2021年度第5回TIDユースキャンプ (Bigman&Fastman Camp)レポート


・第5回TIDユースキャンプ(Bigman & Fastman Camp)の参加者決定のお知らせ (10/16更新)



【10月17日】

最終日の3日目はFastmanを対象にした、伊達圭太コーチ・中園真司コーチによるセッションです。

 

前回からの継続で「君の武器をチームの武器にするために」はどうすればいいのか、「Visionを持つ」「Visionを共有できる」をテーマにセッションが始まりました。


“カウンターアタック”“PODアタックのエッジを効かせる”“キックの活用”にフォーカスし、様々なカテゴリーのゲームの映像を数多く抽出し、全員で見ながらチャットや指名で発問と回答を繰り返しました。一つ一つの映像にお二人から丁寧にコメントがなされ、Fastmanのみんなは熱心に聞き入り、絶え間なくメモを取っている姿が印象的でした。




途中プラスαの内容として、“オフロードパスの有効利用”と“キックについて”の内容がありました。“オフロードパスの有効利用”はオンラインではありますが、実際にラグボーボールを使ってのセッションとなりました。やはりみんなラグビーボールを持つと楽しそうです。

キックについては、中園コーチが多くの映像をGood・Badに分けて準備してくださり、とてもわかりやすく明日からでも実践できる内容でした!




最後は、チャットに質問を入力し、伊達コーチ・中園コーチが答える時間を取りました。時間内では答えきれないほど多くの質問があり、すべてに回答を出すことが出来ませんでしたが、途中はスピードコーチの里コーチを巻き込んだやり取りもありました。一つ一つに両コーチが丁寧に答えているシーンが印象的で、お二人の人柄を感じさせられました。


















クロージング・恒例の記念撮影を行い今回のキャンプの全行程が終了となりました。

最後中園コーチがおっしゃった「リアルキャンプで会いたい!」と関わったすべての方々思われたのではないでしょうか。






新型コロナウイルスの影響でオンラインとなりましたが、多くの方々のご尽力のおかげで、本キャンプを開催することができました。関わっていただいたすべての皆様に感謝を申し上げ、また参加した選手の益々の成長・レベルアップを願います。

本当にありがとうございました。



【10月16日】

本日はBigman を対象としてセッションです。

早速、伊藤矢一コーチの「強みを生かす“スクラム”」セッションがスタートしました。



前回のセッションでスクラムを組むうえで大事なポイント4つの説明がありましたが、その後各自で行ったトレーニングの結果に対して、自己採点をつけさせてレビューを行いました。ある選手からは、チームのFWでこのポイントのトレーニングをした結果、これまでスクラムで負けていた相手に勝てることができたと報告があり、伊藤コーチもご満悦の様子でした。






次にフロントローのそれぞれのポジションに対して、足の位置や体の使い方など専門的な細かいアドバスがありました。実際に伊藤コーチがスクラムを組む際の姿勢を実践する時間もあり、選手たちは食い入るように説明を聞いていました。




そして最後の質問コーナーでは多くのBigmanから様々な質問がありましたが、それに対して伊藤コーチ持ち前のトークスキルで的確なアドバスをもらった選手たちは、充実した様子でセッションを終了しました。




 

続いて、今野達朗コーチの「“最高の”ラインアウト2」セッション



前回の宿題を多く抜粋し、本人にやってみた感想やその時に意識したことを聞いたり、第3者に意見を求めたりしながら復習を行いました。




前回のセッションの最後に出てきた質問「“A”ラインアウトと“I”ラインアウトはどれくらいの高さの差が生まれるのか?」への回答も、三平方の定理を使い解説していました。全員の受講者が理解できたかどうか、ここはあえて問いません!笑



「最高のラインアウトをするために、何が必要なのか知ろう!」をゴールに、ラインアウトを時系列、構成要素に分類しセッションは進みます。

具体的には時系列順に“スピード”、またラインアウトの“トリガー”を中心にわかりやすく学ぶことが出来ました。



終始、選手達に考えさせる発問を行い、名指しで答えを求めたり、チャットで回答させたりしました。頭をフルに回転させた時間になったのではないでしょうか?



そして最後は野澤コーチのクロージング。

キャンプのゴールの再確認と「Yet Mind」という言葉が紹介され、どんどん新しいことに挑戦して欲しいというメッセージが送られました。


これでBigman対象のセッションは全て終了です。新型コロナウイルスの影響でオンラインでのキャンプになりましたが、スピード・スクラム・ラインアウトと内容の濃いキャンプになりました。今後の彼らの活躍が楽しみです!

