●6月6日(金) 福岡
オーストラリアA代表戦直前合宿6日目。今日のチームの活動はなし。終日オフとして疲労回復に努めました。
そんなオフの一日に9名の選手が、福岡・百道中学校に学校訪問に行ってきました。今回参加したのは、大野選手、西浦選手、平選手、吉田(朋)選手、吉田(大)選手、水山選手、篠塚選手、青木選手、田中選手です。
昼過ぎに学校に到着した選手たちは、まず校長室に招かれ校長先生から歓迎の言葉を頂戴しました。
その後、9人の選手が、3年生9クラスに一人ずつ分かれ給食を一緒に食べました。4時間目終了後、各クラスの代表が選手たちを校長室まで迎えに来てくれました。各教室に到着後、おいしい給食(今日は牛丼!)をいただきました。生徒さんたちの配慮か選手たちの給食はテンコ盛り。選手たちは大分きつかったようです。給食を食べながら生徒からは、次々と質問が浴びせさせられ、一つ答えるごとに大きな歓声に沸く教室や、しっかりと選手の話に聞き入る教室があり、いろんな雰囲気の中で給食の時間を過ごしました。
そして、昼休みの後は、いよいよ交流会が始まりました。今回は全校生徒がグラウンドで我々を迎えてくれました。その数、何と1000名!この数には、選手たちも驚きの表情を隠せませんでした。まるで体育祭のような雰囲気の中、登場した日本代表選手を大きな拍手で迎えてくれました。
最初は、百道中学校ラグビー部とのタッチラグビー。4対4の2つのグループで3分間のタッチラグビーを楽しみました。日本代表の巧みなボール捌きや、ロングパスに大きな歓声が上がりました。
続いて行われたのは、リレー対決。まずは、女子の部に参加。200mトラック4周を8人で競いました。参加したのは女子運動部の皆さんと日本代表の大野選手を除く8人。第1走者の田中選手がスタートダッシュで飛び出し、周りで見守る生徒に手を振る余裕を見せて第2走者の吉田(朋)選手へ。この時点で大分余裕の出てきた日本代表チーム。続いて第3走者の青木選手、第4走者の平選手、第5走者の水山選手、第6走者の吉田(大)選手とスムーズにバトンが渡り、1位をキープしていきました。ここで、吉田(大)選手が、なんとバトンを落とすアクシデント(どう見てもわざとでした・・・)。ここで3位になった日本代表は第7走者の篠塚選手が追い上げを図ります。一進一退の状況のまま、アンカーの西浦選手にバトンが渡りました。必死に走った西浦選手でしたが、後一歩及ばずまさかの2位という結果に終わりました。
続いて、男子の部。こちらも部活対抗で行われ、バスケット部やラグビー部、サッカー部などの運動部に加え、パソコン部なども参加。剣道部などは竹刀をバトン代わりにするなど各部の特色を生かしたリレーとなりました。
男子は、800mを4人で走ります。そんな中、日本代表はハンデ(?)として女子と同様8人で100mずつ走りました。走る順番は先ほどと同じですが、今度は男子ということで選手たちも気合が入りました。しかし、第1走者の田中選手がバスケット部の生徒に遅れを取るといういきなり厳しい展開。それでも、第2走者の吉田(朋)選手が自慢の快速を見せ、一気に全員を抜き去りトップに躍り出ました。ここからは、後続を気にしながら次々とバトンが渡り、アンカーの西浦選手へ、後ろを気にしながらも余裕でゴールテープを切り、日本代表の面目を保ちました。
続いて行われたのはキック対決。サッカー部のキッカーを務める生徒さんと、吉田(大)、平選手の2人が飛距離・正確性を競いました。見事な回転のかかったスクリューキックに大きな拍手が送られました。
最後は、綱引き対決。体育祭で優勝した女子チームと百道中学校ラグビー部と日本代表の合同チームが対戦。両チームとも円陣を組み、作戦を協議し気合を入れていきます。第1戦は、女子チームの気迫に圧倒されあえなく敗退。第2戦に向け、ここで合同チームは2年生のラグビー部を加える作戦に出ます。これにより、一気に人数を増やした合同チームが2回戦をものにし、勝負の行方は最終3回戦へ。大勝負となった最終戦は、低く綱を引っ張る女子チームに主導権が移り、徐々に合同チームが後退。非常に長い対戦となりましたが、女子チームが勝利を収めました。
これで交流プログラムは、終了。この後、3年生男子から我々へ熱いエールが送られました。
そして、お別れの会へ。教頭先生から、来校のお礼と応援の言葉を頂戴し、日本代表からは、大野選手が代表して「今日は本当にありがとうございました。皆さんと交流できて本当に楽しかったし、皆さんから大きな力をもらいました。日曜日の試合は必ず勝ちますので、ぜひ応援に来てください」とあいさつをしました。
その後、百道中学校の生徒会長横田君から生徒を代表してお礼の言葉をいただきました。最後に、今日参加した全選手が一言ずつスピーチして、退場となりました。退場の際には、本当に大きな拍手で送り出してくれました。
終わっても、選手の周りには、2重・3重に生徒たちが集まり、別れを惜しむように、交流を深めました。
貴重な授業の合間に我々を迎えていただきました百道中学校の皆さん、本当にありがとうございました。また、実施プログラムの作成等ご尽力いただきました百道中学校・宮田先生。今回の訪問をアレンジいただきました九州協会の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。我々は、今日もらった力を日曜日の試合で爆発させたいと思います。
明日は、午前中にキャプテンランを行い、日曜日の試合に向けた最終調整に入ります。
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3年9組の田中選手 |
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イケメンと人気だった平選手 |
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選手も笑顔が絶えません |
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百道中学校ラグビー部のみんなと |
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余裕たっぷりの吉田(朋)選手 |
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こちらは男子の部 |
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アンカーの西浦選手 |
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女子の部のリレー |
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吉田(大)選手のキック |
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体育祭優勝チームと |
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試合さながらの円陣 |
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必死に綱を引く吉田(朋)選手 |
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綱引き対決は長期戦に |
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熱いエールを送ってくれました |
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チームを代表して大野選手があいさつ |
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百道中学校生徒会長 |
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1000人を超える生徒さんたちに見送られて |
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優しい笑顔で人気だった田中選手 |
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