黒氏 「それでは、各チームの注目選手を村上さんに選んでいただきました。まず早稲田は、HO有田選手・WTB田中選手」
中竹 「有田に関しては、まだ持っている力の4割くらいしか出ていないのではないかと。こんなもんじゃないですよ。確実に日本代表になるくらいのレベルです。チーム事情でフッカーをやらせてますが、もっと自由に動けるポジションだと、倍以上の力を発揮すると思います」
村上 「来年のIRBジュニアワールドチャンピオンシップ2009にも、U20としてぎりぎり出られる」
中竹 「(選ばれるなら)そっちでも、ぜひ頑張ってほしい」
上田 「サイズ的には(176cm)やはりフッカーでは?」
中竹 「けど、世界をみるとジョージ・スミスとかフィル・ウォーとか、ほんとにボールに絡むポジションには、サイズ関係なく使っていますし。日本はサイズにこだわりすぎて、いい選手を選んでいないという面があると思います」
村上 「U20では、フランカーをやる可能性はあるんですよね」
上田 「U20は、相手によっていろいろメンバーを変えていかないといけないので。でも、フランカーができるフッカーというのは、最高ですよ」
黒氏 「続いて慶應。SH花崎亮選手・CTB竹本選手」
「慶應では、ひとりでブレイクしていくような選手がなかなかいないので、竹本は小さいけどバランスがいい選手。キャプテンの花崎は満場一致で選ばれて、まとめる力がすごいある」
上田 「竹本って4人兄弟で、彼がスクールのときから実績がいちばんある。小さいけどスピードがあります」
黒氏 「続いて帝京は、PR平原選手・CTB南橋選手です」
岩出 「対抗戦での慶応戦・早稲田戦、このふたつのゲームのときの違いは、平原の出来の違いといっていいくらいです。努力家で、大学に入ってきたときにはNo.8だったのですが、30数キロ体重を増やしてますから。ベンチプレスは230キロ挙げてます。南橋は、度胸がよくて、しびれるタックル、(慶應の)竹本君との対決に期待してます」
上田 「SHの滑川選手もいいですよね。スタンドオフの経験もありますよね」
岩出 「ゲームのつくり方がいいですね。プレーのバランスがよくて、こちらもトリッキーなことは求めていないので」
黒氏 「続いて東海大学。HO岸選手・CTB吉田選手です」
村上 「マイケル・リーチ選手は、日本代表なので、除外しました」
木村 「岸は一本芯が通ったキャプテンで、スクラムの中心ですし、頼りにしています。彼も努力家で、大学入ってから20キロ近く増やしたんじゃないですかね。身長は165センチで、ほんとに小さいんですが、その小ささが持ち味です。ディフェンスが強い選手です。U20でも薫田監督に使ってもらっています」
黒氏 「続いて関東学院のNo.8、土佐誠選手。1年のときから活躍しています」
上田 「序盤ケガで、動きは去年のほうがやっぱり良かったかなっていう感じでしたが、だんだんこれから仕上がってくるんじゃないでしょうかね」
黒氏 「中竹さんは、どうごらんになりますか?おそらく、対戦相手のキーマンでしょう」
中竹 「いやほんとに土佐君はスゴイですね。いい選手ですね。いい顔してますし、いいリーダーだな、と。こんないいラガーマン、日本にいるっていうのが嬉しいなあ、と」
黒氏 「豊田君と比べて‥‥」
中竹 「そうですね。本当に"正統なリーダー"対‥‥という感じで」(客席、ウケる)

大学ラグビートークバトル

 