明日は最終日。Fastman対象のセッションが行われます。




【10月15日】

2021年度第5回TIDユースキャンプ(Bigman&Fastman Camp)、9月に行ったキャンプのフォローアップセッションがスタートしました。

 本日はBigmanとFastmanを分けてのセッション!

 

冒頭、JRFU ユース戦略TIDマネージャーの野澤武史コーチよりオープニング。

この「キャンプのゴール」の確認と「学びの3原則」の確認!チャットを使いスムーズに行いました。



続いて、本日ご参加いただいた高橋智也高校日本代表(U19)監督から参加者の皆さんに激励のお言葉をいただきました。みんな憧れの高校日本代表。「来年一緒にやろう!」という高橋監督の言葉に参加者の皆は目を輝かせていました!さぁ高校日本代表・更なるレベルアップを目指して行きましょう!



今日のメインはスピードコーチの里大輔コーチ(JRFU ユース戦略コーディネーター)によるスピードセッション。

 

まずは、前回のセッションの際に課された課題の成果の報告から始まりました。Bigman・Fastman共、数人に発表してもらいましたが、皆自分の得意・不得意を分析できているようで、更なるレベルアップが期待されます。

 

今日のゴールは「スピードを鍛える」



前回知った部品を使いさらに鍛えるために、“テクニック”と“体力”の2つに分けて学びます。





“テクニック”は「タイミング」・「爆発的に加速するため・方向転換するため」・「イメージ力」を中心に、“体力”は実際のトレーニングメニュー・方法も学ぶことが出来ました。

実際にパソコンの画面の前で身体を動かしたり・チャットを使ったり、時間が過ぎるのがあっという間でした。



クロージングではブレイクアウトルームを使い3人組で今日の復習を行い、しっかりアウトプットしてセッションは終了しました。






最後、野澤コーチから「今日学んだことをすぐに、アクションを起こして欲しい」というメッセージが送られました。Bigman・Fastman共に充実した時間を過ごすことができました。



最後は恒例となった「GAO」のポーズで記念撮影をおこない、1日目は終了しました。明日16日(土)はBigmanを対象に、明後日17日(日)はFastmanを対象にオンラインキャンプを行います。






 




【9月26日】

最終日の3日目はFastmanを対象にしたセッションです。

 

まず伊達圭太コーチの「“Decision making” 君の武器をチームの武器に」のセッション



ラグビーのゲーム中に起こりうる様々な状況から、どのプレーを選択するか決めることが、意思の決定でありDecision makingであり、自分の武器をチームに活かすためにDecision makingが重要なポイントだという説明がありました。ではどうすれば、よいDecision makingができるのか?Decision makingのコツはなんなのか?を、選手たちとチャットを使いながら双方向で答えに導いていきました。



Fastmanとして自分の武器を生かすために、自分がどう判断をして、チームが動き、自分のもらいたい所でボールをもらうのかというところに繋がって行くという話には選手たちは皆、食い入るように話を聞いていました。

 


後半はDecision makingをするために、味方と具体的にどのようなコミュニケーションをとることが重要なのを確認しました。

そして実際の試合の映像を見ながら、どんなコミュニケーションをとるのかを共に考えました。

選手たちは自分の“武器”を活用するためにはどうしたらいいのかを、たくさん考える時間になったのではないでしょうか。





 

続いては中園真司コーチの「武器を磨く」というセッション

 

冒頭、中園コーチの自己紹介で高校・大学・トップリーグすべてのカテゴリーで日本一になっているという話を聞いて選手達は驚きを隠せません。


 

そしてセッションは、まずFastmanとして自分の武器を認識するところから始まります。自分の武器を磨くきっかけとして、自分に合った武器を見つけて自分のものにして欲しいというお話がありました。選手たちの真剣な眼差しから、気持ちが画面越しに伝わってくるような熱を感じた瞬間でした。

また、中園コーチご自身の経験談から出てきた「“弱点”を“自分の武器で補う”」という話がとても印象的でした。





その後は、ATとDFの仕事を分類し映像も見ながらチャットやグループトークを行い全体へ発表をしました。真剣に、積極的に取り組む選手たちは、時間が経つことを早く感じたのではないでしょうか。








 

最後は野澤コーチのクロージング。選手たちへ「これからも皆の成長を見ていきたい、成長を止めることなく頑張ってほしいと」と熱いメッセージをもらい3日目のオンラインキャンプを終了しました。



 

これで今回のBigman&Fastmanキャンプは終了です。

次回は10月15日(金)、16日(土)、17日(日)に、オンラインで再会します。



【9月25日】

オンラインキャンプ2日目はBigmanを対象にしたセッションです。

 

