5月4日
いよいよ最終戦の日を迎えました。ここまでの2戦で経験したことを踏まえ、その中でU20日本代表チームが目指すラグビーをしっかりと体現し、勝利を得るために良い準備ができました。
午前中は試合に備えて、チームアクティビティの時間を設定し、リラックスした中で確認を行いました。
フィジー戦は3戦目ともあって、スタッフも選手も大会に慣れ、また一試合ごとにレビューをし、良い準備が進んでいました。
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残念ながら2019オセアニアチャンピオンシップは、3戦全敗という結果になりましたが、初めて国際大会を経験する選手も多く、そのなかで準備してきた戦術を果敢に試し、大きな収穫も有りました。
大会はU20オーストラリアが、U20ニュージーランドを完封して、優勝となりました。オーストラリアはフィジー戦も完封しましたので、得点を許したのは日本だけとなりました。
大会トライ王は、この日もターンオーバーか抜け出し独走トライを決めた、丸尾選手(NO8)が選出されました。
試合後、オープンテラスでボンド大学最後の夜を仲間と過ごしました。
チームを4つに分け、ツアーを通じてのミニチームの対抗戦や、各タームを通じた「Hero of Heros」の発表、共にツアーを過ごし、我々を支えてくれたリエゾンのマイケルさん、イアンさんやボンド大学クラブでプレーする日本人選手の皆さんと楽しく過ごしました。
最後はツアーダイジェスト映像を見て、お開きとなりました。
5月3日
大会もいよいよ残り一試合を残すだけになりました。
オーストラリア、ニュージーランドという強豪との対戦は、国内では無いコンタクトスピードを経験し、また慣れない生活環境の中で、自身のストレスをコントロールすることも求められます。
この日は各自で、プールやウエイトトレーニングに取り組む時間が与えられ、それぞれが考えてコンディション調整を行いました。
昼食をはさんで、キャプテンズランを行いました。これで後はいよいよ最終戦を迎えるだけになリました。
勝利の報告ができる様に、チーム全員で頑張ります。
本日のオフショット
森田コーチ、菊谷コーチ、立川アナリスト
平松S&Cコーチ
平松コーチは女子15人制日本代表のS&Cコーチも務めます。
5月2日
ツアー12日目
ツアーも終盤になり、疲労蓄積を考慮し、コンディションを整えながら、チーム戦術の遂行レベルを上げて行きます。
朝食の後はリーダーミーティング、その後個別にトレーニングメニューを分けて、強度の調整を平松S&Cコーチが行います。
ウエイトトレーニング
午前中は歩くスピードで戦術を確認するウォークスルーを繰り返し、プレイヤー一人ひとりの役割の理解を徹底します。
午後の練習は、チームプレイ遂行のために求められる一人ひとりの役割を強度を上げて、取り組みました。
午前練習で強度を落とした分、集中してトレーニングに取り組んでいました。コーチからも最終戦勝利に向けて、叱咤の声がグランドに響きます。
円陣を組んで、まずは午後のトレーニングに臨む自身の思い、役割を瞑目して明確にしていきます。
「HEROES」の掛け声でトレーニング開始。
課題修正スキルをそれぞれに行うトップアップ。
ディフェンス、アタックサポートの修正練習
起上りスピード、タックルの低さ、コンタクトスピード修正のトレーニング
強度を上げたサポートと相手ディフェンスの脅威を排除するトレーニング
チームアタックのトレーニング
ユニットトレーニングで締めくくりました。
本日のオフショット
ボンド大学に留学中の日本人留学生と記念撮影しました。
5月1日
ツアー11日目は、2戦を終え、疲労も出てくる頃です。
昨日の戦いから一夜明け、試合メンバーはメディカルチェックとプルーリカバーをしっかりと行い、現状のコンディションをしっかりとチェックしました。
ゲームの出場時間の少ないグループは、グラウンドでフットネストレーニングをを含めたスキルトレーニング、その後のウエイトトレーニングに励みました。
ウエイトトレーニング
昼食を挟んでプレイヤーズミーティングで、昨日の戦いを振り返ります。
午後の睡眠とトリートメントを挟んで、フォワードのラインアウトミーティング、リーダーミーティング、チーム全体のレビューミーティングを行いました。