黒氏 「続いて関西学院(室屋雅史選手・CTB)。ハードタックラーですね」
村上 「この選手、怖いくらいのタックルしますね。びっくりしますね。この人自身が壊れるんじゃないかっていうくらいの。それを毎試合やるんで、本当にタックル好きみたい。こういう人いるんですよね、タックル大好きな人って」
上田 「彼はキャプテンで島本高校出身ですね」
村上 「島本高校の出身者は、身体の強い人、多いですね。廣瀬佳司選手とか(元トヨタ自動車ヴェルブリッツ、元日本代表)」
上田 「そうですね。171センチ・81キロですから、大きくはないですよね。こういうディフェンスが強いキャプテンがいるといいですよね」
黒氏 「続いて同志社の村上選手(村上丈祐選手・FL/No.8)」
村上 「ものすごくランニングスキルが高い。今、LO左で、本当は3列なんですけども、同志社は3列がもの凄くたくさんいるんで」
上田 「彼は仙台育英高校なんですけども、出身は関西なんですよね、大阪出身」
村上 「このあいだの京産大との最終戦、彼はひとりでWTB抜いてトライ…独走してましたね。おもしろい選手です」
黒氏 「さあそして、日体大(大澤雅雅之選手・SO)ロングキッカーですね」
上田 「あのねえ、60メートル?」
黒氏 「ペナルティゴールを…」
上田 「凄いよね、彼は。こんなキッカー、日本にいるのかっていう…。最長記録じゃないかなあ、明治戦ですよね、あれで多分、明治は力尽きちゃったのかと」(客席から笑い)
上田 「(慶應の林監督に向かって)雅人は欲しいでしょ?こういうキッカー」
「たしかに」
村上 「早稲田はどうですか?」(客席ウケる)
中竹 「はい。こういうの外して『あ~!!』って言って、ハラハラなゲームで勝つのが今年のチームかな…と。期待せずキックは見守りたい。入ったらラッキーだと」(客席ウケる)
村上 「1回戦は誰が蹴るんですか?」
中竹 「じゃんけんで」(客席、大爆笑)
村上 「上田さん、他にU20で注目選手はどうでしょうか」
上田 「帝京はね、U20じゃないんですけどね、野口って選手。彼を終盤に結構先発で使ってたじゃないですか」
岩出 「はい」
上田 「起爆剤的な選手がチームにいると、なんとなく流れが変わるかなと。今、先発15人と、リザーブにどういう選手がいるかっていうところが、わりと勝負になるかなって気がするんですよ」
上田 「U20ですけどスコッドには、帝京が8人、明治が8人、入ってる。関東学院が5人、早稲田が4人、慶應が3人」
村上 「帝京にはプロップが多いですよね」
上田 「そうですよね。優先的にリクルートしてるのかな」
村上 「どうなんでしょう、岩出さん」
岩出 「上級生がいいスクラム組んでますからね。下級生も同じように、もまれながら、学びながら‥‥この時期、1年生もモチベーションが上がってますから」
黒氏 「それでは、今の話を踏まえて、またトーナメント表ご覧いただき、勝負の行方を占っていただきましょう」
村上 「同志社はFWがちっちゃいですから、本当。流経大はもの凄くFW大きいですよね」
木村 「おっきいですね。強いと思いますよ、本当に。開き直ってますから」
岩出 「流経大の元コーチですからね」
上田 「関西学院大と日体大、興味ありますね」
村上 「おもしろいと思いますよ」
上田 「日体大は今年強いですよね?林さん」
「スゴイ強いと思います」(客席、大爆笑)
上田 「帝京と早稲田には大敗してるんですけど、筑波大にも勝ってますしね。ロングキッカーがいるし明治にも慶應にも勝ってるってことで。潜在能力は高い」
村上 「関西学院大はバランスが取れてるチームで、何が凄いといいうことよりも、ディフェンスでがんばって、みんなでつないでトライ取るような感じです。セットプレーがどうかなと思ってるんですけどね」
上田 「去年の大学選手権て、筑波対同志社戦は筑波大が(5点差で)勝ったんですけども、それ以外は大差なんですよね。7試合は接戦じゃなかった」
村上 「そういう意味では、今回の1回戦は意外と接戦が多いと思いますよ」
上田 「接戦はどこでしょうか?」
村上 「天理大対摂南大。あくまで摂南大に決まった場合ですが(この時点で関西と関東の第5代表は未定)摂南大はリーグ戦で天理大に勝ってるでしょう。これ、おもしろいです。あとは、帝京対慶應は僅差で勝負です。法政対立命館は、ちょっと差があるかな」
上田 「法政は関東学院大に勝って、レベル上がりましたね」
村上 「順当にいくと…っていうのも、慶應さんと帝京さんがいるから難しいですけども。こっちは法政が上がるのかなっていう感じかな」
村上 「福岡大、最後は福岡工業大に同点でした。九州は競ってる。ここ(福岡大との枠)は分かんないですけど、関東学院と早稲田の勝者が、普通なら上に行きますよね」
上田 「たぶん慶應と帝京の勝ったほうがラクに上に行きそうな…。関東学院と早稲田もそうかなというのが一般的ですよね」
村上 「木村さんのところも、たぶん順当に国立で」
木村 「実は、日本大学さんはリーグ戦の初戦だったんで、その時は、本当に何も情報もなく試合をして。シーズン後半になってきて、凄く安定感というか、パワフルでFWも強い、凄くいいチームになってるんで‥‥」
村上 「日本代表もいますしね。ピエイ・マフィレオ選手と仲村 慎祐選手と。でも、余り差の出ない試合、多いと思いますね」
上田 「抽選によって、そういう試合が出てきたような。確かにいい結果かもしれないですね」
村上 「これまでは、順位で分けていたので、1回戦でどうしても差が出てしまってましたから」
黒氏 「皆さんにいただいた質問コーナーに移りたいと思います」