冒頭は野澤コーチのアイスブレイクを含めたオープニング。

ZOOMのチャット機能にもかなり慣れてきました。



まずはBigman & Fasatman Campの立ち上げからコーチをしている伊藤矢一コーチから「強みを生かすスクラム術」のセッション

はじめにこのセッションのゴールを提示。大きな体を十分に活かすために、スクラムを組むうえで重要となる姿勢の取り方や身体の使い方の説明があり、少ない人数でも取り組めるトレーニング方法の紹介がありました。選手たちは実際に画面の前で姿勢をとったり、ペンを走らせたりと積極的にセッションに取り組みます。

そして終盤はチャット機能を使って選手たちからスクラムを組むうえでの悩みなどを聞き出し、その質問に対して伊藤コーチが回答しました。伊藤コーチの持ち味である言い回しやコメントで選手たちの心を掴んで終始和やかなムードでセッションを終了しました。







続いて、今野達朗コーチの「“最高の”ラインアウト」セッション

ラインアウトの目的・目標・手段の話からスタートし、現代ラグビーではラインアウトがトライの起点の約40%を占めており、とても重要であることを再確認。

“最も高い”ライアウトを行うためにリフター・ジャンパーがそれぞれやるべきことを、時系列で動画を使いながら分かりやすく学ぶことができました。

また、それぞれにふさわしいトレーニング法の紹介もあり選手達はたくさんメモを取りながら視聴している姿が印象的でした。

最後はチャット機能を使い、今、自分が直面している問題や今後学びたいことのヒヤリングを行いました。






そして最後は野澤コーチのクロージング。

18歳でワラビーズになったJames O’Connorを紹介し「世界での戦いはみんなの目の前まで迫っている!」と日本代表へのレールに乗ったことを強調。一方で「右肩あがりの成長なんてない!」と大器晩成の選手が多いBigman達に向けて、ほかの人と比べず、自分のものさしでがんばっていくよう激励がありました。





そして、キャンプのゴールを再度確認してBigman達のセッションは終了、最後は恒例の集合写真でラグビーボール型のポーズ。

1か月後のキャンプで彼らの成長を見ることが今から楽しみです。





明日は引き続きFastmanのセッションが行われます。



【9月24日】

全国各地より100名を超えるBigmanとFastmanが集い、2021年度第5回TIDユースキャンプ(Bigman&Fastman Camp)がスタートしました。

 

本日はBigmanとFastmanを分けてオンラインによるセッションを行いました!

 

冒頭、参加スタッフの挨拶から始まり、JRFU ユース戦略TIDマネージャーの野澤武史コーチよりキャンプのオープニング。

「君たちは宝だ。ダイヤモンドの原石だ!」

「今、君たちは日本代表への階段を登り始めた」

の、言葉を聞き「なんでこのキャンプに参加しているんだろう?」

という“?”が出ていた選手たちの目の輝きが変わりました。



その後、キャンプのゴール

「学びを自分の言葉でアウトプットできるようになる」

「選ばれた自覚を持ち、キャンプ終了後の意識と行動を変化させる」の2つが発表されました。



野澤コーチのセッションは短い時間でしたが、野澤コーチらしいユーモアを交えた話で終始和やかで選手を引き付ける内容でありました。またスタッフのチームワークも感じることができました。



4年目を迎えた“Bigman&Fastman Camp” 参加した選手の8割近くがトップレベルでラグビーを続けているというデータや過去のキャンプ参加者からのメッセージも届き選手たちは皆、更なるやる気を出してくれたと思います。




続いて、JRFU ユース戦略コーディネーター・スピードコーチの里大輔コーチによるスピードセッション。

今日のゴールは「スピードの部品を知る」

どうやってスピードを生み出すのかを、Bigman・Fastmanにそれぞれ具体的な動きも紹介しながら、パソコンの画面の前で実際に体を動かしたり・チャットを使ったり、またブレイクアウトルームを使い選手間でコミュニケーションをとりながら“4つの部品”について学びました。







選手達もオンラインに慣れているのか非常にスムーズにセッションとなりました。



Bigman・Fastmanともに、クロージングで里コーチから「4つのスピードの部品をゲットした」これは必ず君たちの武器になる!とコメントをいただき、選手たちはワクワクした様子で一刻も早くグラウンドでやりたいという気持ちが高まった様子でした。


最後は「GAO」のポーズで記念撮影をおこない、1日目のキャンプを終了しました。

明日25日(土)はBigmanを対象に、明後日26日(日)はFastmanを対象にオンラインキャンプを行います。