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11月1日

前回は2グループ制で開催した女子ユースアカデミーオンライン合宿。今回より全員集合での開催です!

約1か月ぶりの画面越しの再会となりますが、やはリ全員で集まることはとても嬉しいものです。




そして、今回は他競技ユース選手との交流ということで、カーリングのユース選手と一緒にセッションを行うこととなりました。

「ラグビー」と「カーリング」は夏季種目と冬季種目のため、なかなか交流の機会がありませんでしたが、どのような共通点があるのかワクワクする気持ちと一緒に始まりました。



まずは、兼松ヘッドコーチによる「コミュニケーション」のセッションです。

グループに分かれて自己紹介&質問コーナーを行いました。少し緊張していた選手たちも、セッションを終える頃にはだいぶほぐれた表情をして戻ってきました。後から聞くと、だいぶ盛り上がったグループもあったとか。

選手の表情からもお互いの競技を知る良い時間となったことが伝わりました。



続いては、オリンピック教育のセッションとなります。

前回の「学ぶ」に続き、今回は「触れる」の視点から学びます。

今回のオリンピック教育は、中京大学 スポーツミュージアム 副館長 來田享子先生、学芸員 伊東様にご協力をいただき、中京大学スポーツミュージアムをオンラインにて鑑賞しました。



鑑賞後には「参加メダル」についてご講義いただきました。

あまり知られていないと言われているこの参加メダル。歴史や込められている想いをご講義いただき、オリンピズムの奥深さを学ぶことができました。



今回の学びを一緒に得たカーリングの選手とともに、自分たちの想いを込めた参加メダルをグループに分かれてデザインしました。

それぞれのグループの個性や想いが詰まったメダルが完成しました。

そして、セッションの最後に、來田先生より選手一人一人に向け胸に響くお言葉をいただきました。



午前中最後のセッションは、カーリングとラグビーの選手交流会です。

カーリング、ラグビーとそれぞれの海外での大会に出場した経験談を発表しました。

現地で行ったこと、大会中のこと、経験を経ての学びや課題などの話を聞き、選手も真剣かつ興味津々に聞き入っていました。

また、ブレイクアウトルームに分かれ、お互いの競技の魅力、日頃のトレーニング、目標と達成するために大切にしていることについても話しました。他競技でかつ同じ世代の選手同士で共有できることは、とても刺激となり明るいセッションとなりました。

最後にカーリングの小笠原コーチより、選手へ熱いメッセージをいただきました。



昼食の休憩をはさみ、午後はセブンズユースアカデミー選手のみとなりました。少し寂しさも感じつつ、オリンピック教育からスタートです。

今回は「創る」の視点になります。

午前中に学びを得た参加メダル。2020年女子ユースアカデミー生全員の想いを込めたメダルを創ることとなりました。ユースアカデミー25名全員で想いを話し、デザインを考えます。

短い時間でしたが、込める想い、デザインのイメージ案を作成することができました。

こちらを形にできるよう次回も引き続き取り組んで参ります。



そして、最後のセッションは兼松ヘッドコーチの「Rugby」セッションです。

ユースアカデミーで掲げている「7H」。前回は「初めから」「低く」「激しく」の3Hをメインに学びました。今回は「早く」「速く」の2Hを学びます。1つ1つの動画を見て分析し自分の考えを生み出す、選手の表情も真剣そのものでした。


また、自分の思う強みとチームメイトから見た強みをディスカッションし、新たな発見もあった選手も多く、とても気付きの多い時間となりました。

セッションの最後は、限られた短い時間の中でチームのメンバーと意見を話し合い戦術を導き出す、という試合の状況により近い形で行いました。選手が導きだした戦術を堂々と迷いなく話す姿がとても頼もしく感じた時間となりました。


第69回の女子ユースアカデミー合宿はオンラインでの開催となりましたが、多くの皆様のご協力を経て無事に終えることができました。

今回学んだことを一人一人が吸収し、また次回さらにパワーアップして再会できるようチーム全員で取り組んでいきたいと思います。



最後になりますが、中京大学 スポーツミュージアム 來田副館長、伊東様、スポーツミュージアムスタッフの皆様、カーリング選手の皆様、松澤強化副委員長(ジュニア担当)、小笠原ジュニアナショナルコーチ、大変貴重な充実した時間をありがとうございました。