大学ラグビートークバトル

 

Q:早稲田の中竹監督へ。帝京戦に負けた後、(トップリーグのサントリーサンゴリアス)清宮監督へどのように報告し、どのような言葉がありましたか?
中竹 「特別報告はなかったですね。いただいた言葉も何もなかったかな。そのあと創部90周年で来てた時、終わった後でお茶を飲んで。その時も帝京の話はあまりなかったかな…。けど、明治に負けてからは、ちょっといろいろ…。(客席ウケる)アドバイスをいただいたり、いろんな話を聞いて勉強してます」
村上 「そういうのは、清宮さんから電話かかってくるんですか?」
中竹 「メールでやり取りをしてて、それから電話だったり、直接会ったり。清宮さんも、ワセダクラブに顔を出されることもありますんで、特別にセッティングをするというより、普段会う中で『いや~。先週ダメでした』『そうだな…』みたいな感じで。凄く早稲田に対する愛情の深い方なので、親身になってくれますね」
村上 「ちょっとアドバイス聞きたいですね。どんな感じで?」
中竹 「今回に関しては『オレだったら、いろいろこうやってするんだけどね~』ってニコニコしながら。『けど、まあまあ、そこはお前がじっくり考えて。お前の出したプランに対して、ちょっとひとつふたつアドバイスしよう』みたいな感じで。かなりソフトなアドバイスでしたね」(客席ウケる)
村上 「かなり"上から目線"ですね」(客席、大爆笑)
中竹 「おもしろかったのは、清宮さんもトップリーグに行かれて、前はあんまりなかったんですけども『いやあ、オレもトップリーグで負けを経験していろんなことを学んだから、負けることも凄く大事だよ』ということを普通におっしゃってて。本当にあったかい言葉をいただいたんですけどね。皆さん、何か勘違いされてる…。後輩には非常に優しい」
Q:慶應の林監督へ。社会人チームと学生チームの指導の違いを教えてください。
「そうですね。自分がやってて違いを一番感じるのは、大学生は期間限定で4年間しかできないところで。4年生は、今年が最後だと分かってて取り組むところがありますので。熱い…"熱さ"がありますね。社会人の場合は今年負けても、また来年ということになりますけれども、大学の場合は、それができないので。その"熱さ"があるぶん、こちらも真剣に‥‥もちろん社会人も真剣にやるんですけども(笑)」
村上 「コーチングの上では、どう?」
「そうですね、大学生の場合は、試合の流れを掴んだほうが勝つという部分が多いので、精神的な部分のコーチングがどうしても多くなりますね。学生自体の規律の部分とか、姿勢みたいなところが多いですね。社会人の場合は、もっとスキルのことばっかりになりますけども。そういう意味では、実戦的な指導よりも、精神的な指導のほうを多くしたほうが、勝敗に関わるのかなって感じですね」
村上 「それをおっしゃる監督さん、多いですね。ふだんの生活が大事だっていう…。木村さん、そんな感じですよね、東海大も」
木村 「そうですね。当たり前のことを、当たり前にやれるようにってことは言ってるんですけども。日常の生活の部分て、本当、グラウンドに出るんですよね。やっぱり、だらしない生活してたり、一番分かるのはゴミの捨て方なんですよ。合宿所が汚い時のチームの状態っていうのは、本当に良くないんですね。なので『汚れないように、汚れないように』心掛けて。学生も今、一生懸命やってて、寮の生活が本当にいい状態でできてるんです」
黒氏 「じゃあ、今年はすごくキレイなんでしょうね」
木村 「あの…そうですね…」(客席から笑い)
村上 「岩出さんもやはり、そういうことを心がけて?」
岩出 「そうですね。今ちょうど寮の話、出ましたけども。先程の注目選手の、平原が寮長なんですが、本当にきれいにしてますね。食堂を夜、学生たちを集めて自らもきちっと片付けてますし、試合の日には特に玄関はきれいで"盛り塩"なんかしてますね」
村上 「へぇ~」
岩出 「『玄関先が汚いと運気も逃げるよ』と話をしたことがあるんですけども。(客席から納得の声)そういうことが学生の中で、グラウンドにも反映してるんだと思いますね。生活がしっかりしてないと、やっぱり食生活もだらしなくなりますし。食生活がだらしないと、抵抗力とか…カゼひいたり、コンディション崩したりしてしまうし。高校生と違って、9月から1月までとシーズンが長い。本当に精神的にも、肉体的にも疲労が溜まってきますから、それをうまくリカバーしながらもっていける力というのは、食生活がしっかりしてないと。ウチは栄養士さんがしっかりアドバイスしてくれてますけど、それをしっかりこなしていけるかどうかというのは、生活があってですから。ひとりふたりできるのではなくて、全体として、方向性がしっかりまとまってきたら、クラブとして大きな力になるんじゃないかなと思いますし。先ほど1年生がPR多いという話がありましたけれども、人数が多くても、身体が大きくなってもらわないと、実力に反映されませんから。みんなで、プレーの『基準』に繋がるいろんな『基準』を高めてく、というクラブのムードは大事だと思ってますし、そういうところから、先程の掃除なんかも、結果的には繋がっていきますね」
