<JRFU表彰制度について>


本制度は、「JRFU表彰制度に関する規程」に基づき、「永年にわたり各地でのラグビーの振興、発展に寄与、貢献した個人または団体に対し、敬意及び謝意を表することを目的」として設けられているものです。

2010年度から制度が設けられており、2020年度までに延べ36の個人、及び団体が受賞されております。

2022年3月16日に開催された日本協会理事会において2021年度受賞者が下記の通り承認され、決定されました。

今般7月10日に行われた、全国理事長会議の場において、受賞者の表彰式が執り行われました。

 

<受賞者及び受賞理由> 


1.「功労賞」

永年にわたり、各分野でのラグビーの普及、振興に寄与、貢献した個人または団体を表彰するもの。

 

古谷 正博(ふるや まさひろ)様 関東協会推薦

横浜市医師会長、神奈川県医師会長の重責を担うかたわら、東京都ラグビーフットボール協会、関東ラグビーフットボール協会の医務、安全対策に係る委員を歴任されたのち、平成25年には日本ラグビーフットボール協会のメディカル委員会委員長に就任され、日本ラグビーの医務の責任者として活躍され。また、母校である日本医科大学ラグビー部が所属する関東医歯薬大学ラグビーフットボール連盟では永年理事をお勤めになり、現在も副会長として後進の指導にあたっておられるなど、ラグビーの医務、安全対策への多大な貢献・功績に対するもの。

 

山本 邦之(やまもと くにゆき)様 関西協会推薦

永きに渡り、兵庫県ラグビーフットボール協会の医務委員・医務委員長として、安全対策の医科学的根拠を基にしたドクターの立場での貢献し、安全対策の重要性の周知・啓蒙や、全国高専大会でのチームヘのアドバイスや事故予防に注力した他、脳震盪又はその疑いには早くから着目し、復帰へのプロトコール・レギュレーションの徹底と重要性を解きセカンドインパクト防止に寄与した。花園の全国高校大会では40年以上の長期に渡りマッチドクターとして関わり負傷者対応や応急処置等の一翼を担われるなどの多大な功績に対するもの。

 

新垣 敏幸(あらかき としゆき)様 九州協会推薦

永年に渡り沖縄県ラグビーフットボール協会のメディカル委員長として、競技の安全な運営と後進の育成に貢献した。ほぼ毎週末の大会でマッチドクターを務め、その豊富な経験による的確な診断と、温厚で親しみやすい人柄で、協会関係者、選手から絶大な信頼を得ており、小学生から社会人までの全てのカテゴリーに携わっており、同協会の安全な大会運営には欠かせない存在であり、その競技に対する情熱と選手への愛情で、本県ラグビーの発展や選手の安全確保に尽力されてきた功績に対するもの。

 

佐々木 紀昭(ささき のりあき)様 九州協会推薦

大分県において、保健体育科の教諭として、ラグビー部がない学校の創部への尽力や、部員数が少ないチームの部員数を増やし活性化を図る中で、数多くの選手を育成した。また、教諭として指導にあたる一方で、大分県はもちろん、九州及び日本のラグビーの発展と普及に貢献し、レフリーとして、九州協会管内の社会人・大学など主要な試合を多く担当して活躍をされたのち、大分県のレフリー委員長を12年間務められ、その後は九州協会レフリー委員会副委員長として、レフリー委員会活動の充実や人材育成に手腕を発揮し、麻生彰久氏や塩崎公寿氏などの日本協会公認レフリーの輩出に関わるとともに、九州協会レフリー委員会の充実やレフリーの資質の向上に大いに貢献していただいた。60年近くもの永きにわたる、指導者及びレフリーとしてラグビーの普及発展への多大な功績に対するもの。

 

古田 憲雄(ふるた のりお)様 九州協会推薦

永年にわたり、中学生や国体成年チームの指導、九州協会B級公認フリーとして活躍。熊本県ラグビー協会の理事、社会人委員長、副会長として、協会の発展に大きく寄与された。一時は会長代行(会長死亡による)として重責を果たされた時期もあり、2019年RWC熊本開催にも大きく尽力された。現在も同県ラグビー協会の名誉顧問、濟々黌高校ラグビー部OB会長として引き続き貢献されており、その多大な功績に対するもの。

 

2.「普及功労賞」

永年にわたり、全国各地でラグビースクール、各層のクラブチーム等の指導・運営に熱心に携わり、競技人口の増加や地域でのラグビー活動の活発化、青少年の健全な育成 に関し顕著な功績を遺した個人または団体を表彰するもの

 

大石 侃(おおいし ただし)様 九州協会推薦

1952年に高校入学と同時にラグビーを始められ、高校卒業後に福岡市医師会ドクターズクラブで26年間プレーヤーとしてラグビー競技をプレーされた後に、1978年に三宅少年ラグビー(現、みやけヤングラガーズ)を設立、青少年にラグビーの指導を開始、現在までの44年間の永きにわたりラグビーフットボールの普及育成活動にご尽力され、現在でも みやけヤングラガーズ会長であると同時に、現役の指導者として活動。その間、1,000人を超える多くのラガーマンを世界中に輩出され、ラグビープレーヤー、ラグビー指導者、レフリー等、多くのカテゴリーで教え子の方々が活躍され日本のラグビー競技の底辺を作ってこられた、永年のラグビーの普及育成活動の功績に対するもの。


後列左より:岩渕日本協会専務理事・久木元九州協会会長・土田日本協会会長・海老原関東協会会長・萩本関西協会会長

前列左より:新垣様代理 沖縄県協会理事長安村様・佐々木様代理 大分県協会理事長安藤様・古谷様・山本様・古田様・大石様代理 福岡県協会理事長伊藤様

 

以上