リポビタンDチャレンジ2008 クラシック・オールブラックス
JAPAN XV vs CAB戦 この対決を見たい!──3(最終)

有賀 剛 vs カルロス・スペンサー

バックラインの最後尾では“スピード”の有賀(サントリーサンゴリアス)が、“技巧師”スペンサーと対決する。
2006年からジャパン入りした有賀はあっという間に、定位置を獲得し、いまやキャップも12。175cm・85kgという体格ながら、外国人選手に決して引けを取らない、スピードとパワーを有する。かたや、スペンサーは、オールブラックスの選考で、マーティンズやトニー・ブラウンと競いながらも2003年W杯で、晴れてニュージーランドNo.1のスタンドオフに。35テストで291点(14トライ)を獲得するポイント・ゲッターでもある。

クラシック・オールブラックスの来日は、今後当分予定されていないため、現在32歳のスペンサーの技を日本で生で見ることができるのはこれが最後になるかもしれません。若さとスピードの有賀か、経験と技のスペンサーか‥‥すべては31日の国立競技場で判明します。

JAPAN XV vs CAB戦 この対決を見たい!──2

相馬朋和 vs カール・ハイマン

いまや“日本一のプロップ”として、押しも押されぬ存在になった相馬(三洋電機ワイルドナイツ)が、“世界最強のプロップ”という呼び声高いカール・ハイマン(ニューカッスル)と、がっぷりスクラムを組み合う。相馬は183cm・122kgの30歳、一方のハイマンは193cm・120kgの28歳。身長ではハイマンが10cmも上回るが、体重ではほぼ互角だ。ハイマンは2006年にはIRBの最優秀選手としても表彰され、今のジャパンのフロントローの力を計るのにこれ以上の相手はいない。
「日本一」ワイルドナイツの野武士魂でも鍛えられた相馬が、JK魂でさらに磨きをかけ、「世界のハイマン」にスクラムで組み勝つことができるのか。フィールドで走り勝ち、密集でボールをより獲得できるかどうか‥‥その答えは、31日の国立競技場にて。

JAPAN XV vs CAB戦 この対決を見たい!──1

小野澤 vs ハウレット

変幻自在の“ザワ”と快速ハウレットの対決は、この日の見どころのひとつ。
小野澤(サントリーサンゴリアス)が30歳、180cm・86kgであるのに対し、ハウレットは29歳、185cm・89kgと、ともに1978年生まれで、年齢・体格ともほぼ互角。ともに、2007年フランス・ワールドカップに出場している点でも同じ。

だが、ウイングとしてはまったく対照的なタイプの2人だ。果たして小野澤のうなぎステップがハウレットにも通用するのか、はたまたハウレットがその超スピードで小野澤の前を走り切る光景が見られるのか‥‥すべては5月31日の国立競技場で明らかになります。