6月26日(日)に実施した当協会の評議員会および理事会にて、2022年度・2023年度の理事が決定し、土田雅人(つちだまさと) 理事が会長に就任いたしましたので、コメントを以下のとおりご案内申し上げます。


◎土田雅人 (公財)日本ラグビーフットボール協会 会長

「本日の理事会にて会長を拝命いたしました。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

2015年に故平尾誠二氏と共に、日本のラグビーを変えていこう、二人で改革をやろうと、日本ラグビー協会の理事となりました。その年に、ラグビーワールドカップ2015イングランド大会がありました。そこで、エディー・ジョーンズヘッドコーチ率いる日本代表の活躍により、ジャパンラグビーは大きく変わりました。そして、皆さまの大きなお力添えもあり、ラグビーワールドカップ2019日本大会では、国民の皆さまと感動的なシーンの数々を見届けることができました。

このたびの就任に際しましては、仕事との両立の面で大変迷いましたが、高校時代からラグビーを始めて、ラグビー界にお世話になりましたことから、恩返しをしたいという思いから引き受けました。

 大きな目標は3つあります。

一つは、もう一度ラグビーワールドカップを日本へ、アジアへ招致することです。そのためには、代表チームの強化は勿論ですが、日本ラグビー協会が世界ナンバーワンの協会になること、誇れる協会になること、世界と対等に仕事ができる協会になることを強く願っています。そのために、岩渕専務理事と一緒になって努めてまいります。

二つ目は、ラグビーワールドカップで男女共に、ベスト4以上を狙えるチームを作ることです。セブンズに関しては、オリンピックでメダルを獲ることを目標に、チームを作っていきたいと思います。

セブンズ強化のほか、ラグビーワールドカップで笛を吹けるレフリーの育成、女子ラグビーの普及は、まだまだ道半ばであります。これらの課題に、協会をあげてしっかりと取り組んでいきたいと思っています。

3つ目には、ラグビー人口を増やしていきたいと考えています。小学生・中学生のプレーヤーは増えていますが、高校生や社会人は減っています。女子は伸びていますが、全体的な競技者数としてはまだまだ少ない現状です。三支部協会、都道府県協会と手を組んで、一人でも多くの子どもたちがラグビーをできる環境を整備し、指導者はもちろん、プレーヤーを支えるご家族を含めた、ラグビーファミリー全体でプレーヤーを支えていけるよう、協会が中心となって取り組んでまいります。

皆さまと共に、世界に誇れる日本代表チーム、日本ラグビー協会となれますよう頑張ってまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします」

 


岩渕健輔専務理事(左) 土田雅人会長(右)


土田 雅人(つちだ まさと)プロフィール

1962年10月21日生まれ

同志社大学商学部卒業(1985年)

サントリー酒類株式会社 専務執行役員 首都圏営業本部長

  

<ラグビー歴>

秋田工業高校(1981年卒業)、同志社大学(1985年卒業)、サントリー(1995年引退)

1980年高校日本代表オーストラリア遠征メンバー(副主将)

1982年~1984年同志社大学で大学選手権3連覇達成、大学時代のポジションはNo.8

1985年日本代表キャップ1(1985年10月26日フランス代表戦 会場:ボージョワール)

1995年~1996年サントリーラグビー部監督(1996年日本選手権大会優勝) 

1997年~1999年日本代表フォワードコーチ

2000年~2003年サントリーラグビー部監督(2001年・2002年日本選手権大会優勝)  

2015年~日本ラグビーフットボール協会理事

2022年~日本ラグビーフットボール協会会長