開催概要東西参加メンバー結団式リポート|マッチ&会見リポート

西軍 34-36 東軍   西軍 34-36 東軍   西軍 34-36 東軍
マッチリポート
西軍 34-36 東軍(前半24-14)
(2009年1月7日 at大阪・近鉄花園ラグビー場)

曇り空のもとレフリー松岡辰也氏の笛が高鳴り、西軍のキックオフで第1回 U18合同チーム東西対抗戦が始まった。
緊張がまだ抜けきらない開始5分、西軍が15m左中間のラックから左に展開し、6番から8番につないで左隅に先制のトライをあげた。その後はのびのびとしたプレーも出始め、一進一退が続いたが、11分に東軍が5m中央のPKから6番がクイックスタート、そのまま中央にトライした。ゴールも成功して5対7と逆転した。その後14分には西軍が5m左中間のラックから左に展開、9番6番8番とつなぎ左にトライした。17分には再び西軍が自陣30m中央で相手のパスミスを拾った10番が独走して中央にトライした。ゴールも決まり、17対7と西軍がリードした。東軍は25分に自陣10m付近からこぼれ球を拾った13番が独走して中央にトライ。ゴールも決まり17対14と3点差に迫ったが、終了間際に西軍が自陣10m左中間のラックからこぼれ球を6番が拾い、独走して左隅にトライ。ゴールも決まり24対14で前半が終了した。

東軍西軍ともメンバーが入れ替わった後半、7分に西軍が30m中央ラックから右に展開。22番から10番につなぎ右中間にトライして突き放すかに見えたが、9分には東軍が22m中央のPKから21番がクイックスタート、25番につないで中央にトライし、29対19となった。13分には西軍がゴールライン直前左中間のラックから4番が持ち出し左中間にトライ。34対19とリードを広げた。そのまま西軍が逃げ切るかと思われたが、東軍は20分に20m中央で、相手がはじいたボールを16番がキャッチし、そのまま走り切って中央にトライ。ゴールも成功。27分には5m左中間PKから17番が中央にトライ。34対31と詰め寄った。そして最後にドラマが待っていて、終了間際の29分に10m中央のラックから左に展開21番→12番→23番→25番とつないで左にトライ。34対36と大逆転し、そのままノーサイド。東軍が記念すべき第1回の勝利を収めた。

夏の合同大会以降全国に散らばったメンバーが前日の神戸製鋼所灘浜グラウンドでの練習でチームワーク、コミュニケーションを整え、すばらしいゲームを展開した。
試合終了後には日本協会森会長より、両軍監督に参加した選手のサインを記した記念のボールが手渡され無事終了した。(全国高体連ラグビー専門部副部長 阿部雅博)

西軍 34-36 東軍   西軍 34-36 東軍
会見リポート

東軍監督 風岡利一
「合同チーム大会で選抜チームを作る話を聞きましたが、まさか監督になるとは思ってもみませんでした。第1回目の合同チーム東西対抗戦とういうことで試行錯誤しながら5日の集合、顔合わせから2泊3日でチーム作りをしました。グラウンドに出たら自分たちのチームとして頑張ること、保護者や顧問の先生、合同チームの仲間にいい試合を見てもらえるようにと期待していました。3年生で何人かは来週センター試験に臨む生徒もいますが、学校や保護者の方々の理解があって出場できました。この試合を企画運営して下さった日本協会、全国高体連ラグビー専門部、コーチやグラウンドの提供をして下さった神戸製鋼所の皆様にお礼申し上げます」

西軍監督 財田幸治
「合同チームの後輩やこれからラグビーをする子供たちに夢を与えるチャンスをいただきました。タックルやひたむきに前に出るプレーをして勝とうと思いました。東軍に比べて小柄な選手が多いので、小さい選手が大きい選手を倒すという夢や感動を与えることができたかと思います。きれいなトライではなかったけれども、前に出るいいラグビーができました。後半、前に出られなくなり、敗れました。今後もこの試合が継続されていくことをお願いします」

東軍キャプテン 松本瑛生
「第1回の東西対抗戦ということで、緊張しましたし不安もありましたが、全員がラグビーを楽しもうという気持ちを持って勝つことができました。コミュニケーションが難しかったけれども、最終的によくまとまったチームになったと思います。後輩たちには、実力がつけば合同チームでも大きな舞台に立つことができることを伝えたいと思います」

西軍キャプテン 浅田志友
「自分たちの思い通りのプレーができなかったのが、敗因です。コミュニケーションが難しかったけれども、短期間でよくとれたと思います。花園第1グラウンドでプレーできて楽しかったし、少人数のチームでもくさらず練習を続けていけばチャンスが訪れるということを後輩に伝えたいと思います」

西軍 34-36 東軍