋力アップのドリルから始り、スクラム時の姿勢・足の位置・当たるタイミングを指摘され、選手は熱心に耳を傾けていました。今後の選手たちの伸びしろに期待がもてます。BKは2v2などの基本プレーからいかにギャップを作りだすかを中心にメニューが組まれ、アタックにおける相手選手へのアイコンタクトの重要性を選手たちは確認しました。

午後はほとんどの時間をタックルドリルに費やして、1v1、2v2などの基本的な個々人のタックルの精度上げることを目的としたセッションを行いました。世界で戦うために、大きな相手にタックルするためのテクニック、日本人には通用しても世界には通用しないテクニックの改善についてコーチ陣から説明がありました。 夜のミーティングは同世代の世界レベルを知るために昨年度のJunior World Championshipのフランス戦をチェック。選手は熱心に見入っており、接点の強さ・激しさを認識するよい機会となりました。

明日もフィジカル・メンタル的にハードなセッションになりそうです。

アタックは必ず相手とのアイコンタクトから アタックは必ず相手とのアイコンタクトから

最短でパスを放る 最短でパスを放る

組織ディフェンスは個々人のタックル力なくしては成立しない 組織ディフェンスは個々人のタックル力なくしては成立しない

FWは基本の姿勢から徹底 FWは基本の姿勢から徹底

勢いよく前に出てショートステップを意識 勢いよく前に出てショートステップを意識

一旦沈み込んでからのインパクトを意識 一旦沈み込んでからのインパクトを意識

低く鋭いタックルこそが日本のディフェンスの生命線です 低く鋭いタックルこそが日本のディフェンスの生命線です

●2月2日(月)

晴れ間ののぞかない肌寒い気候の中、本日より辰巳の森グラウンドにて「IRB Junior World Championship 2009 Japan」U20日本代表第2次セレクション合宿がはじまりました。今合宿では、Junior World Championship 2009 JapanでATQ(Advance to the quarterfinal)を達成するために、きついトレーニングを選手に課して絞り込みが行われます。

初日の今日は前回参加できなかった選手を含め、36名が参加しています。東京駅に集合し選手たちは、ホテルで昼食をとり辰巳の森グラウンドへとむかいました。キックオフミーティングでは、上野裕一競技力向上委員長から選手たちへ、この合宿の意義・U20代表としての心構えについての話があり、薫田監督からは、合宿におけるセレクションポリシー「フィジカル・スピード・スキル・キャラクター」の説明がありました。

パススキルをみるウォームアップからはじまりましたが、個人のディフェンススキルをみるドリルが大部分をしめ、初日からかなりハードなセッションとなりました。「体を張れないものは、世界で戦えない。ハートのある選手が欲しい」という薫田監督のミーティングでの言葉通り、厳しい4日間となりそうです。

夕食後のミーティングでは、弘前大の梅田先生からスポーツ選手のコンディショニングについての講義を受け、練習量と食事量の相関関係というトピックに選手もとても熱心に聞き入っていました。 明日の午前・午後のセッションもディフェンス中心のセッションをおこないます。

上野委員長から選手に向けて「U20日本代表としての心構え」 上野委員長から選手に向けて「U20日本代表としての心構え」

薫田監督から選手たちへ 薫田監督から選手たちへ

パススキルをみるウォームアップからセッション開始 パススキルをみるウォームアップからセッション開始

1on 1のディフェンス。コース取りとタックルまでの姿勢を厳しくチェックされます 1on 1のディフェンス。コース取りとタックルまでの姿勢を厳しくチェックされます

ヒットしてからの首の位置、腕の使い方、足の運び方も指摘されます ヒットしてからの首の位置、腕の使い方、足の運び方も指摘されます

ハードなドリルが続きます ハードなドリルが続きます

アタックは必ず相手とのアイコンタクトをおこないます アタックは必ず相手とのアイコンタクトをおこないます

コンディショニングの講義に熱心に聞き入ります コンディショニングの講義に熱心に聞き入ります