この2戦の経験から得たもの、やろうとしてできていない事をどうやって実現するか、敗戦の中から得た気づきを共有し、掘り下げて行くことにより、チームは着実に成長しています。
夕食はツアー2回目のチームディナーです。オーストラリアと言えば、ステーキ。本場のオージービーフをゴールドコーストのステーキハウスで堪能しました。
練習や試合のサポートをして頂いているボンド大学ラグビークラブの日本人選手の皆さん、リエゾンのマイケルさん、アシスタントとしてマイケルさんとともにお世話頂いているイアンさん達と共に、楽しく美味しい時間を過ごしました。
この日の席順は誕生日の生まれ月でテーブルを囲み、サポートスタッフの方々も一緒になって、最終戦に向けてエネルギーをチャージしました。
最終戦の勝利に向けて、頑張りますので応援よろしくお願い致します。
4月30日
オーストラリア10日目は、U20ニュージーランド代表との試合、平成最後のU20日本代表の試合となりました。
午前中は試合に備え、各自それぞれがリラックスして自由に過ごします。与えられたスケジュールの中で、海外という日頃と違う環境下で、試合に向けて各自で準備し、最高の状態を作れるようになることもツアーの大きな目的です。
ニュージーランドに対して、結果としては点数差がつきましたが、オーストラリア戦を通して学んだ国際レベルでの戦いの経験は随所に出ていました。前半トライを奪い、12-17と互角に戦えた時間帯も有りました。日本の思い切ったチャレンジから切り返され失点が積み重なりましたが、この大会でしか経験できないことにチャレンジしたことで更に経験が積み上がったと思います。
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最終戦に向けて、ここらの3日間で最高の準備をして、勝利を報告して日本に帰りたいと思います。
ウォーミングアップの様子
ゲーム後のロッカー
夕食後に試合のビデオを見ていると、画面が変わり前田翔選手のご家族から誕生日のメッセージが映し出されました。
勝利で平成最後の誕生日をお祝いできませんでしたが、チームでお祝いしました。前田翔選手、おめでとう!
4月29日
U20日本代表チームがお世話になっているボンド大学の施設をご紹介します。ボンド大学はオーストラリアに2つしかない私立の大学のうちの1つです。
学生が滞在するためのゲストハウスを今回、我々のために提供頂いています。
宿舎は運河から水を引き込んだ池に面しています。
ウエイトトレーニング施設
プールと、その後方にある建物が宿舎です。プールはウエイトトレーニング場からダイレクトに行くことができます。
練習・試合会場
徒歩圏内に全ての施設が有り、素晴らしい環境で過ごせています。
ゴールドコーストは日系の方々も多く、大型スーパーのアジアの食材店には、日本の商品も数多く置いてあります。
食事の時は、ご飯を炊いて食事量が落ちない様に工夫して過ごしています。
本日はニュージーランド戦の前日という事も有り、午前中はリカバリーを行い、リラックスしてチームは過ごしました。
午後からはキャンプテンズランを行い、その後交代浴を行い本番に備えます。
4月28日
ツアー8日目、U20ニュージーランド戦に向けて重要な一日が始まります。
早朝のアクティビティからスタートです。ストレッチとスキルの2グループに分かれて行います。
朝食を挟んでウエイトトレーニングです。ボンド大学の施設は広さ、器具の充実と素晴らしい環境で、全員でトレーニングすることができます。
午前のチーム練習前に、福井キャプテンから、「練習前の円陣で、一人ひとりが何を練習の中で取り組むのか、どんな心構えで練習に臨むのかをまず自問して始めよう。」と提案が有りました。
敗戦から一日経ち、次の成長に向けて自分達で、何かを変えて行こうとする取り組みが始まります。
気づきとそこから生まれる成長は、このU20世代が世界と戦うために最も必要なマインドセットです。世界を感じ、現実を受け入れ、そして次への成長のために行動を起こす。選手の中で何かが芽生え、変わろうとする試みが始まりました。
円陣では一人ひとりが瞑目して、今日取り組む内容、取り組む姿勢について考え、目を開けます。全員が目を開け揃ったら、練習開始の合言葉「HEROES」で練習開始。
