3月29日(金)に行われた「RWCTS(ラグビーワールドカップトレーニングスコッド)ニュージーランド遠征 第1戦 ウルフパック 対 ハリケーンズB戦」の試合結果およびヘッドコーチ、キャプテンらコメントをお知らせします。
選手の入替・交替および試合経過の記録の一部は日本ラグビー協会によるものです。
■RWCTSニュージーランド遠征 第1戦 ウルフパック 対 ハリケーンズB戦 試合結果
- ●試合日:2019年3月29日(金)14:00キックオフ(日本時間10:00キックオフ)
- ●会場:ジェリー・コリンズ・スタジアム(ニュージーランド・ポリルア)
- ●試合結果:ウルフパック 31-52 ハリケーンズB (前半19-28)
■出場メンバー(◎はキャプテン)
No. |
氏名 |
入替・交替 |
---|---|---|
1 |
稲垣 啓太 |
→17. 山本(後半18分) |
2 |
北出 卓也 |
→16. 堀江(後半17分) |
3 |
木津 悠輔 |
→18. ヴァル(後半11分) |
4 |
ヴィンピー・ファンデルヴァルト |
→19. 大戸(後半18分) |
5 |
ジェームス・ムーア |
|
6 |
ピーター・ラブスカフニ |
→21. 松橋(後半39分) |
7 |
西川 征克 |
→21. 松橋(後半0分) |
8 |
姫野 和樹 ◎ |
|
9 |
流 大 |
→22. 日和佐(後半11分) |
10 |
田村 優 |
|
11 |
福岡 堅樹 |
→25. 尾﨑(後半17分) |
12 |
中村 亮土 |
→23. 松田(後半18分) |
13 |
ウィリアム・トゥポウ |
→24. 梶村(後半13分) |
14 |
レメキ ロマノ ラヴァ |
|
15 |
松島 幸太朗 |
|
16 |
堀江 翔太 |
|
17 |
山本 幸輝 |
|
18 |
ヴァル アサエリ愛 |
|
19 |
大戸 裕矢 |
|
20 |
中島 イシレリ |
|
21 |
松橋 周平 |
→20. 中島(後半27分) |
22 |
日和佐 篤 |
|
23 |
松田 力也 |
|
24 |
梶村 祐介 |
|
25 |
尾﨑 晟也 |
|
■試合経過
前半 |
Team |
Name |
種別 |
W |
|
H |
---|---|---|---|---|---|---|
3 |
W |
8. 姫野 |
T |
5 |
- |
0 |
5 |
H |
|
T |
5 |
- |
5 |
6 |
H |
|
G |
5 |
- |
7 |
15 |
H |
|
T |
5 |
- |
12 |
16 |
H |
|
G |
5 |
- |
14 |
20 |
W |
8. 姫野 |
T |
10 |
- |
14 |
21 |
W |
10. 田村 |
G |
12 |
- |
14 |
25 |
H |
|
T |
12 |
- |
19 |
27 |
H |
|
G |
12 |
- |
21 |
31 |
W |
14. レメキ |
T |
17 |
- |
21 |
33 |
W |
10. 田村 |
G |
19 |
- |
21 |
34 |
H |
|
T |
19 |
- |
26 |
36 |
H |
|
G |
19 |
- |
28 |
後半 |
Team |
Name |
種別 |
W |
|
H |
1 |
H |
|
T |
19 |
- |
33 |
11 |
H |
|
T |
19 |
- |
38 |
13 |
H |
|
G |
19 |
- |
40 |
18 |
H |
|
T |
19 |
- |
45 |
18 |
H |
|
G |
19 |
- |
47 |
29 |
W |
25. 尾﨑 |
T |
24 |
- |
47 |
34 |
H |
|
T |
24 |
- |
52 |
38 |
W |
24. 梶村 |
T |
29 |
- |
52 |
39 |
W |
10. 田村 |
G |
31 |
- |
52 |
※W=ウルフパック
※H=ハリケーンズB
■ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ コメント
「大外のところでのBKのディフェンスに課題がある。FWはいい仕事をしてくれたし、なかなか取れないモールでトライも取れた。タックルもディフェンスも、フィジカルな部分で前線で頑張っていたし、相手のフィジカルなところにマッチングできたと思う。BKで簡単にトライを与えてしまったことは今までも継続して課題として上がっていたところなので、これからも取り組んでいきたい。リーチ マイケルは不在だったが、新しいリーダー陣が一週間非常にいい準備をしてくれた。リーチもラグビーワールドカップ 2019で怪我をして不在になるかもしれないし、何が起こるかわからない。そういったことを想定して、新しい選手たちのリーダーシップを育てるいい機会だったと思う。前半よくリーダーシップをよく発揮して引っ張っていたと思うが、後半ビハインドになってしまったところで若干静かになってしまったと感じている。修正点としてはワイドなディフェンス、あとはスクラムでもコラプシングが何度かあったのでそこも修正したい。
内容の3分の2はすごく満足している」
■姫野和樹キャプテン コメント
「悲観的にはなっていない。結果として負けてしまったが、あまりネガティブに捉える必要はないと思う。それは、久々の試合であり、試合勘があまりない状態でやっていたにもかかわらず、練習で継続して取り組んできたことが出ていたから。もちろん課題もあるが、できたことの方が多かった。特にアタックの部分はすごく良かったと思う。FWのモールも機能していたし、何度かゲインを切ってからのアタックなど戦術的にはまっている部分もあった。課題はディフェンス。そこは明確なので、次の試合に向けて修正してきたいと思う。キャプテンとして、チームがうまくいっていない時にどう声をかけるのか、流選手や堀江選手に助けてもらいながらやったが、結果的にはそこでずるずるといかれてしまったので、そこはキャプテンとしての一つの課題だと思う。プレッシャーも感じるが、自分にとってはいいチャレンジであり、それを楽しめていて充実している。
2トライもさせてもらい、また自分の強みであるボールキャリーの部分もどんどん出せたと思う。ただキャプテンというところで仕事量も増えていくので、自分のパフォーマンスとキャプテンとしての責任を果たせていけるようにしたい。まだ本番(ラグビーワールドカップ 2019)は9月なので悲観することはないし、チームで課題を出したり試合のレビューをしていきながら、次の一週間に向けて自分たちのやるべきことをもう一回確認していきたい」
■流大バイスキャプテン コメント
「アタックをすればいいところに出せたし、FWのモールなど強みになった部分はあったが、ディフェンスで簡単に一発で取られすぎてしまった。攻守の切り替えやシステムなど、見直すべきところはあったので更にコミュニケーションを取り、修正していきたい。一試合終え、試合勘も変わってくると思うし、また来週は準備にかけられる時間も多くなるので、次は結果も求めて、いい準備をしていきたい。バックスのディフェンスにおいて一発でトライを取られてしまうところもあり、そこだけではなくそこに至るまでに、どうして何があってそこに陥ったのか、というところを検証しないといけないと思う。チーム全体でディフェンスの部分をもう一回直していきたい」
■木津悠輔選手 コメント
「日本代表やサンウルブズを経験してきたメンバーと試合ができたことにまず喜びを感じた。負けてしまい、個人的にはスクラムの部分で海外のレフリングや外国人選手を相手にしてうまくヒットできなかったということがある。ただいい経験ができたので、その反省を次の一週間の練習で修正して、またチャレンジしたいと思う。タックルであったり、フィジカルの部分では負けていないと感じたので、次の試合でもその部分は継続してやっていきたい」
■北出卓也選手 コメント