Q:帝京の岩出監督へ。ここ数年の躍進の原動力はなんですか?
岩出 「僕ひとりでチームを見るのは、本当に大変なことだし、無理だと思います。スタッフがね、年々いい方が、いい仲間がつどってきて、その人たちの力が、チームの凄くいいサポートになって加わって、選手自身も意識が高まって。その双方のレベルが上がってきたことだと思うんです。先ほど林さんの話にもあったとおり、4年間しかない。1年生は、全国からいろんな経験の差を持って入ってきますので、多くはあまり求めないんですけど、3年になるまでの間に、彼らがどう成長するか、変化するか。いい波を、意識改革をしていくかということを心がけてます。中心は、やっぱりスタッフというよりは、上級生。上級生がいい結果を見せてあげる、いろんな結果を見せてあげることで、はっきりとイメージできて行動が生まれますから。あれこれ我々が言うより、4年生や3年生がしっかりとした形を見せる力が、ここ数年出てきてるんじゃないかなと思いますね。それが初優勝に繋がったと」
Q:東海の木村監督へ。一気に関東学院を抜いて、東海時代を築いていく自信のほどはいかかでしょうか?
木村 「いいですね、そういうお話は。(客席ウケる)あのリーグ戦は…関東学院さんて僕らにとっては凄く大きな目標で、決して"抜いた"とか"抜かれた"とかいうことよりも、まずそこを見てずっとやってきたところがありますんで。去年も、結果的に関東学院さんに敗れてシーズン終わりましたし…。1部に復帰してから、今回で2回目なんですね、関東学院さんに勝てたのは。ということで、本当にリーグ戦のレベルをあげていくためにも、毎年毎年厳しい競り合いの中でゲームをしたいなと思ってますね」
Q:皆さんに共通の質問です。他チームから引き抜きたい選手は?いるとしたら、ひとり名前を挙げてください。
黒氏 「中竹さんは、必要ありませんか?」
中竹 「…いやあ、いっぱいいますね」(客席ウケる)
黒氏 「まだ欲しいですか?」
中竹 「普通に純粋に、いい選手だなっていうのは、僕はフランカーなんで、帝京の吉田君ですね。本当に早稲田としては、彼を倒すように、3列みんながんばってますし。そして、関東学院の安藤君。大学のトップレベルじゃなかなと思いますね。ああいう選手をジャパンにどんどん選んでほしいです」
黒氏 「林さんは、どうでしょう」
「ぱっと思い浮かぶのは、明治のフランカーの山本選手ですね。爆発的なところがほしい。あと明日いただけるのであれば、帝京のツイ選手」(客席ウケる)
黒氏 「では、岩出さん」
岩出 「上田昭夫選手ですかね‥‥スカウトを兼ねて」(客席ウケる)
上田 「ばかなことをいうんじゃないよ(笑)」
岩出 「そうですね、最後は相手を気にしないので、自分のチームに信頼を寄せるという意味では、いませんね」(客席どよめく)
岩出 「そう思っておかないと(笑)。でも、名前を出していただいた、うちの6番・7番・8番は、特に自信がある選手で、いい味を出してます。昔ながらのフランカーというんでしょうかね。相手チームにとってはいやな選手だろうと思います」
黒氏 「木村さんは」
木村 「たくさんです‥‥表現が悪いかもしませんが‥‥うち、ポジション争いがすごく熾烈で、特にバックローだとU20でも活躍した前川っているんですけど、彼がリザーブになったりします。レベルの高い競争をしていて、チーム内に緊張感があります。それはすごく大事にしていきたい」
岩出 「前川選手はインパクトプレーヤーとしてすごくいいですね。入った瞬間に仕事をしてます。なんで使わないのかな、と思うくらいで(笑)」
木村 「流れを変える力をもったプレーヤーですね」
岩出 「ほんとは20分くらいしかもたないとか」(客席ウケる)
木村 「そんなことないですよ(笑)」
Q:ラグビーの神様がいるとしたら、どんな願いごとをしますか?
「慶應は、大きな選手がなかなかいなくて、ぶつかると質量で負けてしまって、せっかくのフィットネスを活かせない。だからグラウンドをとにかく大きくしてほしい。縦1キロ。試合時間は2時間半とか。それなら絶対にいけるなと思います」(客席ウケる)
岩出 「駅伝部に変わられたらどうですか(笑)」
岩出 「望むことは、気持ちよく試合ができることが一番ですから。学生が蓄えてきたエネルギーを、試合で思う存分出しきってくれるのが一番いいと思っています」
村上 「‥‥答えがかっこいいですね」
この後、各チームからの豪華商品が当たるプレゼント抽選会があり、最後に監督の皆さんからご挨拶がありました。
中竹
中竹竜二監督(早稲田大学)