個別のスキル練習から、アタック&ディフェンスの修正トレーニングが行われました。その後はユニット練習で午前中は終了です。
昼食では「ピーハムスープ」というオーストラリアの郷土料理を出して頂きました。豆をすりつぶし、ベーコンの塩味で味を整えたスープです。
午後の休憩をはさんで、試合前の最も強度の高いトレーニングとなりました。
菊谷コーチからニュージーランドの「ハカ」について説明が有り、2007年ワールドカップでのフランスが「ハカ」に対峙した映像を見ました。
JAPANが対峙する時の態度、心構えを準備して、午後の練習スタートです。
練習後は、隣の会場でトレーニングしていたオーストラリアとアイスバスを行い本日のトレーニングは終了です。
4月27日
7日目は試合の翌日のため、リカバリーを中心に行いました。
朝食後にゲーム出場時間により2チームに分かれて、プールリカバリーとグラウンドでのスキル練習を行いました。
オーストラリア戦のレビューを昼食前に選手だけで行います。結果は敗戦でしたが、ポジティブな言葉が多く、選手自身も手ごたえを感じているようです。
昼食をはさんで、ゴールドコーストでフリータイムを過ごしました。
フリータイムの後は宿舎に戻り、レビューミーティングを行い、第一戦をしっかりと受け止めて、次戦に向けての準備が始まりました。
レビューミーティングの後は、このツアー初めてのチームディナーを焼肉レストランで行いました。宿舎外での食事は、気分転換になり、リラックスしていつもより会話も弾み、楽しいひと時になりました。
4月26日
「2019オセアニアラグビーU20チャンピオンシップ」第1戦、U20オーストラリア代表戦は14-62で敗戦となりました。
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試合後の水間監督のコメントの通り、敗戦したものの選手たちはこの高いレベルでも戦える、と感じたようです。中3日で行われる次戦に向けた準備は試合後から始まります。
試合には負けてしまいましたが、ゲーム後の宿舎ではサプライズが。本日誕生日の紙森選手、ミーティングに遅れたことを叱られるというシチュエーションから一変、突然チームメイトが歌う「Happy Birthday」の歌と共にお祝いのケーキ?(スイカ)が運ばれます。今日一日全く「誕生日」の話が出ず、落ち込んでいた様子の紙森選手でしたが、安堵と笑顔が印象的なサプライズでした。
また所属先の近畿大学ラグビー部の神本ダイレクター、部員の皆様、出身高校の大阪桐蔭学園ラグビー部監督の綾部先生からの心温まるお祝いのメッセージも頂戴しました。ご協力有難うございます。
4月25日
ツアー5日目はコンディショニングを優先したスケジュールとなり、午前中はミーティングをして過ごしました。
午後からのキャプテンズランの前に、午前中のミーティングで話し合われたことを各グループから発表し、質疑、応答。コーチからの質問に答えるといった進め方で、自分達がどんな時でも、遂行する内容について掘り下げていきます。
山本(秀)選手と福井キャプテン
武内選手
丸尾選手と河瀬選手
練習の最後は、明日の初戦に向けて、アイスバスでコンディションを整えます。
いよいよ第一戦を迎えます。チームで団結して一生懸命に頑張りますので、引き続きの応援よろしくお願いします。
4月24日
4日目もスキルとコア強化のアクティビティーから始まりました。
コア強化については、フィジカル強化の基礎を成すもので、継続した取り組みが行われています。
朝食を挟んで、午前中のセッションは、各スキルに毎に分かれて、戦いの基礎となる部分の反復練習です。
アタックオプションの確認。
パス、ランニングコースの確認。
スクラムセットアップから、ヒットの確認。
ジャッカルスキルの確認。菊谷コーチが与えるプレッシャーと戦いながらボールの獲得を行います。
チームでは、タックルスキルとディフェンスのセットアップ、コンタクトまでの確認を行いました。
最後はアタックスキルからチームアタックの練習で終了です。
本日もボンド大学ラグビークラブで活動する日本人プレイヤーの面々が練習をサポートしてくれました。
午前中の締めはウエイトトレーニングです。ここボンド大学の素晴らしい施設でトレーニングさせて頂いています。
ボンド大学でも宿泊、グランド、ウエイトトレーニング場、プールが全て徒歩圏内に有り、効果的なキャンプを過ごしています。
