クイーンズランド州U19のセレクションマッチ2試合観戦。IRBパシフィックネーションズカップ オーストラリアA vs フィージーの試合を観戦。テリー氏より前日の試合のフィードバックとコーチングを1人90分ずつ行う。
6月30日(月)
帰国
24日 メンタルタフネスセッション
29日 宿泊施設で1対1のコーチング
●参加者のコメント
小堀レフリー
「今回の研修に際しまして、Queensland協会、また日本協会レフリー部門の皆様のご支援を受け、このような機会に恵まれたことを感謝しております。お蔭様で有意義な10日間を過ごすことができました。海外の地で様々な刺激を受け、貴重な経験を積むことができました。
研修を通して一番印象に残った点は、やはり国も違うとプレーヤー1人1人が持っている常識や感覚も違ってくるということでした。日本国内の一般的な感覚と比べて、プレーヤーの規範意識や個々の持っている常識が多種多様で、日本社会の常識を備えた日本人のプレーヤーを相手にレフリーする感覚で、オーストラリア社会に生きているプレーヤーを相手にしてもマッチしないと感じました。おそらく、日本のプレーヤーが海外でプレーをした時などに現地のレフリーが示す基準に違和感を抱いたりするのと近い感覚かもしれません。
ゲーム中のマネジメントの仕方が甘かったりした時、ゲームがすぐに乱れてしまいました。日本であればプレーヤー側がある程度の我慢を受け入れて、レフリングとミスマッチしている部分とのバランスを微妙に保った状態でゲームの継続を期待できそうな状況も、個人の主張が強くてストレスの表現がストレートなオーストラリアでは、Yes or Noの判断を早く行い、適切なアクションをとらないとゲーム全体のマネジメントがより難しくなると実感しました。
個人的にも、反則の繰り返しやファウルプレーなどに対するマネジメント能力が弱いので、今シーズン意識的に取り組んでいきたいと思います。テリー氏の助言もあって、どのようなレベルでも自分のレフリングのスタンダードを保ち、現象に対してしっかりとプロセスのあるマネジメントが行えるようになることを今シーズンのゴールにしました。
シニカルなプレーに対する妥協無きアクション( Zero tolerance for something cynical )を意識して今後の活動に取り組んでいきたいと思います」
28日 Norths-QUT vs University of Qld Premier Colts 小堀
28日 Norths-QUT vs University of Qld Premier Colts 小堀