「我々、崖っぷちにいると、選手も思っています。
逆境に立った時に真価が問われるという話を、1年間言い続けてきました。
逆境でも崖っぷちでも…もう思い切って崖っぷちでないくらいの、危険なプレーというか、リスクのあるプレーをして、みんなをハラハラドキドキさせて、最後にロスタイムで勝ちたい!!(客席、大爆笑と拍手喝采)
総立ちでワクワクするような、この近年に無いラグビーをしたいと思っていますので。これがラストゲームのつもりで、これからどこまでも勝ち進んでいきたいと思っています。応援をよろしくお願いします」

林雅人監督(慶應義塾大学)

「お忙しいところ、ありがとうございます。
慶應義塾大学は、対抗戦の覇者、帝京大学さんにチャレンジするわけです。ラグビーはいつもチャレンジが大切だと思っております。
この1回戦、すべてをかけて…極力キックは減らして(客席ウケる)、集中して。勝っても負けても悔いのないように全力を出したいと思っています。帝京大学さんに挑戦したいと思っています。よろしくお願いします」

岩出
岩出雅之監督(帝京大学)

「本日はありがとうございました。組み合わせ上、(慶應の)真横になってしまって、終始双方の関係の話ばかりになってしまったんですけども、本当にいい組み合わせになったと思っております。
あと1週間、最高の準備を選手と共にしまして、最高のパフォーマンスを皆さんにお見せできるようにしたい。そこに最高の結果が出れば、本当に最高のシーズンの、本当のスタートになるんじゃないかと思っています。
決勝戦まで、どれだけ力が上がっていけるか…まずこの1戦にかかっているんじゃないかと思ってますので気合を入れて臨みます。皆さんの応援を、どうぞよろしくお願いします」

木村
木村季由監督(東海大学)

「本日はどうもありがとうございました。このようなイベントに参加するのは初めてでして…今日は控えめにしてました。(客席、爆笑)
先輩方を前に、今日は静かにしておこうと心に決めてましたので。
選手権では主役になれるように、選手権はそうはいかないというところで、力を全部出し切って、いい結果に結びつけるように準備していきたいと思います。応援、どうぞよろしくお願いします」