公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:森重隆、東京都港区)は、11月20日(土)日本代表対スコットランド代表(於:エディンバラ・スコットランド)試合終了後の日本代表ヘッドコーチ、キャプテンらのコメントをお知らせいたします。 

本試合は、29-20(前半19-6)でスコットランド代表が勝利しました。

 

■ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチ

「選手達は素晴らしいプレーをしてくれたと思う。日本らしいアタックのプレーで、相手にプレッシャーをかけることができたが、自分たちの小さなミスから相手にチャンスを与えてしまった部分があった。ただそこで選手達は下を見ることなく、ハーフタイムから自分たちのプレーを取り戻し、後半良いプレーをしたことは収穫だった。自分たちでミスをしないこと、プレッシャーをなくしていかないと、勝つことは難しい。試合数が少ない中、今回このマレーフィールドでレベルの高いスコットランド代表と試合ができた経験を、しっかり学びとして今後に活かしていきたい。

この後、選手たちが国内リーグに戻って成長していくことが重要であり、楽しみにしていきたい」

 

■ピーター・ラブスカフニ キャプテン

「我々のチームを誇りに思う。どちらにも転ぶ試合展開で、これぞラグビーという、楽しめる試合内容だった。我々がディフェンスできたところもあったが、ペナルティを課されたところもあった。簡単なミスがあったので、そこは修正していかないといけないが、両チームともポジティブな結果が出たと思う。ヨーロッパは強く、タフなシリーズとなったが、チーム全体としては楽しめたと思っている。これからも成長を続け、未来に向けてより強くなって戻ってきたい」

 

■中村亮土 副キャプテン

「今回のツアーは合宿から非常にタフで、アウェイの厳しい戦いもしながら、チームとしての成長が見えた部分もあるし、もっとやらなくてはいけないところも明確になった。良いところと悪いところ、直さなくてはいけないところが出たのは良かったと思う。今日のスコットランド戦に関しては、ワールドカップ以降この大歓声のアウェイの中というところで、この状況をまずしっかり楽しむということ、そして今まで積み重ねてきたことをしっかり出し切るということを、自分たちは1週間準備する段階で言ってきた。それができた部分はあるが、最後勝ち切れなかったところは、チームを見つめ直していかなくてはいけないところであり、ステップアップしてやっていきたい。最初のワラビーズとの試合からアイルランド、スコットランドとの1戦ずつ、自分たちの課題と向き合ってチームとして成長できたことは、すごく良かったと思う」

 

■松田力也選手

「日本のプレースタイルは持ち続けていたし良い部分もあったが、自分たちのミスで相手にチャンスを与えてしまうことがあった。10番、15番がアタックの中心となってゲームを組み立ててくることは分かっていたし、そこにプレッシャーをかけ続けるということで、後半はしっかりとコネクションを取ってできたと思うが、最後の勝ち切るというところでの自分たちの規律の部分で、ミスによって相手にチャンスを渡してしまった。そういった部分でまだまだレベルアップが必要と感じている」

 

■リーチマイケル選手

「改めてスコットランドとアウェイで戦うことの難しさを感じた。フォワードのプレッシャーというよりも、全体としてプレッシャーがあった。特に10番、15番、18番のプレッシャーがあった。今回のツアーでまた一歩前に進めたと思っている。チームは長い間、2か月弱一緒にいて、成長できていると思う」

 (「18番」は記載ミスでした。お詫びして訂正いたします 11月21日20:00)


■姫野和樹選手

「最終戦を終え、今日の試合では少し自分たちのやりたいラグビーをできたと思うが、結果をもっと追求して今後もやっていきたい。今回の負けは非常に悔しい。アイルランドとの60対5の敗戦から、チームとして100%の準備をして、自分たちのラグビーをするという決意・覚悟を感じながら日々過ごしてきた。チームにとって、そういったハングリーにやる気持ちはプラスになったと思う。リーグワンも始まりチーム皆ばらばらにはなるが、自己研鑽していきながら、来年のツアーに備えていければと思う」

 

■テビタ・タタフ選手

「今日の試合は勝ちにいったが、最後に足りなかった。ミスも多かったし、そこのミスをしっかり直して、次またスコットランドにリベンジしたい。トライをとった時は嬉しかったし、チームに良いインパクトを与えることができたと思った。このツアーでは良い経験ができた。ティア1のレベルから自分の足りない部分を見つけて、しっかりレベルアップして、また頑張っていく」

 

 

 

 

以上