「緊張はあまりせず、ワクワクした。悪い緊張感ではなく、いい緊張感で試合に臨めたので良かった。約七週間ずっと合宿を行なってきて、自分の成長した部分をしっかり出せればと思い試合に臨んだ。まず、ラインアウト100%というのは良かったところ。スクラムは、FWでもっとコミュニケーションを取れば、修正できた部分もあったと思うのでそこは次に向けた反省点として、改善していきたい。フッカーとしてセットプレーの安定というところは絶対だと思うので、まず安定させ、その上でセットプレーで相手にプレッシャーをかけ、またフィールドプレーでも動き回れるように、来週の試合に向けてしっかり準備していきたい」
■レメキ ロマノ ラヴァ選手 コメント
「約三ヶ月ぶりの試合。試合のコンタクトの強度は久しぶりで、フィジカルな試合だったが楽しかった。チャンスをいっぱい作ることができたと思うが最後の方にトライを取りきれなかったりと、課題はたくさんあるが内容は悪くはない。前後半の最初の10分で簡単にトライを取られてしまった。ディフェンスは、うまくいくときはいくが、ラック周りで選手が寄ってしまい、外に余るという状況が何回もあった。スキャニングとナンバリングがうまくできれば、もっといいディフェンスができる。この後はまずリカバリーをし、体を100%の状態にして、ハイランダーズB戦では必ず勝たないといけない。このチームはすごく力があるチームであり、今日は自分たちのベストが出せてないので、次の試合に向けてベストを出し、勝って日本に帰りたい」
■中村亮土選手 コメント
「少しのことを変えるだけでうまくいくと思う。選手同士でもっとコミュニケーションを取らないといけないところを、個人の判断でやってしまったところが失点につながっていたので、次の試合に向けてそこを修正できればかなり良くなると思う。皆久しぶりの試合の中で少し緊張していた部分もあったが、試合に対しての気持ちの部分だったり、自分たちがやるべきことに対する明確さはあったので、準備段階は非常にうまくいったと思う。やるべきことに対してバラバラの判断をするのではなく、意思統一をして全員が同じプレーができるように、そこに集中してこの一週間でもっとコミュニケーションをとっていきたい」
■梶村祐介選手 コメント
「チームとして、準備してきたことをやろうとした。個人としても、七週間やってきたブレイクダウンだったり、ディフェンスの部分では改善が見られたので、試合の中でそれを知れたというのはすごく良かったと思う。トライの取られ方がワンパターンだったので、だからこそどこを修正すれば良くなるかというのは選手全員が分かっていると思うので、すぐに改善できると思う。自分のトライはチームとして最後に数的優位を作ることができたというだけ。個人としては、アタックの時に外側のスペースや、間にいるFWをもっとコントロールできるようにならなくてはいけない。今回その課題が見えたので次に繋げていきたい。(次戦に向けて)ディフェンスは間違いなく修正しないといけないと思っていて、それは点差を見ても明らかであり、ただ修正できない部分ではないのでそこを修正しながら、個人としてもこの合宿で一皮剥けないといけないと思っているので、しっかりフォーカスを当てて準備していきたいと思う」
■堀江翔太選手 コメント
「いいところも出たし、まだまだ、という部分も出た。どの試合でも課題というのはあるので、その課題をしっかり修正して来週に繋げたい。FWのフィジカルを意識していたので、その部分はクリアできたと思う。精度や、アタック・ディフェンスのワークレートの部分など、全体的にレベルを上げなくてはいけないので、継続して向上していきたい。いいところもあったのでそこを伸ばしながら、試合の初めの方は自分たちのミスで簡単にトライを取られた部分があったのでその辺をなくしたい。今回は約20分しか試合に出場しておらず、コンタクトの場面が少なかったので次の試合でもっと長く出られるのであれば、フィジカルが更に必要になる。個人としてその部分は取り組んでいきたい。チームとして、試合中にコミュニケーションはもっと取っていかなくてはいけない。それができればもっと良くなると思う。久しぶりに試合に出て楽しかった」