午後はボンド大学ラグビークラブの練習開始に合わせて、また初戦の19時キックオフの環境を知るために、18時から実践形式の練習を行いました。
ボンド大学ラグビークラブの皆さんと記念撮影です。
フォワードはここら更にもうワンセッション。ラインアウトとモールのセッションを行い、本日の練習が終了しました。
4月23日
ツアー4日目は朝食前のストレッチとスキルセッションで始まりました。
森田コーチの打ち返すテニスボールを両手、あるいは片手でキャッチするトレーニングで、ラグビーボールのキャッチングスキルの向上を狙っています。
食事を挟んで、ウエイトトレーニングを行いました。大会期間に入っても、フィジカル強化を行いながら、ラグビートレーニングも行うという方針で、日々フィジカル強化のメニューが組まれています。
ウエイトトレーニングの終了後、午前中のセッションの目的をミーティングで確認してから、グラウンドでのセッションを行います。
20日に到着し、3日間お世話になったBLKパフォーマンスセンターから、ボンド大学に移動し、新たな環境での生活が始まります。
ボンド大学は大会の開催される場所です。U20オーストラリア代表も一緒に、BLKから大学の宿舎に移ってきました。
今日から大会リエゾンのマイケルさんが合流しました。これからお世話になります。
4月22日
オーストラリア2日目は、ウエイトトレーニングからスタートです。トレーニング場の広さ、設備が充実しており全員でトレーニングできます。
今日の練習から、ボンド大学ラグビークラブでプレーする日本人選手たちが練習を手伝ってくれます。
28人のツアーでは15対15の練習をすることができませんが、彼らの協力により、充実した練習できます。
ボンドユニバーシティ―ラグビークラブから参加のメンバーです。左から、
武田 健吾(たけだ けんご)さん20歳、龍谷大学(在学中)
石井 清(いしい きよし)さん26歳、 171cm 98kg PR 元三菱自動車京都レッドエボリューションズ。
油谷 蒼(あぶたに そう)さん、26歳、東海大学0B。
田中 秀(たなか すぐる)さん、20歳、リフィス大学在学中。
サニーバンクドラゴンズ、ボンドユニバーシティラグビークラブ
宣原甲太(のぶはら こうた)さん、
28歳 169cm 90kg HO (FL,No.8)
常翔啓光学園、立教大学、横河武蔵野アトラスターズ、
ウェリントンクラブ、ウェリントンライオンズアカデミー
皆さま、お手伝いいただき有難うございました。
午前中の練習前には、練習の意図と内容がコーチからミーティングで示されます。
ブレイクダウン、ユニット練習、チーム練習を行いました。
ランチタイム、休憩をはさんで午後の練習に向けて練習内容、意図を理解することで、練習の質を高めることを狙います。
午後は22m内からのアタック、連続ディフェンス、ブレイクダウンの練習に取り組みました。
4月21日
成田空港を4月20日の夜に出発し、ブリスベンに到着しました。ブリスベンからはバスで、一路ゴールドコーストへ向かいます。
このツアーの最初の宿舎に到着し、チェックイン、昼食の後、早速長旅の疲れを調整するために、プールリカバリーとストレッチセッションを2組に分かれ開始しました。
宿舎、プール、グラウンドが近接しているため、効率的なセッションを行う事が可能です。
リカバリーセッションの後は、歩くスピードで戦術を確認するウォークスルーを行い、アタック、ディフェンスの確認を行いました。
この宿舎には既にU20オーストラリアチームが入り、我々よりも先にキャンプを始めています。明日からはU20フィジーチームもキャンプ入りするようで、3チームが同時にキャンプを行うことになります。
夕食を挟んで、チームミーティングを行いました。このキャンプのテーマが、水間監督から発表されます。
テーマは「TRUST」です。これまで培ってきたチームの戦術やポリシーを更に高めるためこのテーマが説明されました。
その後、各グループに分かれて、テーマを受けて目指すゴールの設定について討議しました。
これから5月7日の帰国まで、チームはオーストラリアで17日間の長い時間を過ごし、同世代の南半球強豪チームとの戦いを経て、更に成長して帰国したいと思います。
引き続き、U20日本代表チームへのご声援を宜しくお願い致します。